禁酒ダイエットの驚きの効果と飽きずに続けられる実践のコツ6つ

禁酒ダイエットの驚きの効果と飽きずに続けられる実践のコツ6つ

お酒はストレス発散などの効果もあることから、毎日の飲酒が習慣になっているもいらっしゃるのではないでしょうか。

ただお酒は想像以上に太りやすい体を作るうえに、様々な健康被害をもたらすため、大量に飲むのはご法度!

そこで今回は、禁酒をすることで起きる体の良い変化にはどのようなものがあるのか、さらに禁酒ダイエットは本当に痩せられる方法なのかをお伝えします。


禁酒ダイエットの驚きの効果と飽きずに続けられる実践のコツ6つ


1 お酒は太る?その原因とは?


アルコールを毎日のように飲むことが習慣になっている人は、下腹が出ていたり、二の腕の肉のたるみ、またむくみなどに悩まされている方が少なくありません。

これはアルコール自体にカロリーが多く含まれることも原因の一つですが、そのほかにも様々な要因があります。

飲酒が肥満につながる理由

アルコールは全般的にカロリーが高い

生ビールの中ジョッキや日本酒は1杯約200kcal。焼酎だとコップ1杯で250kcalあります。梅酒やカクテルなどもグラス1杯で150kcal前後ありますので、飲めば飲むだけカロリーを摂取することになります。

濃い味のおつまみを摂取してしまう

アルコールが体内に入り、分解される際に亜鉛が使われ、一時的な亜鉛不足になります。そのため味覚が鈍り、味付けが濃いおつまみを多く食べてしまいます。その結果、アルコール以上のカロリーを摂取してしまいます。

脳の感覚が麻痺する

アルコールを大量に摂取すると、脳が麻痺して冷静な判断が下せなくなります。食べ過ぎてはいけないと思っていても、空腹を抑えられなくなります。また糖分の分解が十分におこなわれないことから、脳が糖分を必要とするため、デザートを追加するなど、能の抑制のコントロールが効かなくなります。


2 アルコールが太りやすい体に!禁酒ダイエットの必要性


アルコールの摂取が習慣になっている方の場合、長期間の飲酒が体に大きな影響を及ぼしている可能性があります。

アルコールの摂取が体に及ぼす影響

悪性コレステロールが増える原因をもたらす

肝臓は私たちの体に必要な、糖質や脂質を分解する働きをしていますが、摂取したカロリーが多くなりすぎると、あまったエネルギーを中性脂肪にします。この中性脂肪を運ぶ役割を担うのが、血液中に溶け込めるたんぱく質であるVLDL、超定比重リポタンパクです。しかも、このVLDLは血液中で分解されて悪性コレステロールに変化してしまいます。

肝臓へのダメージ

肝臓はアルコールの分解を担っています。通常、肝臓では糖質や脂質を分解する働きが優先されていますが、アルコールが吸収されるとその分解を優先してしまいます。しかもアルコールを分解されたときに発生するアセトアルデヒドは、肝臓の細胞に含まれているミトコンドリアを壊します。このミトコンドリアは、脂肪を分解する際に必要な物質であるため、脂肪を分解する機能が低下してしまいます。

胃や腸への影響

アルコールを摂取すると、胃や腸にいる腸内細菌を破壊します。体に悪影響を及ぼす悪玉菌だけでなく、腸内環境を整える善玉菌も破壊してしまうため、免疫が落ち、便秘や下痢といった症状が起きやすくなります。

体が常に栄養不足に陥る

アルコールは、ビタミンやミネラルの吸収を妨げるため、食事をしてもその栄養素が十分に吸収されません。そのため常に体が栄養不足に陥り、肌や髪を生成、修復するための新陳代謝機能が低下してしまいます。

アルコールの過剰摂取は、体への影響だけでなく精神面にも大きなダメージを与えてしまいます。

アルコール中毒やうつ病の原因になるだけでなく、飲み過ぎから脳のコントロールが効かず、酔っている間に周りに迷惑をかけるなど、失態を犯してしまいかねません。

このような事態になる前に、禁酒ダイエットでお酒を断つことが必要なのです。


3 禁酒だけでダイエットできる?その実践法


禁酒することで、体にかかる負担が軽減するとはいえ、毎日飲み続けていたアルコールを突然やめるのは難しいもの!そのため禁酒ダイエットを継続するためにも、以下のような実践方法にチャレンジしてみましょう。

継続するための禁酒ダイエットの実践方法

毎日飲む習慣がある方は1日おきの禁酒から始める

いきなり禁酒すると、禁断症状が起きやすく、またつい習慣で飲んでしまいがちです。一月に数回飲酒する程度なら、すぐに禁酒しても大丈夫ですが、飲酒する日が多いなら少しずつその日を減らしていきましょう。

お酒の代わりに口を紛らわすものを用意する

お酒を飲まない代わりに、飲みたい気持ちになったら口に入れるものを用意しておきましょう。炭酸水を飲むのも一つの方法です。また口に入れるものは、高カロリーにならないよう、フルーツや寒天を使ったデザートなどを選びましょう。

飲みたくなったら体を動かす

家で飲むといった習慣があるなら、その時間を運動する時間にしてみましょう。体を動かさずに飲酒することが習慣だった方ほど、体を動かすとダイエット効果が得られます。

どうしても飲みたいときにはノンアルコール飲料を飲む

禁酒をはじめてすぐは、飲みたい気持ちが抑えられないこともあります。その場合はノンアルコール飲料を飲みましょう。ただしその回数もだんだん減らすことが必要です。

上記に加えて、アルコールは体に害であることを常に自分に言い聞かせることも重要です。

アルコールの摂取が当たり前になっている分、禁酒が続かない可能性もありますので、アルコールが体に及ぼす害について、常に思い出すことようにしましょう。


4 禁酒ダイエットでリバウンド?その理由とは


禁酒はできたものの、逆に太ってしまった!という悩みを持つ方も多くいます。

なぜ禁酒ダイエットで効果がなかったばかりか、リバウンドしてしまうのかその理由を詳しくお伝えします。

禁酒ダイエットでリバウンドしてしまう原因

お酒以外のものを食べ過ぎた

アルコールを飲まない口寂しさから、つい過食に走ってしまうことがあります。低カロリーのものでも、食べ過ぎれば変わりません。

禁酒に耐えられず飲んでしまった

飲酒の習慣がある方ほど、飲酒の習慣が身についているため、禁酒が難しくなります。「ちょっとぐらいなら…」といってアルコールを飲んでしまい、それまでの効果が白紙に戻ってしまいます。

またアルコールの代わりに飲んでいた炭酸水やジュースの飲み過ぎで、糖分の摂取が過多になってしまった場合も、ダイエットに失敗してしまいます。

禁酒ダイエットは短期間で結果がでませんので、禁酒する期間も無理をせず、時間をかけて飲酒の機会、そして量を減らしていくことが大切です。


5 禁酒ダイエットでノンアルコールビールはあり?なし?


突然禁酒するのは、精神的にも身体的にも難しい、といった場合、ノンアルコールを代わりに飲みながらダイエットする方法もあります。

しかしノンアルコールビールは、「アルコールを使わない」ことが一番の目的となっており、ビールの風味や味をなるべく再現しようとしている商品もあります。

ノンアルコールビールについての定義は、明確なものがないため、メーカーによって様々な原材料が使われています。

そのため添加物が多く含まれていたり、糖類が含まれていることもあるため、ノンアルコールビールという名目に油断していると、逆に太ってしまったり、健康に害が及ぶ可能性もあります。

もちろん禁酒ダイエットをおこなう際、ノンアルコールビールを利用することは問題ありません。

しかし「ノンアルコールビールだから、禁酒はできている」ことはありませんので、ノンアルコールビールの摂取も徐々に減らしていき、完全に禁酒することがダイエットにつながります。

ノンアルコールビールを飲むなら、普通のビールは飲むのをやめてそれだけにしましょう。

またビールの合間にノンアルコールビールを飲むのも、あまり効果はありません。

将来的には完全に禁酒することで、ダイエットの効果が得られることを忘れないようにしましょう。


6 お付き合いなどで飲む必要があるときの対策


禁酒しているとはいえ、全くアルコールを飲まないわけにはいかないときもあります。

お付き合いなどでアルコールを少量でも摂取する必要がある場合には、リバウンドしないためにも以下のことを心がけましょう。

アルコールを摂取する際に気をつけること

・おつまみにはたんぱく質を多く含む枝豆や豆腐を食べる
・飲みの締めには温かい味噌汁で空腹感を満たす
・飲酒をした次の日には、不足しがちなビタミンやミネラルを多く摂取できるよう食事に気をつける

禁酒が続いていても、一度飲むとまた飲酒の習慣が戻ってしまうという方が少なくありません。

飲んだとしてもすぐにアルコールをリセットできるよう、アルコールで失われがちな栄養をしっかり取るようにしましょう。


過剰なアルコールの摂取は、体に負担をかけるだけでなく、様々な病気の原因ともなります。

肝臓への負担はもちろん、動脈硬化や糖尿病など、アルコールの摂取は体への毒ともいえます。

しかしお付き合いや毎日の習慣になっている場合、すぐに禁酒が難しい場合もあります。

そのときには長い目でアルコールの摂取を減らし、お酒に頼ることのない生活ができるようになることが必要です。

アルコールの摂取は、良質な睡眠を妨げ、新陳代謝を低下させます。

ダイエットの効果はもちろん、健康のためにもアルコールに頼らない生活に改善していくことが大切です。

今回の内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

禁酒ダイエットの驚きの効果と飽きずに続けられる実践のコツ6つ

1 お酒は食欲を促進をさせる元凶
2 長期間の飲酒習慣は体にじわじわダメージをもたらす
3 いきなり禁酒が無理な場合は1日置きの我慢でOK
4 禁酒ダイエットでリバウンドするのはストレスによる食べ過ぎが原因
5 ノンアルコールドリンクは禁酒の救世主
6 アルコールを飲むと失われる栄養素は積極的に摂取すべき


今、あなたにオススメ

免責事項

copyright ライフスタイルNext