口の中が甘い時に考えられる6つの原因と病気の兆候

口の中が甘い時に考えられる6つの原因と病気の兆候

甘いものや飲み物を食べたり飲んだりしてなくても、なんとなく口の中が甘いという感覚がある、ということはないでしょうか?

また、同じものを食べていても、食べた後に何となく味の感じがいつもと違うなど、味覚の違和感を感じた経験はありませんか?

このような味覚の変化の裏側には、意外な病気が隠れている可能性もあるため、注意が必要です。

そこで今回は、口の中が甘いと感じる時に疑うべき病気の兆候についてご紹介します。


口の中が甘い時に考えられる6つの原因と病気の兆候


1 味覚異常は味蕾の機能不全が原因


口の中には味覚を感じる味蕾(みらい)という感覚器官があり、味蕾は舌の表面だけではなく、上顎や喉の奥にもあります。

味蕾にある味細胞が刺激され、甘味、酸味、苦味、塩味、辛味を識別、味覚神経を通って脳に情報が伝達されることにより、味を感じることができるのです。

味蕾に異常があると、味の識別ができないといった症状が出る味覚障害になってしまう可能性があります。

味蕾細胞の新陳代謝に不可欠な栄養素である亜鉛が不足すると、味覚障害のリスクが高まりますので、注意が必要です。

例えば、毎日の朝食を抜く、インスタント食品や食品添加物を多く含むものをよく食べるという方は、亜鉛不足になりやすい傾向にあります。

というのも、食品添加物には亜鉛の吸収を妨げる働きがあるからなのです。

亜鉛不足対策には、亜鉛の吸収を妨げる成分の入った食品をできるだけ摂らないようにするだけではなく、必要に応じて亜鉛の摂取量自体を増やすことも有効です。

そこで、亜鉛を多く含む食品をご紹介します。

亜鉛を多く含む食品

・牡蠣
・ごま
・湯葉
・高野豆腐
・干し椎茸
・煮干し
・貝類
・チーズ
・ナッツ類
・うなぎ

亜鉛が豊富に含まれる食品を、亜鉛の吸収をサポートしてくれる、クエン酸やビタミンCを含む食品と一緒に摂るのがおすすめです。

実は、牡蠣を食べるときにレモンをかけて食べるのは、酸味を加えてさらに美味しく食べられるだけではなく、亜鉛が吸収されやすくなるというメリットもあるのです!

亜鉛は食品から摂取するのが理想的ですが、食事のタイミングが仕事の関係で不規則になりがちの方は、毎日これらの食品を食事に取り入れるのは難しいという方も多いですよね。

そのような方は、食事からの摂取にこだわらず、亜鉛サプリメントから摂取するのもおすすめです。

亜鉛サプリメントはドラッグストアやネット通販などでも購入できますが、亜鉛の摂りすぎによって、急性亜鉛中毒のような重篤な副作用を起こす可能性もありますので、摂取量には注意が必要です。

亜鉛の1日の摂取上限は30mgですが、推奨量は成人女性で7mgですから、過剰摂取にならないようにサプリメントの表示をしっかり確認しておきましょう。


2 お酒の飲みすぎが原因で口の中が甘く感じることがある


過度の飲酒や日常的な飲酒の習慣が引き金となって、味覚障害を発症することもあります。

体内でアルコールが分解される際に亜鉛が使われるため、飲酒の習慣のある方は、慢性的な亜鉛不足の状態になりやすいのです。

亜鉛不足の方が強いストレスを感じたり、他の疾患にかかったりすると、味覚障害の発症リスクが高まります。

飲酒の際には亜鉛を含む食品をおつまみにするなど、普段より多めに亜鉛を摂取することを意識するようにしてくださいね。

口の中が甘い、だけではなく味の区別がつかないなど口内の違和感を感じた場合には、アルコールの摂取を控えたり、食習慣を見直したりなどの対策を取って様子をみます。

それでも味覚の異常が改善されない場合には、医療機関を受診しましょう。


3 ダイエットや妊娠中の亜鉛不足の味覚障害にも注意


女性の場合は妊娠中、そして無理な食事制限を伴うダイエットでの亜鉛不足にも注意が必要です。

亜鉛は胎児の成長に欠かせない成分のため、妊娠中・授乳中の亜鉛の1日の推奨摂取量は、成人女性の推奨量よりも3mg多い10mgとなっています。

妊娠中の味覚障害は妊娠初期に発症しやすく、16週目頃には症状が自然に治まることが殆どですから、何も食べられないような状態にならない限りは、あまり心配することはありません。

妊娠中は亜鉛不足の他、ホルモンバランスの乱れなど味覚障害の原因となりうる条件が揃っていますので、味覚障害を改善するためには亜鉛の積極的な摂取以外にも、ストレスの軽減やリラックスして過ごすなどの工夫が必要です。

さらに、過度な食事制限も亜鉛不足を引き起こす原因になります。

食事制限だけではなく積極的に体を動かし、亜鉛をはじめとするミネラルやビタミンが配合されたサプリメントを上手に活用して不足しがちな栄養素を補いながら、健康的にダイエットしましょう。



4 味覚異常は鼻づまりもの可能性もあり


味覚異常の原因の一つとして考えられるものに、鼻づまりがあります。

風邪で鼻水がたくさん出たり、鼻がつまっていたりすると食べ物の香りを感じることができず、何を食べても美味しいと感じられなくなってしまうこともあるのです。

そこで、食事を美味しく食べて風邪を早く完治させたい、鼻づまりによる不快感を緩和したい方にせひ試していただきたい、鼻づまりを解消する方法をご紹介します。

即効性あり!鼻づまり解消法

蒸しタオルで鼻を温める

鼻が温まり血行が促進、鼻づまりが解消されます。

つまっている鼻とは反対側の脇の下にペットボトルを挟む

交換神経が刺激され、血行が促進します。

息を吐き切った後に指で鼻をつまみ、頭を上下に振る

一時的に酸素不足になるため、気道が広がり鼻の通りが良くなります。

特別な道具は不要、身近にあるものでできる方法ばかりですから、ぜひ試してみてくださいね。

風邪が治れば鼻水や鼻づまりが解消され、自然と味覚障害は改善されますが、いつまでも味覚障害や頭痛などの症状が続くよう場合には、別の病気が原因の可能性もありますので、耳鼻咽喉科などの専門医を受診しましょう。

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一発解消!鼻づまりが原因の頭痛を撃退する8つの方法


5 口の中が甘い症状は糖尿病も大きな原因


糖尿病になると、高血糖状態が長く続き、神経や血管にダメージが蓄積されます。

そして糖尿病になると下記のような身体の症状が現れます。

糖尿病の主な症状

・味覚障害
・口や喉が渇いてしまう
・手足がしびれる感覚がある
・倦怠感がある
・体重減少
・尿量の増加

糖尿病で腎臓の機能が低下すると、亜鉛の吸収率が低下し、そして神経にも障害が起こると、味覚が鈍くなり口の中が甘いと感じることがあるのです。

しかし、糖尿病による味覚異常の症状の多くは、味がしない、口の中が苦い、渋みを感じるといったケースが殆どですから、口の中が甘いという症状がなくても、味覚異常の症状が出ている可能性があります。

味覚異常の他に、喉の渇きやしびれなどが続くという方は、一度内科で精密検査をうけることをおすすめします。


6 心因的なことが原因で口の中が甘く感じることもある


亜鉛不足や風邪などが原因で起こる一時的な味覚障害は、症状が軽い場合ならばセルフケアでの改善も可能です。

しかし、口の中が甘く感じる状態が続く場合には、耳鼻咽喉科、そして口腔外科を受診してみましょう。

それらの診療科で行われる検査で異常が見つからなかった場合には、心因性の味覚障害の可能性もあります。

心身に強いストレスが加わると唾液の分泌量が減少し、口内が乾燥しやすくなるため、細菌が繁殖しやすい状態になります。

細菌の繁殖で舌苔が厚くなるど、味蕾の働きが鈍くなってしまい、味覚障害を引き起こすこともあるのです。

味覚障害の原因として精神的な問題、過度のストレスなどが疑われる場合には、心療内科で相談をすることも検討してみましょう。


何も食べていないのに、何となく口の中が甘いなと感じることは、実はよくあることで、その裏側にはご紹介したような、一時的な亜鉛不足や鼻づまりによる味覚障害があります。

過度の飲酒やストレス、無理なダイエットなどが一因となって味覚障害を発症することもありますから、食生活や生活習慣の乱れには十分注意し、気になることがあれば改善していく必要があります。

ただ、糖尿病などの深刻な病気の前触れという場合もありますので、味覚異常の症状が長期間続く時や、次第に症状が悪化し、生活に支障が出るようであれば、放置せずに病院を受診してくださいね。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

口の中が甘い時に考えられる6つの原因と病気の兆候

1 味覚異常は味蕾の機能不全が原因
2 お酒の飲みすぎが原因で口の中が甘く感じることがある
3 ダイエットや妊娠中の亜鉛不足の味覚障害にも注意
4 味覚異常は鼻づまりもの可能性もあり
5 口の中が甘い症状は糖尿病も大きな原因
6 心因的なことが原因で口の中が甘く感じることもある


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