亜鉛不足で起こる弊害が何かと聞かれて、思いつくものってありますか?
ビタミンやタンパク質が不足すると、肌トラブルなど具体的な弊害をイメージできるかもしれませんが、亜鉛不足の弊害というと貧血くらいしか思いつかないという方もいらっしゃるかもしれませんよね。
実は亜鉛が不足してしまうと、貧血などの体の不調に加えて、味覚障害や記憶力低下など放置できないトラブルが起こる可能性があるのです。
そこで今回は、亜鉛不足で起こる体の弊害、そして亜鉛不足を解消する具体的な方法を併せてご紹介します。
超ヤバい亜鉛不足が原因で起こる7つの体の不調と解決法
1 亜鉛不足で起こる味覚障害
普段通りの日常生活を送っていて、食事のときに「あれ?なんだか味がしないな、、、、」と違和感を覚えたことがありますか?
もしかしたらそれは、味覚障害の前兆なのかもしれません!
味覚障害というのは、簡単に言えば旨い・まずい等の味を感じない病気で、味覚障害の原因の半数近くが亜鉛不足が原因とされているのです。
味を感じられないとなると、食事は空腹を満たすためのただの行動になり、ストレス障害に発展することもあります。
2 亜鉛不足起こる貧血
「なんだか体が重い」「睡眠は取っているはずなのにだるい」このように感じる原因の一つが亜鉛不足によって引き起こされる亜鉛欠乏性貧血です。
亜鉛欠乏性貧血を解消するには、亜鉛と鉄分と合わせて摂取する必要があります。
3 亜鉛不足で起こる記憶力低下
「さっきやろうとしていたことって、、、なんだっけ?」このようなちょっとした物忘れって経験がありませんか?
軽微な物忘れであれば問題はないのですが、日に何度も起こるようであれば記憶力低下が進んでいる可能性があります。
記憶力低下と亜鉛不足、、、一見無関係のように思えるかもしれませんが、実際に亜鉛不足になると脳機能の低下が起こるようになり、物忘れ、記憶力低下、さらにうつ病発症にも繋がることもあるのです。
4 亜鉛不足で起こる肌荒れ
皮膚は古くなると剥がれ落ち、新しい皮膚が作られることはご存知ですよね。
亜鉛は皮膚の細胞分裂を活性化させ、健全な肌を維持するためのターンオーバーに欠かせない役割を担っています。
亜鉛不足が起こると、肌のターンオーバーが正常に働かず、古い皮膚が肌表面に留まることになるため、炎症やニキビ、シミなどの肌荒れの原因を作ることになるのです。
5 亜鉛不足で起こる髪のトラブル
女性にとって髪は命そのもの!髪が抜ける量が増えるたびに心が滅入ってしまいますよね。
そんな抜け毛の原因の一つが亜鉛不足なのです。
髪を作るために必要な栄養素は、タンパク質、ビタミンと亜鉛の3つで、どれが1つでも欠けてしまうと髪の生成に支障が出てしまいます。
6 不妊症の原因の一つである亜鉛不足
不妊は女性、男性の双方に何らかの原因があり、複数の要因が絡み合っているのですが、亜鉛が不足すると女性の受精卵生成に支障が出ることがわかっています。
亜鉛不足を解消して、不妊症解決をするためには、亜鉛に加えて以下の栄養成分を摂取すると良いとされています。
7 摂取量に気をつけて亜鉛不足を補う方法
亜鉛不足で起こる弊害に心当たりがある方は、早く亜鉛を摂取したいと思われるかもしれませんが、注意していただきたいのが亜鉛の摂取量です。
亜鉛に推奨摂取量があるということは、一定量以上の亜鉛を摂取すると急性亜鉛中毒という症状を引き起こすからなのです!
急性亜鉛中毒になると、吐き気や頭痛・めまい、胃痛や腹痛などの症状が現れるようになります。
普段の食事で亜鉛不足を補う場合には、急性亜鉛中毒にならない
亜鉛といえば生牡蠣というイメージがありますが、大き目の生牡蠣5個が100gに相当するため、女性であれば生牡蠣4個、男性であれば生牡蠣5個が1日当たりの摂取目安になります。
ただ、毎日の食事で必要な亜鉛を摂るのは難しいものです。
そのようなときには、亜鉛サプリメントを活用して亜鉛不足を補うのもOKです。
自分に合った方法で亜鉛不足を解消しましょう。
さて、『超ヤバい亜鉛不足が原因で起こる7つの体の不調と解決法』はいかがでしたか?
今回紹介した病気や症状は、亜鉛不足のせいとは限らず、加齢や体質、生活習慣の乱れによって引き起こされるものもあります。
大切なことは亜鉛を含むバランの良い食事を心がけることですので、まずはご自分の食生活を一度見直してみましょう。
そのうえで亜鉛が不足しているようであれば、サプリメント服用などできることから始めてみてはいかがでしょうか。
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