by Daniele Zedda
夕方ぐらいになると、履いていた靴がきつくなる、くつ下の跡が残る、足がとにかく重くてだるいといった、足のむくみに悩まされている方はとても多いですよね。
その足のむくみについて、たいていの場合が一過性のもので、足を高く上げたり、マッサージをすることで症状を和らげることができ、特に心配をする必要はないのですが、一方で、病的なむくみもあることを頭に入れておかなければなりません!
そこで今回は、足のむくみの原因となる病気の兆候と対処法についてご紹介します。
足のむくみの原因に潜む怖い病気の兆候と対処法6つ
1 下肢静脈瘤が原因かも?足の血流を上げる方法
下肢静脈瘤とは、足の静脈の弁が何らかの原因で壊れてしまい、本来なら心臓へ戻るべき血液が足の静脈に留まってしまう、女性に圧倒的に多い病気です。
主な症状は、慢性的な足のむくみ、足がつりやすい他、以下の通りです。
足のむくみの原因となる下肢静脈瘤の症状は、夕方になると足のむくみが出ることがあります。
足のむくみが気になる方は、一度自分の足に上記のような症状がないかどうか確認してみましょう。
下肢静脈瘤は良性の病気で、命に関わることがないといえ、自然治癒はしません。
また、足の血管が目立つようになるため、見た目が気になって、足を隠す服装を余儀なくされたり、足が重くだるいという点で、生活の質が下がってしまいます。
そこで、下肢静脈瘤の対処法として、足の血行を促進する方法をご紹介します。
さらに弾性ストッキングを穿く、あるいは塩分を摂りすぎないことも足の血行促進には大切です。
足のむくみの原因が下肢静脈瘤だとすると、最初は気にならない程度かもしれませんが酷くなると足を出した服装が出来なくなるほど見た目が変わってきますので、早めにお医者さんに相談しましょうね。
下肢静脈瘤が原因で、足のむくみとなることを覚えておきましょう。
2 甲状腺機能低下が原因かも?注意すべき食生活のポイント
足のむくみの原因として女性に多いのが、甲状腺機能低下症です。
甲状腺機能低下症は、女性がなりやすい病気と言われていますが足のむくみの原因になるのはなぜでしょうか?
甲状腺機能低下症とは一過性のものと違い、同じ姿勢で長時間いることや時間帯に関係なく、むくんでいるのが特徴で、その部分を指で押すと凹んで元に戻ります。
足のむくみ以外に見られる兆候は、次のようなものがあります。
自然治癒はしませんので、足のむくみの他に上記の兆候が見られたら、医療機関で甲状腺の血液検査を受けるようにしましょう。
3 リンパ浮腫が原因かも?リンパ浮腫の対策方法
リンパ管は、足だけでなく体の中に張り巡らされている血管と同じような働きをします。
リンパ管の中にはリンパ液が流れていて、タンパク質や水分が含まれる液がリンパ節で綺麗に浄化され心臓に戻ります。
この働きが何らかの原因で上手く働かなくなると、足のむくみの原因になります。
足のむくみに気が付きながらも、放っておくと症状が悪化し、むくみだけでなく皮膚が固くなる症状が出てきます。
リンパ浮腫は放っておいて治る病気ではありませんので、足のむくみが原因であればマッサージや体を温める、弾性のストッキングを穿くなど生活の中に取り入れやすい対処法がありますので実践してみてくださいね!
4 肝機能低下が原因かも?肝臓を元気にする方法
肝臓は、内臓の中で最もよく働くタフな臓器。解毒、アルコールの分解、新陳代謝の促進他、血中にあるアルブミンというタンパク質の生成にも関わっています。
アルブミンには水をひきつける性質があり、血中の水分を正常に保つわけですが、肝機能が低下していると、アルブミンの生成が減るため、水分が細胞外に出ていき、むくみを起す原因になるのです。
そこで、肝臓の異常による足のむくみ以外に見られる症状をご紹介します。
足のむくみ以外にも見た目でわかる症状がありますので、気になる症状があれば、早めに肝機能の検査を受けるようにしましょう。
肝臓を元気にするために出来る対処法は、まずは食生活!日頃から積極的に摂りたい食品や気をつけたいポイントをご紹介します。
まずは肝臓を元気にして、足や体のむくみの原因を取り除きましょうね。
単なる足のむくみでも、実は怖い病気が潜んでいるかもしれない事を覚えておきましょう。
5 心不全が原因かも?心臓への負担を減らす方法
足のむくみの原因に潜む怖い病気に、心不全も挙げられます。
心不全は、心臓から血液を送り出すポンプの力が弱まり、全身に十分な酸素や栄養素を送れなくなった状態の事を言います。
兆候として、足のむくみを初め、動悸、息切れ、呼吸困難、体重増などが挙げられます。
心不全の原因は、心臓そのものの機能に異常があることや、貧血や、高血圧、ウイルス感染などが考えられます。
気になる事があれば、速やかに循環器内科を受診するようにしてくださいね。
また日常生活において、気をつける事は次の通りです。
心不全は足のむくみが原因だけでなく色々な体の不調によって引き起こされます。
心不全というと年配の方がなるイメージですが、若いからといって油断は禁物です!
足のむくみ等のちょっとした兆候を見逃さないようにしましょう。
6 腎臓機能の低下が原因かも?身体に優しい食事方法
腎臓の主な働きは、体内の水分とナトリウムの調整、血液の酸性とアルカリ性の調整、そしてよく知られているのは、血中の老廃物を濾過して尿を作ることですが、その腎臓に異常があると、足のむくみだけでなく、様々な兆候が見られるようになります。
足のむくみ以外にちょっとした異変に気づいたら、まずは医療機関を受診しましょう。
また日頃から腎臓の健康のために、食生活において気をつけるべき事は次の通りです。
塩分を多く摂取すると、足のむくみだけでなく腎臓に悪い影響を与える原因となりますので、塩分は過剰に摂取しないように気を付けましょう。
普段から濃いめの味付けに慣れている方にとって、減塩は何とも味に物足りなさを感じるものですが、スパイスやレモン、薬味等を上手に活用すると良いですよ!
さて、『足のむくみの原因に潜む怖い病気の兆候と対処法6つ』はいかがでしたか?
一口に足のむくみと言っても原因は様々!夕方に足がむくみ、指で押してみて、跡が残り、翌朝まで持ち越さないようでしたら、あまり心配しなくてよいでしょう。ただ放っておくと、足が太くなりますので、ケアは念入りにしましょう!
一方で、1日中足のむくみがあり、少しでも体調に変化が感じられたら、何かしらの病気が隠れているかもしれませんので、迷わず病院を受診してくださいね。
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