リモネンとは?柑橘類に含まれる5つのリモネンの効用効果

リモネンとは?柑橘類に含まれる5つのリモネンの効用効果      

リモネンはフェイトケミカルと呼ばれる植物由来の化学物質の一つであり、例えば、口の中をスッキリさせるレモンなどの柑橘系のガム、台所の洗剤、入浴剤など、私たちの生活の中に意外と身近なものなのです。

そんなリモネンには、抗酸化作用や免疫力アップなど、健康や美容に欠かせない効果があるため、ぜひ積極的に体に摂り入れたいですよね。

そこで今回は、レモンの名前に由来にもなっている柑橘系の皮に多く含まれるリモネンの効用効果と注意点、そしてリモネンを体に摂り入れるための柑橘類の皮を使ったレシピをご紹介します!                          


リモネンとは?柑橘類に含まれる5つのリモネンの効用効果


1 体が喜ぶ!リモネンのもたらす7つの効果


そもそも植物には、抗酸化作用や免疫力をあげるための手助けをしてくれる力があります。

野菜に始まり、果物、豆類、イモ類、海藻、お茶やハーブなどにも含まれています。

そしてこの植物性食品から発見された化学物質をファイトケミカルと呼び、その中でも身近な柑橘系のファイトケミカルがリモネンなのです。

そこでリモネンの効果効用をご紹介します。

リモネンが体にもたらす7つの効果と効能

  • 眠気覚ましになり頭をスッキリさせる
  • 不安やストレス対策
  • 体内代謝を高めダイエット効果アップ
  • 免疫力の向上
  • 育毛促進と抜け毛予防
  • 健胃作用からくる食欲増加
  • 安眠作用や鎮静作用

2 体にやさしいリモネンが使われているものとは


リモネンの多くは柑橘類の皮に含まれているため、まず香りでの摂取が手軽ですが、医薬品や洗剤など体に負担とならない分野でも使われています。。

リモネンが使われているもの

ドリンクや菓子類などの加工品

リモネンは香りの良さが何よりの特徴なので、ガムや清涼飲料水に使用されています。
見分け方は製品ごとに記載されている成分表示に、香料(=リモネン)があるかどうかです。

医薬品

医薬品というと大げさな気もしますが要は化粧品です。
ボディークリームはもちろんのこと、化粧水やハンドクリーム、リップクリームなどにも含まれていることがあります。

その他にも石鹸や洗剤、柑橘系のアロマオイルなど、リモネンが使われているものは身近に溢れています。


3 リモネンを余すことなく摂取できる厳選レシピ


スーパーに行けば、今や柑橘類はオールシーズン店頭に並んでいるので、手に入れることは簡単ですよね。

そこで実際に、食べ物を使ってリモネンを摂り入れていきましょう!

その際の注意点は、皮にリモネンが多く含まれていること!効率よく皮を摂取するには、皮を食べることが手っ取り早いのです。

ただ、皮そのものを食べるのはちょっと大変なので、おいしく皮が食べられるレシピをご紹介します。

リモネンを余すことなく摂取できる!ゆずの甘露煮レシピ

材料

  • 柚子:適量
  • 砂糖:柚子の30%程度の量

作り方

①柚子を縦半分にしたら火が通るくらいまで茹で、ザルにあげます。
②そのまま水に一晩漬けて、苦みを取る。
②一晩漬けた柚子を、一時間程度ザルにあげて水切りする。
④中の種などを取り除く
⑤砂糖と柚子を鍋に入れて煮込む
※このとき絶対に柚子を一番下にするということを覚えておきましょう。
⑥時々かき混ぜながら底が焦げないように混ぜ、水分がなくなれば完成!

甘露煮はゆずではなく、オレンジの皮などでも作れますが、折角リモネンを摂取したいのに、体に良くない物まで取り込んでいたら大変ですので、無農薬の物を選んで作るようにしましょう。


4 掃除に使える?リモネンの意外な活用法


リモネンは、界面活性剤という石鹸と同じ性質を持っており、洗剤に使われているのはもちろんのこと、日々の掃除にも使える意外な優れものなのです!

そこでリモネンを使ったお掃除テクニックをご紹介します!

リモネンを使ったしつこい汚れ撃退法

油性ペンの落書き跡に

お子さんをお持ちのご家庭の悩みとして、落書きがあるのではないですか?
鉛筆や水彩系の汚れならまだしも、油性となると諦めてしまう人も多いはずです。
そこで活躍するのがリモネン!ミカンなどの小さな皮など、汚れた部分に擦りつけると簡単に汚れを落としてくれます。

魚グリルの汚れがビックリ

生臭い魚焼きグリルのお掃除には、水を入れた後オレンジの皮を浮かべておくと、消臭の面でも役立ちます。
1個分をちぎって浮かべると、リモネンが溶け出して嫌なヌルヌルを抑えてくれます。
生臭さも取ってしまうので、まさに一石二鳥です。

鏡に窓もきれいにしたい

手垢や油汚れが気になる鏡には、リモネンを多く含む柑橘類の皮を煮出しましょう。
シュッと吹きかけて吹くだけでピカピカになります。

鏡と同じく窓もきれいにできますし、濃度を調整すれば畳の表面の汚れを拭くのにも使うことができます。

食べることや匂いを嗅ぐだけで体に効果をもたらすリモネンが、家の掃除にも使えるのはまさに驚き!ぜひ柑橘類が残っていたら掃除に使って、家中ピカピカにしていきましょう。


5 リモネンを使用するときに気を付けたいこと


 
リモネンは、美容や健康維持に欠かせない抗酸化作用、そして掃除にも使えたりなどの良い面がある一方で、使用する際には注意すべき点もあります。
                                  

気を付けたいリモネン使用の3つの注意点

日光や紫外線

柑橘系のオイルには、日光や紫外線が当たるとシミやかゆみを引き起こすことがあります。
さらに発火、火傷、色素沈着の恐れがあるので注意が必要です。
※必ず成分表に使用方法が書かれているので、確認してから使えば問題ありません。

刺激による炎症

リモネンは非常に酸化しやすく、酸化すると皮膚を刺激して炎症を引き起こすことがあります。
特に肌の弱い方、乳幼児に対しては、使用の際に特に注意するようにしましょう。

ゴム成分との併用

柑橘類の皮を剥いたことがある方であれば、手が油っぽくなるといったこと経験がなかったでしょうか?
この油っぽくなる成分の正体が、実はリモネンなのです!
リモネンは油の一種であることから、火の近くでの使用は厳禁!特にゴム製品を劣化または溶かす作用があるので注意しましょう。
※さらに発泡スチロールも溶かす作用もあるため、同様に注意しましょう。

リモネンが皮膚に触れることによる血行促進や抗菌、抗ウィルス作用もあり、この効果を狙ってボディークリーム、ハンドクリーム、化粧水などが製品化されています。

そのためリモネンを特別に怖がる必要はなく、使い方や体質などに注意すれば、体に良い影響をもたらしてくれます。

ぜひ使用方法を確認してからリモネンを試してみてくださいね!


さて、『リモネンとは?柑橘類に含まれる5つのリモネンの効用効果』はいかがでしたか?

抗酸化作用から掃除まで、1つで多くの仕事をしてくれるリモネンすごい効用効果を、ご理解いただけけたのではないでしょうか?

リモネンは特別な食べ物ではなく、ありふれた柑橘類の皮から得ることができるうえに、手軽に使うことができる点が良いですね。

柑橘類の果物からリモネン取るときは用途を確認すること、そして化粧品やオイルから場合には成分表示、さらにサプリや食べるときには他の添加物まで気を配ると安心することができます。

身近にあっても気づきにくいリモネンを、意識して使っていくことが健康への第一歩となるので、ぜひ日常生活に取り入れるようにしましょう。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

リモネンとは?柑橘類に含まれる5つのリモネンの効用効果

1 体が喜ぶ!リモネンのもたらす7つの効果
2 体にやさしいリモネンが使われているものとは?
3 リモネンを余すことなく摂取できる厳選レシピ
4 掃除に使える?リモネンの意外な活用法
5 リモネンを使用するときに気を付けたいこと


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