突然発症することも!猫アレルギーの気になる5つの症状と対処法

突然発症することも!猫アレルギーの気になる5つの症状と対処法

猫を飼っているお宅へお邪魔すると、決まって目が痒くなったり、くしゃみなどのアレルギー反応が出ることってないでしょうか。

愛猫家の中にも、ある日を境にアレルギー症状が出てしまう場合、もしかすると猫アレルギーの可能性があります。

猫アレルギーは厄介なことに他のアレルギー症状と似ているため、気がつかないうちに発症していることもあるため、思い当たる症状がある場合は注意が必要です。

そこで今回は、猫アレルギーについてその起きる原因や症状、なってしまったときの対処方や、猫アレルギーでも猫と暮らしていくことができるのかどうか等をお伝えします。


突然発症することも!猫アレルギーの気になる5つの症状と対処法


1 猫アレルギーの症状


猫アレルギーとは、体に入ってきた猫の毛やフケなど、異物に対して体が過剰に反応して、体を守るための免疫反応によって起こる症状のことを言います。

アレルギーの疾患には、大きく分けて4つの型がありますが、猫アレルギーは即時型と言われるアレルギーで、同じ分類のアレルギーには次のようなものがあります。

すぐ反応が出る即時型アレルギー

・気管支喘息
・アレルギーによる鼻炎、花粉症
・蕁麻疹
・アトピーによる皮膚炎

しかしこれらの症状は、風邪に似ていることもあり即時の判断はできません。

つまり猫アレルギーの症状も、鼻や目、皮膚に症状が出るため、他のアレルギーと区別がつきにくいのです。

猫アレルギーかどうかは、まず普段の生活を振り返って考えてみることが必要です。

こんな時に反応が出れば猫アレルギーかも?

・猫のいる場所、猫が出入りしている場所に入るとくしゃみなどの症状が出る
・猫に近づく、触る、抱き上げた時にくしゃみや鼻水、目に症状が出る
・猫になめられた部分、触った手に湿疹や腫れの症状が出る
・猫の近くにいると呼吸が苦しくなる、喘息の症状が出る

猫アレルギーに限らず、アレルギーはその原因となるアレルゲンを特定することで治療法が変わってきます。

「どんなときに症状が出るか」を特定してから、血液検査であるRAST検査を受けましょう。

検査は、皮膚科や内科、耳鼻科、またアレルギー専門外来などで受けることができ、猫や犬、スギやヒノキ、ハウスダストなど様々なアレルギーの検査ができます。

13種類の検査までは保険の適用内で、検査料金は平均4,000円程度となっています。

このほか39種類のアレルギー検査を行うことのできるViewアレルギー39という検査もありますが、新しい検査方法なので事前に病院に確認が必要です。


2 実はこんなにある!猫アレルギーの原因


猫に近づくと症状が出る場合、多くは猫の毛が原因と考えられます。

しかし猫アレルギーの原因となるアレルゲンには、様々なものがあります。

まず、アレルギーが起きる過程について、詳しくご紹介します。

体内に空気中のアレルゲンが入ると、それを排除しようとして、ヒスタミンという化学伝達物質が作られ、鼻水を出したり、くしゃみをさせるといった免疫作用が起こります。

ヒスタミンは誰の体でも作られる物質なのですが、免疫の機能がうまく働かないアレルギー疾患を持っている人の体の中で大量に分泌されることで、過敏反応が起こります。

アレルギー疾患があると、本来は無害な物質であっても、間違って有害と見なしてしまうために、アレルギーが起きるのです。

このアレルゲンには、大きく分けて、「吸入性アレルゲン」「食品性アレルゲン」「薬物性アレルゲン」があり、猫アレルギーはこのうちの「吸入性アレルゲン」が原因で起こります。

猫アレルギーを起こすアレルゲン

・毛
・フケ
・皮脂
・唾液

猫のアレルゲンは花粉やほこりよりも小さく、大きさはそれらの10分の1程度しかありません。

そのため空気中に飛散していて、猫を飼っていない家や猫がいない場所でもアレルゲンが見つかることもあります。

アレルゲンの一つである、セクレトグロビンは、Feld1とも呼ばれる糖タンパク質で、猫の顔にある皮脂を分泌する脂腺、肛門腺や唾液腺から分泌され、猫をなでたりすることでアレルゲンが手に付着します。

唾液に含まれるリポカリンと呼ばれるタンパク質は、猫がグルーミングした際、毛に付着し、それを吸い込むことで体内に入り、アレルギー反応が起きます。

また雌よりも雄猫の方が、Feld1のアレルゲンを多く持っており、去勢することでアレルゲンを減らすことができます。


3 猫アレルギーになったら治らない?


猫アレルギーは一度なってしまうと、それを治すことは今のところ不可能です。

そのため猫アレルギーになってしまった場合は、症状を悪化させないように対処するか、アレルゲンを持つ猫と離れて暮らすといった対処が必要となります。

もしくは病院で、抗ヒスタミン薬を処方してもらい、症状と付き合っていくといった方法もあります。

皮膚に出るかゆみや湿疹、ただれといった症状は、皮膚治療によって改善することがあり、他のアレルギー症状よりは完治する可能性があります。

ただし症状が改善しない、むしろ悪化するといった場合は、自分から猫に近づかないといった対処を心がけるようにしましょう。


4 猫アレルギーになったら猫とどう生活すればいい?


猫を飼っているのに猫アレルギーになってしまった、そういった場合は猫とどう暮らせばいいのか悩みますよね。

しかしペットとして飼い始めた以上、アレルギーが出るようになったからといって、猫を処分したり捨てることは許されることではありません。

アレルゲンを減らす努力をすることで、アレルギー症状を軽減するようにしましょう。

猫アレルギーの症状を軽減するためにできる8つのこと

・部屋の掃除をこまめにする
・カーテンを定期的に洗う
・壁を拭く
・カーペットをやめる
・抱っこなど猫に顔を近づけることをやめる
・こまめに猫を洗う
・ブラッシングを行う
・空気清浄機を設置する

床のカーペットやマットを外し、こまめに拭き掃除をすることでアレルゲンはかなり取り除けます。

ハウスダストや花粉症にも有効な手段ですので、まめに行うようにしましょう。


5 猫アレルギーでも猫を飼いたい!どうすればいい?


猫アレルギーを持っているけど、猫を飼いたいと考える方のために、猫アレルギーでも猫を飼う方法についてご紹介します。

猫にはどの種類、どの品種であっても猫アレルギーはあるため、猫を飼う限りはアレルギーの症状が出ることは覚悟する必要があります。

しかし雄よりは雌の方がアレルゲンは少なく、また雄でも去勢手術でアレルゲンを減らすことが可能です。

さらにアレルゲンの少ない猫もいますので、飼うとしたらその猫種を選ぶといった方法もあります。

アレルゲンの少ない猫

サイベリアン

長い毛を持っていますが、アレルゲンは少ない猫で、メインクーンほどの大きさに育ちます。

バリニーズ

シャムに近い姿の猫で、抜け毛が少なくアレルゲンも少ない猫です。

ベンガル

ヒョウのような柄が特徴の猫。他の猫よりも高額。

コーニッシュレックス

イギリス産の猫で、縮れた毛並みをしています。

ただ、これらの猫で全くアレルギーが出ないというわけではありませんので、飼う際には先にご紹介した対策も合わせて取ることが大切です。


猫アレルギーはそれまで症状がなかった方、また猫を飼っている方でも突然発症することがあります。

原因としては猫のアレルゲンだけではなく、体調の変化や体質の変化、また抵抗力が落ちているときなどにかかる可能性もある疾患です。

一度かかってしまうと完治させることはほぼできないとされていますが、部屋の掃除や猫の毛のケアなどをまめにすることによって、症状を抑えることは十分に可能ですので、紹介した対策法をしっかりと行い、猫アレルギー対策をしていきましょう。

今回ご紹介した猫アレルギーに関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

突然発症することも!猫アレルギーの気になる5つの症状と対処法

1 猫アレルギーの症状は他のアレルギー症状と似ている
2 毛・フケ・皮脂・唾液が猫アレルギーの原因
3 猫アレルギーに効く特効薬はない
4 アレルゲンの原因を取り除くことで猫と共存は可能
5 どうしても猫を飼いたいときにはアレルゲンの少ない猫を飼う


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