「最近どうも疲れやすい」「体調がすぐれない」そんなときにリンパマッサージを受けると気持ちいいですよね。
ツボやリンパマッサージは体に悪い影響を与えないので良いことなのですが!!首や耳まわりのリンパが腫れていると指摘されたときには要注意です!
リンパの腫れはウイルスや細菌の体内侵入が原因!そこにさまざまな病気が隠れているかもしれないからです。特に痛みがなく、リンパが腫れている場合は要注意です!!
そこで今回は病院へ行く前に、まずはチェックしておきたいリンパの腫れの原因と対処法をご紹介します。
病院へ行く前にチェックしたいリンパの腫れの原因と7つの対処法
1 首のリンパの腫れは重大な病気の可能性が!
リンパとは主に、血管から染み出して全身に行き渡ったリンパ液と、体内の各所で異物を血液に入れないようにする構造のリンパ節のことを指し、体内に侵入してきたウイルスを破壊し、老廃物を体外に出すという働きがあります。
リンパ節は体内になんと約800カ所もあり、特に多いのが首周りで、腫れの場所によって疑われる病気も異なるのです。
首のリンパは皮に近い浅い場所にあるリンパ節で、米粒大の大きさなので外からも触れることができます。
数日で腫れが消えれば心配ありませんが、痛みはないのにリンパの腫れがひかない場合は、早急に病院で受診されることをおすすめします。
また、あごの下のリンパが腫れる原因は、風邪の他に、虫歯や口内炎など口の中に異常がある時や、喉に何らかの病気がある可能性があります。
首のリンパ節が1センチを超えるような大きな腫れが起きていて、痛みを感じる場合は、ウイルスや細菌による感染症ですが、痛みがない場合は、悪性リンパ腫やがんの可能性があります。
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2 耳周辺のリンパの腫れは耳や鼻に炎症の可能性が!
耳の下辺りのリンパが腫れる場合は、外耳炎や中耳炎あるいは副鼻腔炎など、耳や鼻に炎症を起こしている可能性があります。
腫れが大きくなるだけでなく、痛みを感じることもあります。風邪がきっかけで発症することも多く、免疫力が落ちている場合は以下のような病気に注意が必要です。
大半がウイルスや細菌による感染が病気が原因のリンパ節の腫れになるため、まずはしっかりと病気を治すようにしましょう。
3 ひじの内側のリンパの腫れの原因と対処法
肘(ひじ)の内側には、肘部(ちゅうぶ)リンパ節があります。
ただ、肘の内側が痛い、腫れているからといって、それがリンパの腫れが原因だと断言することはできません。
肘の内側のリンパの腫れは、風邪や疲れなどによって引き起こされ、数日経てば快方に向かいます。
ただ、悪性リンパ腫や帯状疱疹などは医師による診断が不可欠ですので、気になる場合には病院へ行くようにしましょう。
4 わきの下のリンパの腫れの原因と対処法
わきの下には腋窩(えきか)リンパ節があり、病気が原因で腫れることがあります。
気になる場合は、即病院で診察を受けましょう。
参考記事
乳がんだけじゃない!胸の痛みやリンパ節の腫れを起こす病気
5 足の付け根のリンパの腫れの原因と対処法
足の付け根の腫れが引かない、しこりができて痛みを感じる場合、太ももの付け根にある鼠径(そけい)リンパ節が腫れている可能性があります。
それ以外にも足の付け根が腫れる原因がありますので、併せてご紹介します。
その他にも、梅毒やヘルペス、腫れた部分に老廃物が溜まってできる粉瘤、健康に問題のない良性腫瘍など、足の付け根が腫れる原因はいくつかあります。
6 膝裏のリンパの腫れの原因と対処法
座ったときや、しゃがんだ時に膝(ひざ)の裏に違和感を感じたら、膝の裏側にある膝窩(しっか)リンパ節が腫れている可能性があります。
それ以外にも膝の裏側が腫れる原因がありますので、併せてご紹介します。
ふくらはぎのむくみ、膝裏のリンパの腫れは、足裏~ふくらはぎ~膝裏にかけて、リンパを流し込むようにマッサージすることで緩和されます。
そして長時間同じ姿勢を取らないことや、むくみを引き起こす原因であるストレス、アルコールの飲み過ぎ、塩分摂取過多などにも注意することが大切になります。
7 リンパの腫れの診察はどの科で受けるべきか
リンパ節が腫れる場合、原因がウイルスや細菌による感染の場合には、発熱や痛みを伴います。
一方で、発熱がなかったり、腫れた部分を触っても痛みがない場合は、悪性リンパ腫のような重病の可能性があります。
リンパ節の腫れの大きさが1センチを超えていたり、腫れがいくつもある場合、健康がすぐれない場合には、速やかに病院で診察を受けましょう。
病院で診察を受ける場合には、内科、あるいは大学病院や総合病院のような大きな病院にある血液内科を受診しましょう。
そして、リンパ節の腫れについて医師が尋ねる問診に備えて、症状についてまとめておくと、診察がスムーズに進みます。
その他にも、自宅でペットを飼っているか、直近での海外旅行へ出かけたか、アレルギーアトピー性皮膚炎、膠原病などの持病はあるかも聞かれます。
診察においては、リンパ節の腫れの確認の他に、発疹や発熱、急な体重減少があるかもチェックされます。
というのも、発汗や体重減少がある場合は、悪性リンパ腫の可能性があるからです。
もし、リンパ節の腫れが1センチを超え、痛みや発熱が見られない場合は、リンパ節の切除をして詳しく病気について調べることもあります。
さて、『病院へ行く前にチェックしたいリンパの腫れの原因と7つの対処法』はいかがでしたでしょうか?
リンパは体中に存在し、体内に侵入した雑菌やウイルスを退治しているときに腫れるのですが、多くは風邪などで数日腫れてひいていきます。
腫れが長引いて痛みを感じない場合こそ、悪性リンパ腫など重大な病気の可能性もありますので、腫れをチェックする際は、特に痛みの有無や触った感じに注意するようにしましょう!
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