あせもと聞くと、赤ちゃんや子供にできるものと考えがちですが、大人でもあせもはでき、暑さで汗をかきやすい夏だけではなく、冬の暖房の効いた室内で過ごしていてもできます。
そしてあせもは汗が原因で繰り返しできるだけでなく、寝ている間に無意識にかきむしると化膿してしまい、とびひとなって湿疹が広がるだけでなく、肌に跡が残ることもあるため、症状に合わせた処置が必要となります。
たしかにあせもが悪化する前に、薬で治療することも大切ですが、あせもがまだ初期の段階であれば、日常の生活や食生活を見直すことで、自然に治っていくだけでなく、あせもができにくい体にすることが可能です。
そこで今回は、あせもができたときに、薬が必要になる前に治す方法、そしてあせもを予防し繰り返さないための方法について、詳しくご紹介します!
あせもを薬に頼らずに治すための6つの方法
1 あせもが夏だけでなく冬にもできてしまう原因とは?
あせもとは医学用語では汗疹といい、汗によってできる湿疹のことをいいます。
皮膚が健康な状態であれば、夏や冬、汗をかく環境にいても汗は流れ落ちるため、皮膚には残りませんが、夏など高温多湿な時期や、仕事柄発汗することの多い環境で、汗をかき続けると汗が流れ落ちずに皮膚の表面にたまって汗が出る管である汗管を塞いでしまいます。
行き場をなくした汗が、汗の通り道である表皮にたまり、炎症を起こして水ぶくれとなり、かゆみを起こすのがあせもです。
あせもには、その症状によって3つに分けられます。
2 あせもができやすい環境を知ってあせもを予防しよう
あせもができる環境と、汗管を詰まらせやすい条件が重なると、あせもができやすくなりますので、この2つの要因を取り除くことが、あせもを改善するだけでなく予防にもつながります。
そして汗管を詰まらせる要因は、日常生活に要因があります。
このほか、汗がたまりやすい額や首などを、髪の毛で覆ってしまうことや、絆創膏や包帯、ギプスなどを長時間装着し、汗の逃げ場をなくしてしまうことも、あせもができやすい環境にしているといえます。
あせもを防ぐためには、かいた汗をこまめに拭き取ることで、肌についたほこりや汚れを取り、常に肌を清潔に保つようにしましょう。
3 できてしまったあせもを薬を使わずに治す方法とは?
あせもがひどくなるのは、かゆみからかきむしって傷ができ、そこが化膿してしまうためなので、そうなる前にあせもの症状を落ち着かせることが必要です。
4 あせもに効く食べ物を食べて皮膚の改善を促す
あせもができてしまったとき、あせもに効く食材を積極的に取り入れましょう。
このほかゴボウに含まれるサポニンには、免疫機能を強め、炎症を抑えてくれる効能がありますので、予防のためにも食事に取り入れましょう。
5 あせもを悪化させるNGな食べ物
刺激物は皮膚や血行を刺激してあせもを悪化させため、あせもができた際には控えるようにします。
あせもを予防するためにも、あせもができていないときでも控えることが大切です。
6 あせもを再発させないためにも見直したい生活習慣
あせもが何度もできてしまう場合、日常生活であせもができる原因を作っている可能性があり、改善することが必要です。
汗をかいたままにしておくと、できているあせもが悪化するだけでなく、新たにあせもを作る原因にもなります。
特に夏は涼しい部屋に入ると、着替えや汗の拭き取りをおろそかにしてしまいがちなので、面倒がらずに体を清潔に保つことを心がけましょう。
さて、『あせもを薬に頼らずに治すための6つの方法』はいかがでしたか?
赤ちゃんや子供がなりやすいあせもですが、大人もなることが多く、また夏だけでなく冬にもあせもに悩まされる方が増えてきています。
汗は体の代謝機能を調節するために必要なものですが、しっかり汗を拭き取らないことで汗管が詰まると、肌のバリア機能を壊してしまうだけでなく、あせもができて悪化すると皮膚の湿疹が広がり、治療にも改善にも時間がかかることになります。
日常の生活や、食べ物に気をつけることで、肌の機能を改善しあせもを予防することができます。
あせもができにくい体作りとあせもを予防する生活習慣を、日常に取り入れていきましょう!
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