蕁麻疹は、皮膚の一部がいきなり赤くなって盛り上がり、かゆくて仕方なくなる病気です。
しばらくすると消えてゆきますが、繰り返し発症するためストレスを感じている方も多いのではないでしょうか?
かゆみで皮膚をかきむしってひどく肌を痛めてしまうこともあり、女性にとっては悩みの種になりかねません。
そのため、蕁麻疹がどうして発症するのか理解しておくことが蕁麻疹の予防、再発を防ぐことになります!
そこで今回は、蕁麻疹の原因と病院に行く前に自宅でできる対処法を紹介します!
蕁麻疹で病院に行く前にチェックしたい原因と対処法6つ
1 蕁麻疹の主な原因と症状
蕁麻疹は、蚊に刺されたような数ミリ程度のポツポツができ、赤くなってかゆみを伴う症状です。
よく蕁麻疹と湿疹の違いがわからず、湿疹用の軟膏を肌に塗ってしまい、蕁麻疹が悪化することもあるため、最初に蕁麻疹と湿疹の違いをご紹介します。
女性に多い主婦湿疹も蕁麻疹か湿疹が区別がつかないまま悪化してしまうなど、蕁麻疹も湿疹も何となく似ているようですが、原因と治療法が異なっているため、素人判断するのは危険です。
蕁麻疹も湿疹も、症状が軽微ですぐにかゆみが治まるようであれば良いですが、治まっても再発を繰り返す、あるいはいつまで経っても治らない慢性化した状態になれば、病院で適切な診察と治療が必要になります。
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2 特定の食べ物が原因でできる蕁麻疹の対処法
蕁麻疹は、アレルギーの原因であるヒスタミンが含まれている食べ物を摂ることで発症することがあります。
食べ物が原因の蕁麻疹は、食べた直後もしくは食後しばらくしてから発症することがほとんどです。
特定の食べ物によるアレルギーがひどい場合、蕁麻疹だけでなく失禁や意識障害、呼吸困難が伴うことがありますので、自分の体がヒスタミンに対するアレルギーがあるかを押さえておくことが必要です。
そこでヒスタミンが含まれている食べ物をご紹介します。
いかがでしょうか?これらの食べ物を食べたあとに蕁麻疹などの肌に違和感が起こることはありませんでしたか?
もし、心当たりのある方は病院でアレルギーチェックのための血液検査を受けることも検討してくださいね。
3 汗が原因でできるコリン性蕁麻疹の対処法
暑い季節や運動などで汗をかくと、体に赤いポツポツができて、かゆくなってしまうことがありますよね。
このような症状をコリン性蕁麻疹といいます。
コリン性蕁麻疹は10代から30代に多くかけて見られる蕁麻疹で、原因は汗腺を刺激するアセチルコリンという物質によるものです。
それではコリン性蕁麻疹の対処法をここでご紹介します。
幸いコリン性蕁麻疹は、たいていの場合は30分から1時間もすれば消えてしまうものなので、重症化するようなことはありません。
対処法も汗をかかないこと、汗を助長するようなことをしないことが一番の対処法になります。
ただ汗をまったくかかないわけにもいきませんので、汗をかいても手早くふき取るハンドタオルを持ち歩くなどを習慣化するようにしましょう!
4 冷たい空気が原因でできる寒冷蕁麻疹の対処法
冷たい空気や水など体温よりも冷たいものに触れたときにできるのが寒冷蕁麻疹です。
冬場に発症することが多いのが特徴なのですが、エアコンや冷たい床の上を歩くなどしてできる場合や、寒い外から急に暖かい部屋に入るなどした場合に発症することもあります。
それでは寒冷蕁麻疹の対処法をここでご紹介します。
寒冷蕁麻疹は冬場にだけ発症するわけではなく、寒暖差のある季節の変わりに体温調節が上手くいかない場合に発症することもあります。
日ごろからカーディガンやストールなど手早く体温調整できるものを持ち歩くなどして、寒冷蕁麻疹の発症を抑えるようにしましょう!
5 つらい蕁麻疹の症状を和らげる方法
蕁麻疹が発症して一番つらいのが皮膚のかゆみですよね。
かゆみを抑えるために皮膚をかくことは良くないとわかっていても、無意識にボリボリとかきむしってしまい、皮膚を痛めてしまう、、、このような経験があるのではないでしょうか?
病院に行けばかゆみを抑える抗ヒスタミン系の軟膏が処方されることが多いのですが、実は塗り方をきちんと押さえておかないと、蕁麻疹の改善に時間がかかるようになります。
蕁麻疹の症状が収まったからといって、自分の勝手な判断で軟膏を塗るのを止めてしまうこともお薦めできませんので、きちんとお医者さん、薬剤師さんの指示に従うようにしましょう。
6 更年期障害が原因?女性に多い蕁麻疹
卵巣から分泌される女性ホルモンであるエストロゲンは、加齢による卵巣の衰えにより徐々に分泌されなくなります。
エストロゲンの分泌が減ることで、体全体のホルモンのバランスの崩れ、そして自律神経のバランスも崩れるようになります。
そうすると、冷えやほてり、のぼせなどの更年期特有の症状、イライラや睡眠不足、ちょっとした刺激で蕁麻疹が出てしまうなど、様々な体の不調が現れるようになります。
食べ物や外部からの刺激、気温の急な変化など、若いときには何ともなかったのに、なぜか蕁麻疹がよく現れるようになったという方は、更年期障害の一つの症状と捉えることもできます。
一般的にエストロゲンの分泌が減り始めるのが45歳前後とされていますが、もちろん人によっては更年期障害による体の不調が現れる年齢には差があります。
ここまでに紹介した蕁麻疹の原因に思い当たるものがない場合には、きちんと病院で診察を受けて原因を明確にしたうえで、治療するようにしましょう。
さて、『蕁麻疹で病院に行く前にチェックしたい原因と対処法6つ』はいかがでしたか?
もしかすると、今まで蕁麻疹の症状が出たことがない方も中に入るかもしれませんが、蕁麻疹はいつ何時発症するかわからないものです。
実際に知り合いには引っ越した先が寒冷地だったせいか、急に寒冷蕁麻疹になってしまった方がいました。
はじめは何が原因かわからず、市販のかゆみ止めを塗っていたのですが、一向に良くならないために病院に行ったところ、寒冷蕁麻疹と診断されたのです。
このように自分勝手な判断をしたばかりに、蕁麻疹の症状が悪化することもありますので、今回の内容を参考にしていただき対処するようにしてくださいね!
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