主婦湿疹の治し方!ひび割れの痛みとかゆみを抑える6ステップ

主婦湿疹の治し方!ひび割れの痛みとかゆみを抑える5ステップ

主婦湿疹とは、手湿疹のことで、中でも毎日水仕事をする主婦の方や水仕事をする職業の人に見られる湿疹のことです。

毎日水仕事を繰り返すことで、手の油分やや角質が落ち、肌が刺激に敏感に反応するようになった結果湿疹が起こります。

主婦湿疹になると、痛みやかゆみで水仕事がつらくなるばかりか、お風呂や手洗いといった水に触れるたびに痛みをこらえながら生活しなくてはなりません。

じっとしているだけでもヒリヒリと痛んだりかゆみがとまらなかったりと苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、主婦湿疹を自宅で治す具体的な方法をステップ形式でご紹介します。


主婦湿疹の治し方!ひび割れの痛みとかゆみを抑える5ステップ


1 主婦湿疹の症状と特徴


主婦湿疹は季節に関係なく症状が現れ、主婦や美容師、水仕事をする方はなりやすい皮膚疾患です。

「乾燥型」と「湿潤型」の、2つのタイプに分けられることが一般的な主婦湿疹ですが、特徴はどのようなものなのでしょうか?

主婦湿疹の症状と特徴2タイプ

乾燥型

手の皮膚が乾燥して固くなり、ひび割れや指紋が消える症状も出る。
痛みやかゆみを引き起こし、利き手の主に使う指から症状が広がっていきます。

湿潤型

湿疹が指の腹や手のひらにできて、患部がじゅくじゅくとして水ぶくれになり、できては破れを繰り返すようになります。
その後かさぶたになりますが、手を毎日繰り返し使うため治りにくく、また水ぶくれになり、手全体に症状が広がるようになります。

どちらのタイプにしても、水を頻繁に使うことで肌の角質や皮脂を必要な分まで、洗い流してしまっていることで主婦湿疹になります。

両手で水仕事をしている場合は、両手に症状が発生し、手以外に症状がみられないのが主婦湿疹の特徴なのです。

また、アレルギーやアトピー体質の方や敏感肌の方は、肌が刺激に弱いため主婦湿疹になりやすい傾向があります。


2 主婦湿疹ケアのファーストステップはお湯を使わないこと


洗い物をするときに汚れが良く落ちるからと、ついついお湯を使ってしまいがちですが、主婦湿疹の手には実は大敵なのです!

お湯は汚れもよく落とす代わり、皮膚についた汚れや角質、そして皮膚の表面を覆う脂も一緒に落としてしまうのです。

皿の汚れが落ちにくい場合は、少しつけおきをしてから洗うこと、そして予めソースや油汚れはペーパーでふき取ってから洗うなど工夫してみましょう。

お湯に触れる時間が短い方が主婦湿疹には良いので、洗い物以外にお風呂に入るときもなるべく、手を湯船に長く浸けないでいる方が良いです。


3 主婦湿疹ケアのセカンドステップは手袋の活用


掃除や洗濯をする際に、欠かせないのが洗剤ですよね。

以前に比べて、汚れ落ち効果のある洗剤が増えている一方で、主婦湿疹などの肌トラブルになる方も増えているのが現状です。

洗剤の汚れを落とす効果が上がると、汚れは落ちますが肌には刺激が強くなります。

そして、洗剤の使用量が多くなれば手への負担が増えてしまうため、使用量と使用する機会を減らすことが主婦湿疹ケアのセカンドステップです。

主婦湿疹におススメな手袋

・ゴム製ではない(非ラテックス製)
・裏毛付き
・ワンサイズ大きいもの
・低アレルギーの手袋

水洗いで落ちる食器汚れは、水洗いで済ませることに加えて、手袋を着用して直接洗剤が手に触れないようにしましょう。

ただ、手袋がゴム製の場合には手荒れやかぶれを引き起こすこともあるため、木綿の手袋をしてからその上にゴム製の手袋をつけることをおススメします。

主婦湿疹にはゴム製の手袋は、手の表面が傷ついていて少しの刺激でもアレルギー反応を起こすことがありますので注意が必要です。


4 主婦湿疹を抑えるポイントは保湿の徹底


症状が出てしまうと、手のひらや手の甲に広がっていく主婦湿疹ですが、症状を抑えることはできるのでしょうか?

主婦湿疹では、乾燥は症状を悪化させてかゆみや痛みを悪化させる元凶!水ぶくれの原因にもなります。

そこで乾燥を避けて保湿を徹底するようにしましょう。

自宅で簡単にできる保湿ケア実践法

水仕事の後にはクリームを塗る

水仕事の後、手を洗った後には、即ハンドクリームなどで保湿しましょう。
ハンドクリームは、外出先でも持ち歩けるように100均などで販売されているケースに小分けするにもおススメです。

お風呂上りにはスペシャルケアを行う

顔のケアと同じくらいに、手にもスペシャルなケアを行いましょう。
①お風呂上がりの清潔な手に化粧水を塗りこんで保湿する
②乳液で栄養を与える
③美容液やクリームで蓋をする
※手には顔用の化粧品を使ってもOKです

外出時や就寝時には必ず手袋を着用する

特に冬場などの肌が乾燥する季節には、手袋で主婦湿疹の肌を乾燥から守りましょう。
また、湿度管理ができる加湿器の活用、濡れたタオルを部屋の隅に置いてなどの室内の乾燥対策も行いましょう。

お風呂上がりのスペシャルケアは、化粧水を沢山手に浸透させてあげると良いでしょう。

その時に、パッティングなどすると荒れた手に刺激となる場合があるので、優しく馴染ませるようにしてください。

主婦湿疹の症状がでると、肌が傷ついて肌の水分が蒸発しやすい状態になっています。

そこに、刺激が加わるとかゆみや痛みになり症状が悪化しますので、肌が乾燥しないようにこまめにクリームを塗るのをおススメします。

乾燥対策に加えて、手に触れる化粧水やクリーム、ハンドソープ、シャンプーなどもこの機会に低刺激・敏感肌向けの商品に切り替えて、皮膚への負担を減らすようにしましょう。


5 タイプ別で異なる!主婦湿疹を薬で治す方法


主婦湿疹でも、乾燥による痛みやかゆみがひどい方は、保湿クリームなどでのケアが中心になります。

保湿クリームの中でも最も効果のあるのが、ドラッグストアなどでも購入できるワセリンです。

さらに主婦湿疹の炎症とかゆみを抑えてくれる、尿素配合タイプの軟膏やクリームもドラッグストアで販売されています。

一方、主婦湿疹の傷口がじゅくじゅくして水ぶくれを伴うようなものである場合には、ステロイド外用薬治療が有効です。

市販薬としてステロイド配合の軟膏はドラッグストアなどでも販売されてはいますが、しっかり治したい場合は、皮膚科を受診して処方される軟膏を使いましょう。


6 主婦湿疹を漢方で治す方法


乾燥やじゅくじゅくした状態の皮膚を治すには、外側からのケアも大切ですが、体の中からケアすることも大切です。

漢方には体質を改善する効果が期待できるので、主婦湿疹で乾燥している肌や元々肌が弱い方にはおススメです。

タイプ別のおススメ漢方

乾燥型

温清飲(うんせいいん)皮膚が炎症を起こし腫れている状態の肌に。
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)乾燥やかさついた肌におススメです。

湿潤型

消風散(しょうふうさん)はじゅくじゅくした状態の肌におススメです。

漢方はすぐ効果が現れるわけではありませんので、外からのケアと中からのケアで体質から改善しましょう。


さて、『主婦湿疹の治し方!ひび割れの痛みとかゆみを抑える5ステップ』はいかがでしたか?

主婦湿疹に良い保湿クリームや軟膏を塗ったからといって、翌日には完治するということは残念ながらありません。

主婦湿疹の治療ポイントは、主婦湿疹の原因を摘み取り、保湿を徹底することです。

ぜひご紹介した内容を参考にして、一日も早く不快な主婦湿疹の症状を治していきましょう!

まとめ

主婦湿疹の治し方!ひび割れの痛みとかゆみを抑える5ステップ

1 主婦湿疹の症状と特徴
2 主婦湿疹ケアのファーストステップはお湯を使わないこと
3 主婦湿疹ケアのセカンドステップは手袋の活用
4 主婦湿疹を抑えるポイントは保湿の徹底
5 タイプ別で異なる!主婦湿疹を薬で治す方法
6 主婦湿疹を漢方で治す方法


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