「最近、腕のしびれが気になるな、、」「腕に違和感が、、疲れているからかな?」なんてことはありませんか?
腕のしびれを感じても、疲れているからとか、運動不足で筋力が衰えているからと、腕のしびれを簡単に考えていると、裏側に潜んでいる重大な病気の発見が遅れることがあるのです。
そこで今回は、腕のしびれを感じたら疑うべき病気と対処法をご紹介します。
ご自分の症状と同じものがないかをチェックしてみてくださいね。
腕のしびれを感じたら疑うべき5つの病気と対処法
1 腕のしびれや激しい肩こりは頚椎椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアというと、腰のイメージが強いですが、首の骨の部分でも実は発症することがあります。
頚椎の椎間板ヘルニアは、頚椎にある椎間板が痛んで飛び出し、神経に触れることで痛みを発症します。
頚椎は腕、そして指先へとつながっているため、頚椎ヘルニアで腕がしびれることがあります。
頚椎椎間板ヘルニアに伴う腕のしびれや痛み和らげるには、首まわりのストレッチが効果的です。
腕のしびれが軽度の場合は、首トレッチ以外にも3か月程度の内服薬の服用で治療する方法もあります。
まずは腕のしびれを感じたら、なるべく早めに整形外科などの専門医に相談しましょう。
2 疲れから腕のしびれが強まるなら変形性頚椎症
変形性頚椎症は、姿勢の悪さや運動不足、重度の肩こりで頚椎が変形する病気で、神経が圧迫されて腕から手にかけてしびれが起こります。
変形性頚椎症は、内服薬や湿布での治療していくのが基本ですが、首や肩まわりに負担をかけないようにストレッチで治していくこともできます。
3 じわっとした腕のしびれは椎間関節症
「重だるくてじわじわした腕のしびれがあるな。」なんて時は、椎間関節症の疑いがあります!
椎間関節症になると、骨と骨が圧迫され、手や腕のしびれや痛みなどを発症し、ピリピリと電流が走るようなものではなく、じわっと重だるい感じのしびれなのが特徴です。
椎間関節が変形した場合、修復する治療はありませんが、痛みを軽減させることはできます。
椎間関節症の症状は、椎間関節に負担がかかることによって起こるので、椎間関節の負担を軽減させることが必要です。
このストレッチなら、朝起きた時にベッドの上でもできますね!
重だるい腕のしびれが気になったら、猫のびストレッチを習慣にして症状を和らげましょう。
4 肘が上がらないなら筋皮神経症候群
「肘が上がらない!もしかして四十肩の始まり?」なんて時には、筋皮神経症候群の疑いがあります。
手や腕にしびれがあってうまく使えなかったり、肘が上がらないなどは、筋皮神経症候群の症状です。
筋皮神経症候群は、筋皮神経が麻痺し、力こぶを作る筋肉の上腕二頭筋が麻痺し、肘を曲げたり、腕を水平に保ったり、手のひらを返すことが困難になります。
筋皮神経症候群は、安静にすることや、場合によっては内服薬での治療が一般的で、それでも良くならない場合は外科手術が必要です。
腕のしびれが長引くと、腕の外側に知覚障害が起こることもあります。
腕のしびれや麻痺が気になったら、早めに整形外科を受診しましょう。
5 手の小指に沿った腕のしびれは胸郭出口症候群
高いものを取ろうと腕を伸ばしたときに腕がしびれる場合には、胸郭出口症候群が発症している可能性があります。
胸郭出口症候群の対処法として、日ごろから姿勢に気をつけたり、ストレスを減らすことや血行を良くすることが挙げられますが、寝るときの腕用枕で腕のしびれや痛みを和らげることができます。
腕用枕は、バスタオルを用意すればOKなので簡単ですよ!
腕用枕を使えば肩への負担が減らすことができるので、腕のしびれや痛みを軽減することができますので、ぜひ試してみてくださいね!
さて、『腕のしびれを感じたら疑うべき5つの病気と対処法』はいかがでしたか?
腕にしびれを感じた時は、簡単に考えず、病気を疑うことも必要です。
自分でのケアも大事ですが、病気は早期発見、早期治療が大切ですからね。
手や腕のしびれが重い場合は、素人判断せずにはまずは整形外科を受診して、症状を確定させてから対処するようにしましょう。
今回ご紹介した内容に関連する記事として
- 腕の痛みを感じたら疑うべき病気の兆候と対処法6つ
- 腕がだるい症状の根本原因と解消するための方法5つ
- 病院へ行く必要なし!自宅でしつこい肩こりを治す6つの方法
- 知らないと怖い!手のむくみの原因と簡単解消方法5つ
も併せてご覧ください。
今、あなたにオススメ