便が黄色なのは病気?便の色で分かる6つの病気の可能性

便が黄色なのは病気?便の色で分かる6つの病気の可能性

毎日排出する便は色によって自身の健康具合がわかるので、しっかりチェックすることが重要になりますが正常な色をご存知でしょうか?

健康的な便は黄色、もしくは黄色がかった褐色になるので病気の心配はありませんが、色が薄い白っぽい黄色だと注意が必要です。

そして、黄色以外の便だと体内の環境が悪化していたり、病気になっていたりするので排便の際は毎回確認しましょう。

また、色だけでなく便の形も健康に影響してくるので、黄色だからといって安心せず早めに治すための行動を起こすことが重要になります。

そこで今回は、症状を進行させないために注意したい、便の色によって考えられる病気をご紹介します!


便が黄色なのは病気?便の色で分かる6つの病気の可能性


1 正常な便の色とは?


便の色は自分の体調を知るためのバロメーターになるので、排出したときはすぐに流さず確認することが大切になります。

便に色が付く理由は、胆汁から出てくるビリルビンという黄色の色素で、健康な方ほど黄色もしくは少し褐色になっています。

また、黄色い便は悪玉菌より善玉菌の方が多いため、毎日黄色でバナナ型の便が出ている方は腸内環境がかなり良好な状態になっています。

黄色の便は病気の心配はほとんどないので、状態を維持できるように規則正しい生活と栄養バランスの取れた食事を毎日続けましょう。

そして、病気の早期発見のためにも便の色は随時確認して、いつもと違う色になったらすぐに病院へ行って検査を受けてくださいね!


2 黄色くても注意する必要があるケース


健康な便の色は黄色ですが、同じ黄色でも白に近いような色をしていたら、健康な状態とはいえないので注意が必要です。

便の色が薄い黄色になる原因

・ウイルスの感染
・消化不良
・脂質の過剰摂取

便の色が薄い黄色になっているときは、ウイルス性の病気に感染している場合があり、加えて下痢になっていることが多いので早めに病院へ行って治療を受ける必要があります。

また、消化不良や脂質の摂り過ぎも原因になり得るので、便の硬さは普通なのに色が薄かったり、脂質がたくさん含まれている物を食べ過ぎたりしたときは、正しい食生活に戻して念のため病院にも行きましょう。

そして、消化不良や脂質の摂り過ぎが原因であっても病気が隠れている場合もあるので、白に近い薄い黄色の便が出たら気を付けてくださいね!


3 便の色が赤や黒のときに考えられる病気


便の色は黄色の状態が健康といえる証ですが、他の色であった場合は命に関わるような病気を患っていることが多いので、色が少しでもおかしいと思ったら一刻も早く病院へ行きましょう。

命に関わるほど危険な2つの便の色

赤色

便の色がうっすらと赤くなっている理由のほとんどは痔であることが多く、肛門付近に痛みを感じたり便が固くなっていたりしたときは、病院へ行って検査してもらうことが大切になります。
ただし、便全体が赤く染まっているときは大腸から出血している場合があるので、体内の状態がどうなっているか確認する必要があります。

黒色

便の色全体が真っ黒な状態になっていると、重大な病気にかかっている確率が高いので、一刻も早く病院へ行きましょう。

便の色が赤や黒になっていると、体のどこかで出血を起こしている上に重大な病気にかかっている場合が多いので、手遅れになる前に治療を始める必要があります。

病気の治療は早期発見が重要になるので、少しでもいつもと色が違うと思ったら早めに病院へ行ってくださいね!


4 白色の便が出たら要注意


便が白色になる原因は主に3つあり、いずれも早めに病院へ行く必要がある病気になるので放置は避けましょう。

便が白くなる3つの原因

胆汁の異常

便の色は黄色の色素を持つ胆汁による物ですが、胆汁が出てこなくなると白色の便になるので、白くなる原因である脂肪がたくさん含まれている食事や暴飲暴食を止める必要があります。

ロタウイルスの感染

白い便が出る原因といえばロタウイルスの感染で、白い下痢便が出る特徴があるので続いているようなら注意しましょう。
ロタウイルスの感染による白い便は、感染症が治ると正常な状態に戻るので、白い下痢便が出たら病院へ行って治療を始めましょう。

コレラの感染

白い便になる原因の一つにコレラの感染がありますが、日本に住んでいる限り発症する可能性は非常に低いです。
ただし、コレラの感染が確認されている地域への渡航経験があると、発症する場合があるので覚えがあるときは注意しましょう。

白い便が出るときは胆汁に影響が現れていたり、感染症にかかっていたりするので正常な状態に戻すためにもすぐに病院へ行ってくださいね!


5 大人でも緑の便が出る理由


緑色の便といえば赤ちゃんによく起こる症状ですが、大人になっても発生する場合があるので原因を知ることが大切になります。

便の色を決めているのは胆汁に含まれているビリルビンで、正常であれば黄色の便が出ますが、暴飲暴食や刺激が強い物を食べ過ぎていると、小腸や大腸の機能が低下して緑色の便が出てしまいます。

機能が低下すると胆汁が大腸から吸収しにくくなり、ビリルビンが酸化を起こして便が緑色になるので暴飲暴食には注意しましょう。

そして、肝臓の機能が正常に働かなくなると、胆汁の血中濃度が高くなって黄疸という病気を引き起こすので、緑色の便が出ていたり皮膚が黄色になっていたりしたときは病院へ行って治療をしてくださいね!


6 便の色が正常でも形に注意


便は黄色が正常な状態で、なおかつバナナのような形をしているため、同じ黄色でも下痢便が続くときは気を付けましょう。

黄色の下痢便が出てくる原因は過敏性腸症候群である場合が多く、心理的なストレスを抱えている方がなりやすいので、まずは病院で検査を受けてからストレス解消に向けて行動を起こすことが大切になります。

過敏性腸症候群は心配性な方ほどなりやすく、検査を受けても異常が全くないという特徴があるので、診断されたら自分のストレスの原因を解消して症状を和らげる必要があります。

また、過敏性腸症候群には下痢型以外にもあるので、思い当たる症状があったら気持ちを楽にするためにも消化器官系の病院へ行きましょう。

4つの過敏性腸症候群の種類

・下痢型
・便秘型
・下痢と便秘を交互に繰り返す交代型
・ガス型

過敏性腸症候群の症状は人によって変わるので、お腹の調子が悪い日が続く方は体調を整えるための対策が必要になります。

治すためにはストレスの解消はもちろん、睡眠不足や偏った食事など体に悪影響を及ぼすような生活を改善する必要があるので、過敏性腸症候群の症状で悩んでいる方はすぐに見直しましょう。

心と体の健康が維持されると過敏性腸症候群は軽減されるので、通院しつつ生活を改善してくださいね!


便の色は自身の健康を示すバロメーターになるので、重大な病気を見逃さないように毎日しっかりチェックすることが大切です。

そして、正常な便は黄色くてバナナのような形をしていますが、下痢便が続いていたり白に近い黄色だったりしたときは病気にかかっていることが多いので、早めに病院へ行って治療を始める必要があります。

また、黄色以外にも赤と黒、白や緑など様々理由によって便の色は変わるので、いつもと違う便が出たら一刻も早く病院へ行きましょう。

まとめ

便が黄色なのは病気?便の色で分かる6つの病気の可能性

1 正常な便の色とは?
2 黄色くても注意する必要があるケース
3 便の色が赤や黒のときに考えられる病気
4 白色の便が出たら要注意
5 大人でも緑の便が出る理由
6 便の色が正常でも形に注意


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