年齢とともに肌も老化していきますが、肌にハリがなかったり、くすんでいたらグッと老けた印象になりますよね。
そんな疲れた肌に気合を入れてくれるのが夏野菜のゴーヤです。
ゴーヤは苦みが強いので、苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、栄養豊富で美肌効果抜群の絶対に食べておきたい野菜なのです。
そこで今回は、ゴーヤの栄養が美肌健康に効果がある根拠、そして独特の苦みを抑えるための苦味抜きをする方法も併せてご紹介します。
ゴーヤの栄養が美肌健康に効果がある理由と苦味抜きして美味しく食べるコツ
1 ゴーヤに含まれるビタミンCの量がヤバイ
美肌と切っても切り離せないのがビタミンC!栄養たっぷりのゴーヤの中でも特徴的なのがビタミンCです。
美肌のための栄養素であるビタミンCは、ハリのある美しい肌を保つのに重要な働きをしてくれます。
そして肝心のビタミンCの量ですが、ゴーヤ1本あたり190mgで、あのレモンの4倍!トマトの5倍もあります。
さらにゴーヤに含まれるビタミンCの最大の特徴が、熱に強いことです!
ビタミンCは熱に弱く壊れやすい栄養素ですが、ゴーヤのビタミンCは加熱しても壊れにくいので、安心して調理することができます。
2 ゴーヤの葉酸パワーで肌のターンオーバーを促進
ビタミンCだけでなく他の栄養価も、ゴーヤには多く含まれています。
皮膚や髪、爪などの再生に必要なビタミンB群も、ゴーヤにはたっぷり含まれています。
ゴーヤはビタミンB群の中でも特に葉酸が豊富で、ゴーヤ1本当たり180μgと1日に必要な摂取量の半分を摂ることができます。
葉酸は細胞分裂を早めて、肌の新陳代謝を促進させる効果があるため、美肌キープに必要不可欠な栄養素です。
貧血は主に鉄分が不足して起こるのですが、鉄分は赤血球を作りゴーヤに含まれる栄養素の中の葉酸には赤血球が大きくならないように予防する働きと、赤血球を正常に働くように促す作用があります。
そしてゴーヤに含まれる栄養素の葉酸には、口や胃腸などの粘膜が傷ついた時に補修する働きがあります。
食べ物などで口や胃腸の粘膜が、たびたび傷つけられることがありますが、粘膜をすぐに新しい細胞を生成して傷口を補修する働きがあります。
更にゴーヤには、細胞の生成を助けるほか貧血の予防にもなり、肌や顔色が明るく見えるようになります。
3 ゴーヤのβカロテンがアンチエイジングの味方な理由
じつは、ゴーヤには若返りの栄養素も含まれているのをご存知でしたか?
肌も体も若返りのためには酸化を食い止めることが重要!
抗酸化作用のあるビタミンAは、アンチエイジングの頼もしい味方となってくれる大切な栄養素です。
そこで抗酸化作用のあるビタミンAの肌への働きをご紹介します。
ゴーヤに含まれる栄養素のビタミンAには、シミやシワの予防をしてくれて、皮膚を丈夫にしてくれるので、肌の若返りが出来て女性にはうれしいビタミンAです。
ビタミンAはβ-カロテンから体内で変換されるため、β-カロテンが豊富なゴーヤはアンチエイジングの頼もしい味方なのです!
さらにβ-カロテンは、油と一緒に摂取することで吸収率が高まるため、定番のゴーヤチャンプルーはもちろん、ゴーヤを油で炒めたり、天ぷらにして食べるのもおすすめです!
4 ゴーヤのカルシウムで若々しい肌を作れる理由
年々肌のキメが乱れて、毛穴が目立ったり乾燥したりしてきますよね。
若々しい美肌のために重要なのが、なんと言っても肌のキメです!
肌のキメが整うと、表面がなめらかで毛穴が目立たず、肌にツヤと透明感があふれるため、若々しく美しい肌になれるのです。
そんな肌のキメを整えてくれる栄養素の一つがカルシウムです。
カルシウムには骨や歯の生成がメインになりますが、筋肉や神経、肌にも大切な栄養素なのです。
生のゴーヤもカルシウムは含まれていますが、ゴーヤを乾燥させた乾燥ゴーヤは生のゴーヤの約18倍のカルシウムを含んでいます!
5 腸内デトックスにゴーヤの苦味がピッタリな理由
腸は肌を映し出す鏡といわれるように、腸内環境が整っていないと、肌もすんで荒れてしまいます。
ゴーヤには、モリブデンという栄養素が含まれており、血液の生成に関わる栄養素であると同時に、ゴーヤ特有の苦味の正体でもあるのです。
さらにモリブデンには、老廃物や脂質の代謝を促進するデトックス効果もあります。
美味しく食べて腸内環境を整えてくれるので、ゴーヤは便秘に悩む方におすすめな野菜です。
6 ゴーヤの苦み抜きをして美味しく食べるコツ
ゴーヤの独特の苦みの正体はモリブデン、モモルデシン!両方とも印象に残る栄養素ですよね。
勘違いしている方が意外に多いのですが、ゴーヤを食べるときに取るわたには苦味成分は含まれていません!
苦味はわたを取ったあとに見える白い部分に含まれていますので、苦味が苦手な方はわたをスプーンで取るときに少しだけえぐるようにすると良いです。
ただ、この作業をしても完全に苦み成分が無くなりませんので、ゴーヤをスライスしたのを、20秒ほどお湯にくぐらるようにしましょう。
そして気になるのが、栄養抜群のゴーヤを食べ過ぎても大丈夫なのかということです。
さて、『ゴーヤの栄養が美肌健康に効果がある理由と苦味抜きして美味しく食べるコツ』はいかがでしたか?
栄養素が豊富なゴーヤですが、季節を問わずいつでも食べられる野菜ではない点が残念ですよね。
そこでゴーヤが出回らない季節のために、乾燥ゴーヤを作っていつでも食べられるようにするにもおすすめです。
乾燥ゴーヤの作り方は簡単で、ゴーヤのわたを取り3mmから5mm程度にスライスしたものを、3日ほど天日干しすれば完成します。
あとはジップロックなどに入れて日の当たらない場所で保存すれば、いつでも使うことができます。
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