さわやかなレモンの香りで、ハーブティーやフレグランスでよく使われているレモングラス。
消臭スプレー、ハーブティーやスイーツなどでも使われていて、万能ハーブとしても有名ですよね。
実はこのレモングラス、身体の中から美肌になれると近年注目されていることをご存知でしょうか?
そこで今回は、そんな万能レモングラスを上手に活用して、美肌力をアップさせる方法をご紹介します!
レモングラスの効能がヤバい!美肌力をアップさせる5つの方法
1 レモングラスに含まれるすごい精油成分
レモングラスはススキにそっくりですが、香りはレモンによく似ており、フレッシュで力強い香りとさわやかで清々しい味が特徴。
インド原産で東南アジアに広く分布するイネ科オガルカヤ属の一種の、熱帯地方で栽培されている多年草で、インドをはじめ南アジアや東南アジアでは、古くから感染症や熱病に効く薬草として用いられてきました。
現在では、茎にあたる葉鞘はタイ料理ををはじめとするエスニック料理に、カットした葉はお茶に、根は歯磨き粉にと生活に密着したハーブになっています。
そんな万能なレモングラスの主要成分をご紹介します。
シトラール
レモンやオレンジにも含まれる香り成分であるシトラールは、さわやかな香りで気分をリフレッシュさせる効果だけではなく、血管を広げて血液を介して酸素や栄養素を体の末端まで広げるために必要な血管弛緩作用、抗菌殺菌効果、皮膚病の改善効果もあります。
ゲラニオール
バラの優雅な香りを放つゲラニオールも、レモングラスの精油成分の5%を占めています。
ゲラニオールには、女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促進する効果があり、更年期障害の予防、ホルモンバランスを適正化で肌荒れを予防する効果があります。
また、自律神経を整えてイライラや落ち込みを抑えて、気持ちをリフレッシュさせる効果、さらに抗菌殺菌効果もあります。
ネロール
ゲラニオールと同じく、バラの香りを構成するネロールにも、自律神経を整えてイライラや落ち込みを抑えて、気持ちをリフレッシュさせる効果があります。
リナロール
リナロールには、不安な気持ちを落ち着かせて気持ちを楽にする効果、痛みを鎮める鎮静効果、毛細血管を強くして血圧の上昇を抑える血圧降下効果があります。
フラボノイド
ガムなどでおなじみのフラボノイドには口臭などの消臭効果だけではなく、発汗や利尿を促して体のむくみを解消する効果、毛細血管を強くして血圧の上昇を抑える血圧降下効果があります。
シトロネラール
虫が嫌う香りということで広く知られているシトロネラールですが、抗菌殺菌効果、消炎効果と鎮痛効果、胃腸機能を整えて消化を促進する機能があります。
レモングラスにおける精油成分の80%を占めているのはシトラールで、続いてゲラニオールが5%、ネロールやリナロール、そしてフラボノイドやシトロネラールはそれぞれ1%に満たない量となっています。
よく『レモングラス=虫除けに効果あり』という情報がありますが、レモングラスに含まれる虫除け効果のあるシトロネラールは微量なため、虫除け効果はほぼ無しです。
虫除け効果を狙う精油であれば、ユーカリやゼラニウム、シトロネラ、レモンバームがおススメですよ。
2 レモングラスティーで美肌力を上げる
レモングラスに含まれている、ビタミンやミネラルなどの抗バクテリア・抗菌作用は、肌のトラブルにも有効です。
そのため、皮脂の分泌を調整し、毛穴を引き締めてくれるので、ストレスからくる大人ニキビなどの吹き出物に効果があり、皮膚にハリを与え、若々しい印象にしてくれます。
レモングラスのバランス良い栄養素を余すことなく摂取する方法として手軽なのが、レモングラスティーとして飲むことです。
レモングラスティーには、美肌キープ、胃腸の調子を整える働きもあるので、食欲がないときや、食べすぎによる胃もたれがあるときに、食前にレモングラスティーをいただくと良いですよ。
さらに、レモングラスには腸に溜まったガス抜きにも効果があるため、ぽっこりお腹の撃退にも効果的です。
そこでレモングラスにプラスとして、食物繊維が豊富なサイリウムを加えた、ぽっこりお腹と便秘解消効果が狙えるティーレシピをご紹介します、
サイリウムはインドオオバコの皮殻を精製したもので、水分を含むと膨らみ腸内をきれいにしてくれるだけでなく、血糖値を下げる効果もあります。
レモングラス×サイリウムティーを飲めば、お腹周りをすっきりさせるだけでなく、肌荒れ予防と美肌効果、消化器官の調節にも効果的です。
3 レモングラス軟膏で、身体の不調にも効果が?!
レモングラスには高い鎮痛作用と抗炎症作用があり、さらに疲れの原因となる乳酸を除去してくれ、血液の循環を良くしてくれる効能があります。
そこで、筋肉痛、肩こり、腰痛などを緩和する、レモングラスの入った軟膏の作り方をご紹介します!
レモングラス軟膏は、冷えると固まるので、使うときは適量を手で溶かしてから使いましょう。
常温で1ヶ月ほど持ち、寝る前に塗ればポカポカと保湿してリラックスできるので、冷え性の方におススメです!
是非試してみてくださいね!
4 レモングラスで、心も美人になる方法
レモングラスの香りは、副交感神経の働きを助け、精神の調和を促す効果があります。
また、アドレナリンの分泌を促す働きもあるので、生気を回復させて疲れた心にやる気を与える効果もあります。
集中力を上げたいときや頑張りたいときに、ハンカチに2、3滴のレモングラスオイルを垂らして香りを嗅ぐと、気持ちがリフレッシュするのでおススメです。
朝起きて部屋に一振りし、気持ちのいい朝を迎えるのもいいですね。
レモングラスフレグランスは2週間ほど常温で持つので、ぜひ試してみてください!
5 レモングラスで、全身美肌になる秘訣
レモングラスは殺菌作用もあるので、粗く切って目の細かい洗濯ネットや、キッチンの水切り用ネットなどに入れて、お風呂の入浴剤として使うのもおススメします。
レモングラス入浴剤をお風呂に入れ、お湯をはり、20分待って成分を抽出をすればOK。
身体の中からポカポカと温まり、リラックスも得られて、肌もつるつるになる、まさに一石三鳥なのがレモングラスの良いところです。
レモングラス風呂で心身ともにリラックして良く眠れば、翌朝スッキリ目覚めることができますよ!
さて、『レモングラスの効能がヤバい!美肌力をアップさせる5つの方法』はいかがでしたでしょうか?
レモングラスは、食べても飲んでも、塗っても、香っても、どれも身体にいいハーブです。
また、日当たりがよく、風通しのよい場所なら自宅などどこでもよく育ちます。
ですが、寒さには大変弱い植物なので、冬場は室内で育てるのがいいでしょう。
成長したら、根元から10cmくらいで刈り取ってよく洗い、物置などの暗い場所に一握りずつ束にして乾燥させれば保存できます。
ぜひレモングラスの効能を最大限に活かして、美肌と健康をキープし続けましょう!
ただし、レモングラスは子宮を収縮させる効能があるハーブなので、妊娠中の方や授乳中の方飲用は控えるようにしましょう。
今回ご紹介した内容に関連する記事として
も併せてご覧ください。
今、あなたにオススメ