風邪の時には体を休ませるために、栄養のある物を食べて、温かい恰好をしてたっぷりと睡眠をとることが重要です。
では、風邪の時に食べた方が良い、栄養のあるものとは一体どのような食事なのでしょうか。
そこで今回は、辛い風邪の症状を一刻も早く治すために、免疫力を高めるのに役立つ栄養素から食材、そして風邪の時の食事に最適なレシピをご紹介します。
風邪の時の食事として絶対食べたい体力回復に良い食べ物6選
1 風邪を引いてしまったら?風邪の時の対処法
発熱や咳、のどの痛みに鼻水など風邪の症状には様々なものがあります。
風邪をひいてしまった時にはどのように対処すれば良いのでしょうか。
症状別に対処法を見ていきましょう。
熱が出ている時
まずは体温を逃がさないよう温かくして安静にすると良いです。
体内に風邪のウイルスが入ってくると防御反応をおこし熱が出始めるので、無理矢理下げようとはせず、37.5°以下の時には体の免疫細胞を強化するビタミンCを摂りながら無理せずゆっくり休むことが大切です。
咳・のどの痛みがある時
ウイルスは乾燥を好むので、まずは喉を乾燥させないことが大切です。
ぬれマスクでのどを守ってあげるのが効果的です。
また痛みが酷い時は炎症が起きてしまっているので、のどに刺激のない優しい飲み物を飲み、優しく労わってあげましょう。
鼻水が出ている時
全ての風邪の対処法に共通しますが、やはり体を温め免疫力を高めることが重要です。
その他にも鼻の周りをホットタオルで温め、血管を拡張させ鼻水を出し切ってしまうこと、鼻が詰まって辛い時には、晴明(目頭のあたり)・鼻通(鼻の左右)・迎香(小鼻の左右のくぼみ)の3つのツボを押すのも効果的です。
風邪の時には体がウイルスと闘うために様々な症状が出てきます。
このように、熱・のどの痛み・鼻水、それぞれの症状に合った対処法を実践することで効果的に治していくことが出来ます。
2 風邪を早く治したい!風邪の時の食事で摂りたい栄養素について
風邪を早く治すには体の免疫力を高め、しっかりと栄養を摂り休養することが大切です。
それでは邪の時にはどんな栄養素を摂ると良いのでしょうか?
ここでは風邪の時の食事で摂りたい栄養素をご紹介します。
風邪を治すのに摂りたい栄養素3つ
ビタミンC
ビタミンCとは水溶性ビタミンの一つで、皮膚や粘膜の健康維持には欠かせない栄養素です。
風邪をひくと免疫力が落ちてしまい、熱が出ることがありますが、この時に体内でウイルスをやっつけようと闘ってくれるのが白血球であり、ビタミンCはその白血球の働きを活性化する効果があります。
ビタミンCは体内で作り出すことが出来ないので果物や野菜など、食事から積極的に摂ることが大切です。
ビタミンA
風邪の症状はウイルスが鼻やのどの粘膜にくっつくことにより出てきます。
ビタミンAは鼻やのどなどの粘膜を強化する役割を持っており、ビタミンCと同様健康維持には欠かせない栄養素です。
免疫力を高めてくれる効果もあるので、風邪をひいたときにはもちろん風邪の予防にも効果的です。
タンパク質
タンパク質は私たちが生命活動を維持するために必要なエネルギーを作り出す栄養素であり、欠かすことはできません。
風邪をひいている時は体がウイルスと闘っているため、免疫力をあげるタンパク質を摂ることで、早くウイルスをやっつけることが出来ます。
風邪の時の食事には免疫力を高めるこの3つの栄養素をバランスよく取るよう意識しましょう。
3 風邪の時の食事で積極的に食べたいお勧めの食材6選
風邪の時の食事では、必要な栄養素を摂るための食材選びも重要です。
それでは風邪を早く治すにはどんな食材を使えば良いのでしょうか?
風邪の時にお勧めの食材6選
生姜
生姜には加熱することによって発生する「ショウガオール」という成分があり、この成分が体を温めるのに大活躍してくれます。
また喉の痛みなど、殺菌効果を得たいときは加熱する前の生の生姜をすりおろして食べることで、その効果を最大限に得ることが出来ます。
ネギ
生姜と同じく体を温める効果のあるネギも風邪のときに食べたい食材です。
ネギの白い部分には硫酸アリルという栄養素が豊富で、この硫酸アリルが血管を広げ血流を良くし体を温める効果があります。
緑の部分にはβカロテン、ビタミン類が豊富に含まれており免疫力アップに効果的です。
レバー
風邪の時の食事にレバー?と意外に思われるかもしれませんが、レバーは免疫力を高めるために必要な栄養素であるタンパク質・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれている食材です。
また粘膜を保護・再生をするのに必要なβカロテンも摂取できます。
みかん
ビタミンC・水分が多く含まれているみかんは風邪をひいたときにも効果的です。
ビタミンCは血中の白血球の働きを活性化し、そうすることで体内から早くウイルスを出し、風邪を早く治すことができます。
また、みかんに含まれるクエン酸は疲労回復にも役立つ栄養素、風邪の予防にも効果的です。
じゃがいも
風邪のひき始めに取ると効果的とされているのがじゃがいもです。
じゃがいもにはビタミンCをはじめビタミン類が多く含まれており、そのビタミンは加熱しても壊れにくいのが特徴です。
風邪の時の食事では温かいものを食べることも大切なので、加熱しても効果的にビタミンCを摂れるじゃがいもはお勧めの食材です。
葛
葛にはダイゼインやフラボノ類といった栄養素が多く含まれており、血管を拡張し血行を促進する効果があります。
葛湯などにして飲めば体も温まり、免疫力を高めてくれるので風邪を治すのに高い効果を発揮します。
以上が風邪の時の食事でおすすめしたい食材です。
どれも手軽に手に入るものばかりなので、風邪の時には是非取り入れてみてください。
4 風邪の時の食事はこれ!風邪に効くレシピ
風邪の時には食欲がなかったり胃腸が弱っていたりしてあまりご飯を食べられない、という時もありますよね。
しかし風邪を治すためには栄養のある食事をすることが欠かせません。
ここでは風邪の時の食事として、食欲がなくても食べやすく胃に負担の少ない簡単にできるレシピをご紹介します。
うどんやおかゆ、葛湯にゼリーなどどれも体を温め胃腸にも優しく風邪の時の食事にぴったりのレシピです。
手軽にできるものばかりなので、風邪をひいてしまった!という時には是非作ってみてくださいね。
5 風邪の時にコンビニで調達するとき食べると良い食べ物
風邪の時は熱が出て体もだるく、一人暮らしの人は自分で食事を作れないという時もあるのではないでしょうか。
そんな時は無理をせずに身近にあるコンビニで買えるものの中から風邪に効く食べ物を選びましょう。
このようにコンビニでも風邪の時に効果的なご飯を買うことが出来ます。
辛い時は無理をせずに、ゆっくりと休むためにもコンビニを活用しましょう。
6 普段の生活習慣で予防できる風邪
どんなに予防をしていてもひいてしまうことがある風邪。それでもなるべく普段の生活で風邪を予防したいですよね?
ここでは生活習慣から風邪の予防方法をお教えします!
栄養バランスのとれた食事は風邪の時の食事で摂るとよい栄養素を参考にすると良いのではないでしょうか。
どれも普段の生活で簡単に出来るものばかりなので、是非習慣にして風邪の予防をしていきましょう!
さて、『風邪の時の食事として絶対食べたい体力回復に良い食べ物6選』はいかがだったでしょうか?
風邪の時の食事では体を温める効果のあるものなど、風邪に効く栄養素を摂り、胃に負担をかけることのないよう消化に良い物を食べることが大切です。
食事として摂ると良い食材はどれも栄養価が高く、風邪の時だけではなく予防として普段から食べるのも効果的です。
風邪の時には体を温めゆっくり休養を取るとともに、食事にも気を付けながらしっかりと治していきましょう。
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