季節を問わず感染を注意したい胃腸風邪の症状と対処法6つ

季節を問わず感染を注意したい胃腸風邪の症状と対処法6つ

止まらない嘔吐に腹痛や下痢、そして発熱で体力も弱らせる胃腸風邪、、、本当に辛いですよね。

胃腸風邪は正式には感染性胃腸炎と呼ばれるもので、ウイルス感染、細菌感染による食中毒で起こる胃腸炎を差します。

季節を問わず1年中発症するもの、そして流行る時期があるものもあり、感染予防を徹底していないと突然発症することもあるので注意が必要です。

そこで今回は、気になる胃腸風邪の症状と対処法6つをご紹介します。


季節を問わず感染を注意したい胃腸風邪の症状と対処法5つ


1 風邪とは全く違う!胃腸風邪なのかどうか見分ける方法


胃腸風邪は「風邪」という言葉が付いているのは、悪寒や発熱、腹痛や下痢など風邪の諸症状と似た症状が見られるからですが、通常の風邪に見られる咳や喉の痛みなどは伴わないため、風邪と区別することはできます。

胃腸風邪の主な4つの症状

  • 腹痛
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 発熱

胃腸風邪の全てが4つの症状を伴うわけではなく、中には発熱を伴うもの、伴わないものがあります。


2 感染力が強力で流行するウイルス性胃腸炎


胃腸風邪と呼ばれる感染胃腸炎のうち、ウイルス感染で発症するウイルス性胃腸炎は、特徴として悪寒や発熱などの風邪に似た症状が現れる点です。

ウイルス性胃腸炎の潜伏期間と症状

◆ノロウイルス

潜伏期間

1日~2日、まれに3日程度のこともあります。

症状が続く期間

患者の体力にもよるが最長で3日程度です。

症状や特徴

ノロウイルスは感染力がとても強く、11月~1月が患者数が増えるピークになります。
主な症状は、嘔吐・下痢・腹痛で、特効薬はないため病院では整腸剤が病状によって処方されます。

◆ロタウイルス

潜伏期間

1日~3日程度です。

症状が続く期間

患者の体力にもよるが最長で7日程度です。

症状や特徴

乳幼児が感染する場合がほとんどで、発症から発熱と嘔吐が1日~2日で、水下痢が7日程度続くの特徴です。
患者数が増えるのは1月~3月で、特効薬はないため病院では整腸剤が病状によって処方されます。

◆プール熱

潜伏期間

4日~7日程度です。

症状が続く期間

患者の体力にもよるが5日~7日程度です。

症状や特徴

アデノウイルス3型・4型が原因であるプール熱は、乳幼児から小学生が感染する場合がほとんどで、咽頭結膜熱の代表的な症状である38℃以上の高熱、喉の痛み、結膜炎を伴うのが特徴の「夏風邪」の一種です。
患者数が増えるのは6月~9月にかけてで、特効薬はないため病院では鎮痛薬、解熱剤が処方されます。

◆ヘルパンギーナ

潜伏期間

2日~7日程度です。

症状が続く期間

患者の体力にもよるが5日程度です。

症状や特徴

コクサッキーA群ウイルスが原因であるヘルパンギーナは、乳幼児から小学生が感染する場合がほとんどで、高熱や口内に水泡を伴うのが特徴の「夏風邪」の一種です。
患者数が増えるのは7月~9月にかけてで、特効薬はないため病院では消炎薬、鎮痛薬、解熱剤が処方されます。

ウイルス性胃腸炎で怖いのは2次感染で、症状が出ているときに安易に外出することは感染を広げることになるため絶対に止めましょう、

そして免疫力の弱い乳幼児や子どもの感染が主であるアデノウイルス3型・4型、ヘルパンギーナウイルスは大人にも感染し、そして夏場にだけはなく季節を問わず感染するのも特徴です。

下痢や嘔吐がひどいときにはノロウイルスかロタウイルス、喉の痛みに結膜炎があるときにはアデノウイルスを、そして口内炎のような水泡ができるときにはヘルパンギーナウイルスを疑うようにしましょう。


3 激しい腹痛と嘔吐が特徴の細菌性胃腸炎


胃腸風邪の一つである細菌性胃腸炎は、人が細菌が付着した食べ物を摂取して、腸管内で細菌が増殖して毒素が生産されて発症する感染型、そして食品の中で繁殖して毒素が生産されたものを摂取することで発症する毒素型の2つの分類することができます。

それではどのようなものがあるのか、それぞれの潜伏期間と症状が続く期間、症状と特徴をまとめてご紹介します。

感染型の細菌性胃腸炎の潜伏期間と症状

◆腸炎ビブリオ

潜伏期間

数時間~10時間程度です。

症状が続く期間

4日~6日程度です。

症状や特徴

魚介類から感染し、激しい腹痛、嘔吐、下痢と軽い発熱が特徴で、加えて高齢者は脱水症状と伴うこともあります。
治療のために病院では、抗菌作用を持つ化学療法剤が処方されます。

◆カンピロバクター

潜伏期間

2日~4日程度です。

症状が続く期間

3日~7日程度です。

症状や特徴

カンピロバクターは犬や猫、豚・牛・ニワトリをはじめとする鳥に下痢を起こさせる細菌で、これらのペットや家畜、井戸水や食肉から感染します。
腹痛や場合によっては血の混じった下痢、発熱の症状が現れるのが特徴です。
治療のために病院では、抗生物質や抗菌作用を持つ化学療法剤が処方されます。

◆腸管出血性大腸菌(O-157)

潜伏期間

3~9日程度です。

症状が続く期間

10日程度です。

症状や特徴

病原性大腸菌の一種で毒性の強いベロ毒素を生産するのが特徴で、腸管出血性大腸菌を持つ家畜の食肉、保菌者の便に汚染された食事や水から感染します。
成人の場合は下痢程度で済むこともありますが、高齢者や子どもは腹痛や下痢、貧血、けいれん、発熱を起こし重症化することもあります。
治療のためには病院での抗生物質の処方、そして重症の場合は輸血や人工透析が行われることもあります。

◆サルモネラ菌腸炎

潜伏期間

10時間~20時間程度です。

症状が続く期間

7日程度です。

症状や特徴

食肉や卵に付着したサルモネラ菌が腸で繁殖して、発熱、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が出るのが特徴です。
さらに犬や猫などペットを介して発症すること、季節を問わず1年中発症するのも大きな特徴です。
治療のために病院では、抗生物質や抗菌作用を持つ化学療法剤が処方されます。

◆ウェルシュ菌腸炎

潜伏期間

6~24時間程度です。

症状が続く期間

2日程度です。

症状や特徴

ウェルシュ菌は100℃で30分間の加熱にも耐える菌であり、なかなか死滅しないのが特徴です。
ウェルシュ菌が付着した肉や魚を調理し、24時間以上室温で放置したものを食べると、激しい腹痛や下痢だけが発症します。
治療は安静にしていれば完治するため薬は不要です。

毒素型の細菌性胃腸炎の潜伏期間と症状

◆ブドウ球菌腸炎

潜伏期間

1時間~4時間程度です。

症状が続く期間

1日~2日程度です。

症状や特徴

ブドウ球菌は人や動物の常在菌で熱に強く、混入したした食品の中で繁殖して、毒素を生産します。その食品を食べると短時間で発症するのが特徴です。
通常は症状は胃腸炎のみで安静にしていれば完治しますが、嘔吐や下痢がある場合には病院での治療が必要です。

◆セレウス菌腸炎

潜伏期間

1時間~6時間程度です。

症状が続く期間

1日~2日程度です。

症状や特徴

セレウス菌は加熱調理した食品の中でも生き残り、食品を長時間室温に放置すると増殖します。そしてその食品を食べることで短時間で発症するのが特徴で、症状は嘔吐と下痢です。



4 胃腸風邪の症状が出たときに守るべき5つの方法


収まらない吐き気や下痢、本当に辛いものですが、体の中から細菌やウイルスを排出するためなので、出し切ることが治る近道です!

ウイルス性、細菌性にかかわらず嘔吐や下痢の症状がある場合は、脱水症状を防ぐように充分に気を付けましょう!

そこで、脱水症状や感染を防ぐために必要なことをまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

胃腸風邪の症状が出た時に守りたい5つの対処法

水分補給を欠かさない

激しい下痢や嘔吐により水分が失われますので、脱水症状にならないように水分補給は必ず守りましょう。
スポーツドリンクや経口補水液を少量ずつ、こまめに飲むようにしましょう。
※水分補給には適度な塩分と少量の糖分が必要なので、水やお茶では逆効果になるので注意しましょう。

自己判断の薬を飲まない

下痢は細菌や毒素、そしてウイルスを排出しようとしている体の自己防衛機能のため、下痢止めを飲んでしまうと排出しようとしているものが体内に残ってしまい症状が長引く原因にもなります
自己判断では不安な場合や、あまりにも酷い症状の場合は、すぐに病院に行きましょう。

我慢せずに吐く

吐き気があれば、我慢せずに吐いてしまいましょう。
ただ、吐いた後にすぐに何かを飲むと、再度の吐き気が起きやすくなるため、嘔吐後は口をゆすぎ、少し時間を置いてから少量ずつ水分補給しましょう。

嘔吐物に直接手を触れない

胃腸風邪を引き起こす細菌やウイルスは、アルコール消毒も効果ない程の強いものもあるため、絶対に患者の嘔吐物や便に直接手を触れてはいけません。
必ず、手元や枕元にビニール袋や使い捨てのタオルを用意しておき、嘔吐物や便はすぐに処理しましょう。
※処理した後は、必ず手洗い・うがいをして、使ったタオルや手袋も捨てましょう。

安静にする

吐き気があるのに無理して食べようとしないように、水分補給しながら安静に過ごしましょう。
少し何かを飲んでも嘔吐してしまう場合には、病院で点滴を受けることも考えましょう。


5 知っておきたい!胃腸風邪から身を守るための基礎知識


胃腸風邪は症状が出始めてから初めて感染したとわかるものです。

ウイルスや細菌は目に見えないだけにどう予防したら良いのか難しいですよね?

胃腸風邪が流行ってるニュースが飛び交う時期以外でも、意識すれば予防することができますので、胃腸風邪の基礎知識を覚えておきましょう。

知っておきたい!胃腸風邪の基礎知識

手から口へと通じて感染する

胃腸風邪は「手」を通して感染するので、ウイルスを持った人や完治してない人が触れた食材を口にしても感染してしまいます。
極端に避けて失礼にあたることは避けたいものですよね!
多くの人が触れる場所を触ったあとは、その手を口元に持っていかないように気をつけましょう。

生の牡蠣に気をつける

ノロウイルスの感染源が生の牡蠣をはじめとする、貝類であることは有名です。
胃腸風邪が流行りだしたら生で食べることは避け、加熱されたものを食べるようにしましょう。
加熱する場合には、85℃以上1分間以上加熱すると安心です。

トイレに気をつける

嘔吐物や汚物が身についてしまう場合に備えて、市販されている胃腸風邪ウイルスに効果のある除菌スプレーを持ち歩いていると、トイレを利用する際の予防に役立ちます。

自分が胃腸風邪になったら、周囲に知らせる

症状が落ち着いて外出するようになった場合、自分が胃腸風邪になったことを一緒に居る人や身近な人には伝えておくと、二次感染を防ぐ良い機会になるでしょう。

消毒のために塩素系漂白剤が必要

一般のアルコール消毒では全く除菌効果がないのが胃腸風邪のウイルス!
何かを消毒する必要がある場合には、塩素系漂白剤を利用しましょう。
手軽な消毒で大丈夫な場合には、除菌スプレーでも効果的です。

細菌性胃腸炎は新鮮な食材と清潔なキッチン用品で予防する

見た目が変色していたり、腐ったりしている食品を自ら調理したり、食べたりすることは注意していれば防ぐことができますが、お店でどのように調理されているかわからないと、細菌性胃腸炎は防ぎようがありません。

食品は新鮮な物を購入して持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫に入れるなど、細菌を発生させないように気をつけましょう。

料理は作り置きして常温で放置しない

『食中毒予防=食品を加熱すれば菌は死滅するから大丈夫』と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、食品を調理加熱しても死滅しないウェルシュ菌やセレウス菌があることを忘れないようにしましょう!>
特に多いのが、作り過ぎたカレーや煮物などの煮込み系料理を常温で放置して翌日食べるような場合です。
常温放置は細菌が増殖する環境を整えているのと同じですので、作り過ぎないようにすること、そして余ったものは菌が増殖できない冷凍庫で保存するようにしましょう。


6 胃腸風邪の回復期に食べたらNGの食べ物飲み物


胃腸の痛みや吐き気が収まると、少しずつ食欲も戻ってきます。

そこで消化が良くて温かい定番のお粥や柔らかく煮込んだうどんなどを、少し物足りない程度の量に抑えて食べるのがベストです。

ただ、少しでも栄養をつけなくちゃ、、、と思って食べたり飲んだりしたものが、実は回復を遅らせる逆効果のものだと台無しになりますよね。

そこで少しずつ回復している胃腸のために、控えた方が良い食べ物・飲み物をご紹介します。

胃腸風邪完全回復まで控えた方が良い食べ物飲み物

納豆

納豆は胃で消化するのに時間がかかるため、胃に負担をかけてしまいます。

りんご

りんごの食物繊維が豊富と酸が、胃の回復を遅らせることがあります。

牛乳

胃腸の調子が悪い時に牛乳を飲むと、下痢や腹痛を誘発することがあります。

乳製品

ヨーグルトやチーズなど乳製品に含まれる酸が、胃に負担をかけて回復を遅らせてしまいます。

揚げもの・油っぽい料理

胃腸の調子が悪い時に揚げ物を食べると、下痢や腹痛を誘発することがあります。

スナック類(ポテトチップス等)

スナック類は、少量なわりに高カロリーで胃で消化するのに時間がかかるため、胃腸が弱っている時には控えるべき食べ物です。

りんごや納豆な体に良さそうに思いますが、胃腸が弱っているときに食べるのはNGになります。

その他の「胃がもたれそう」な食べ物飲み物も完全回復するまでは控えるようにしましょう。


さて、『季節を問わず感染を注意したい胃腸風邪の症状と対処法6つ』はいかがでしたか?

辛い症状の胃腸風邪には感染しないことが何よりですが、もし自分でなく家族の高齢者や子供を看病することになってしまったら、、、嘔吐物で窒息しないように充分に気を付け、病院で治療の指示をもらいましょう。

胃腸風邪になってしまったら、少しでも症状を軽く早く確実に治るように、今回ご紹介した対処法を参考にしてくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

季節を問わず感染を注意したい胃腸風邪の症状と対処法6つ

1 風邪とは全く違う!胃腸風邪なのかどうか見分ける方法
2 感染力が強力で流行するウイルス性胃腸炎
3 激しい腹痛と嘔吐が特徴の細菌性胃腸炎
4 胃腸風邪の症状が出たときに守るべき5つの方法
5 知っておきたい!胃腸風邪から身を守るための基礎知識
6 胃腸風邪の回復期に食べたらNGの食べ物飲み物


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