耳の中には迷走神経と呼ばれる快感を感じ取る神経があり、耳掃除をしていて気持ち良いと感じるのは、この神経のおかげです。
そのためお風呂上りの習慣にしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ快感がクセになってしまい毎日、しかも時間をかけて耳掃除をしてしまうと、耳が聞こえにくくなってしまったり、出血することもあるので、やり過ぎはNGです!
そこで今回は、耳掃除における出血や聞こえが悪くなる原因と対処法をご紹介します。
耳掃除のやり過ぎで出血や聞こえにくくなる原因と解決法5つ
1 耳掃除のやり過ぎが招く病気や症状
「耳掃除をしていてキーンと痛みを感じた」、「綿棒に少し血が付いていた」こんな経験はありませんか?
他にも「膿のようなものが垂れてきた」なんてこともあるかもしれませんね。
余りに耳掃除をやり過ぎると、耳の中の傷つけてしまうため注意が必要です。
どの症状も、耳掃除のやり方を変えるだけで防ぐことができますので、正しい耳掃除を行うようにしましょう。
2 耳垢タイプ別の耳掃除のポイント
耳垢には、ベッタリした粘着質、パサパサ剥がれる乾燥質の2タイプがあり、人それぞれ違います。
さらに使っている耳掃除の道具も、粘着質の耳垢の方は綿棒、乾燥質の耳垢の方は耳かきと、傾向が分かれます。
粘着質の耳垢の方が、綿棒で耳掃除中にやってしまいがちなことが、実はグリグリと綿棒を奥まで突っ込むことです。
これが原因となり、一時的に耳が聞こえにくくなってしまったり、最悪の場合は難聴になることもあるため、綿棒の使い方を注意する必要があります。
そもそもですが、綿棒を耳の中に入れて掃除をするのがNGだということをご存知でしょうか?
実は綿棒は、外耳周辺を優しく掃除するためものであり、耳の中を掃除するものではありません!
ただ耳垢が粘着質の方は、綿棒に耳垢が絡みついて取れるため、ついつい綿棒を耳掃除用に使ってしまうのです。
本来耳垢は自然と体外に排出されるもので、必要以上に掃除して出す必要はありませんので、あくまでも程々に掃除をするようにしましょう。
3 今日から実践できる!正しい耳掃除の方法
そもそも耳掃除のトラブルの大半は、間違った耳掃除をしているか、耳掃除のやり過ぎです。
そこで正しい耳掃除の方法をご紹介します。
具体的な流れを紹介いたしますのでぜひ試してみてください。
耳の中が臭うという方は、耳の中の掃除を丹念にしがちですが、臭うのは耳の穴の周辺です!
そのため耳の穴の中の掃除は半月に1回程度に留めて、耳の穴の周辺の掃除を週に1回、丁寧に行うようにしましょう。
4 耳掃除時のトラブルへの応急処置
「耳掃除の途中で出血や痛みが起こり、どうしようもないのに病院にすぐに行けない」というときには、次の処置を行いましょう。
まず中耳炎や外耳炎は、冷やすことで痛みが和らぎますし、痛み止めで痛みを落ち着かせて様子を見ることが先決です。
さらに菌の繁殖を防ぐために、消毒薬を綿棒に染み込ませて、さっと塗るのも効果的です。
但し、消毒薬は市販の消毒薬ではなく、耳鼻科で処方されたものに限りますので、注意するようにしましょう。
5 こんな症状が出たら病院へ
耳は他の部位とは違い、自分の目で確認することが困難な部位ですよね。
そのため耳の中に異常を感じたら、即耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。
もし出血が少量ですぐ止まった場合でも、念のために耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。
さて、『耳掃除のやり過ぎで出血や聞こえにくくなる原因と解決法5つ』はいかがでしたか?
習慣となっている耳掃除のせいで、耳が聞こえにくくなったり、体の不調につながることがあるとなると、掃除の仕方も改めたくなりますよね。
耳はデリゲートな器官であり、ちょっとした耳掃除の失敗で難聴になることもありますので、やり過ぎに注意して、正しくケアするようにしましょう。
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