足のしびれの原因は何?気になる病気と対処する方法6つ

足のしびれの原因は何?気になる病気と対処する方法5つ
正座をして足がしびれ、立てなくなった経験はよくあることですが、何もしてないのに足がしびれてしまう事はないでしょうか?

自分でも原因がわからないけど、時々足がしびれて動けなくなる、でも一過性のもので暫くすると治るというような症状などです。

一時的ですぐに治ればそれに越したことはありませんが、頻繁に繰り返したり、しびれの時間が長くなったりすると、そこには大きな病気が隠れているかもしれません。

そこで今回は、足のしびれの原因は何?気になる病気と対処する方法を紹介します。


足のしびれの原因は何?気になる病気と対処する方法6つ


1 足のしびれの種類は3タイプある


人間の末梢神経という細い神経が網の目のように通っていて、何かの原因で感覚の信号を受け取れなくなると、しびれが生じます。

足のしびれの3つのタイプ

感覚の低下

裸足なのに靴下を履いているみたいだと感じるような、触れている事や熱さや痛みを感じたりする感覚がにぶる事です。

運動麻痺

運動麻痺とは自分の意志に反して手足が動かなくなったり、力が入らなくなったり、あるいは脱力感やつっぱりなどが起こる事です。

異常知覚

何もしていないのに正座をした後のような、ジンジン、ぴりぴりとしたしびれを感じる事です。


2 血行障害による足のしびれ


足がしびれてしまう原因の一つとして考えられるのが血行不良です。

寒さや冷えによって、末梢神経まで血液が回らなくなる事で起こるしびれで、正座して起こるしびれも同じ原理です。

さらに血行障害を起こす原因として考えられる病気についてご紹介します。

鉄欠乏性貧血

血中のヘモグロビンが足りなくなり、体内に酸素が行き渡りづらくなることで、しびれが起こることがあります。

下肢閉塞性動脈硬化症

動脈硬化が起こる場所といえば、心臓や脳を想像しがちですが、実は足にも起こる事があります。

足の動脈の血管が細くなり血行不良を起こすと、極端に冷えたり、歩くとしびれが起こる他、最悪の場合は末梢神経に血液が行かなくなり、足が壊死(壊疽)することもあります。

加齢による老化現象の一つ、糖尿病や高脂血症の人は若くても下肢閉塞性動脈硬化症にかかることがあります。

バージャー病

下肢閉塞性動脈硬化症が中高年に多いのに比べ、バージャー病は20代から40代の比較的若い層に発症するのが特徴です。

足の動脈の細い部分が炎症を起こし詰まり、血管を塞いでしまう病気で、最初は足が冷えて、しびれるようになり、その後血流の流れが悪くなると痛みや潰瘍ができて、足が壊死(壊疽)することもあります。

レイノー症候群

レイノー現象というのは、冷たい水に触った時や緊張が増した時に、手足の指先の血管が異常に収縮し、最初は指先が白くなり、次が紫になり、血行が回復してくると赤くなる事で、血流が阻害されているので痛みやしびれを伴います。

リウマチや強皮症などを併発する膠原病や、振動工具を使い続けている人にみられる事がありますが、原因が不明であるにも関わらずこのような症状を引き起こす場合をレイノー病と呼びます。

レイノー病にかかりやすいのは圧倒的に若い女性で、度を越した指先の冷えや色の変化には注意しましょう。


3 末梢神経障害による足のしびれ


末梢神経の1本または何本かの神経が傷ついたり圧迫されたりすると、手や足の力が入らない、躓いて転びやすくなるなどの運動障害や、感覚が鈍くなったりしびれたりする感覚障害や手や足の皮膚が冷たくなる自律神経障害などが起こります。

足根幹症候群

足根管というのは足首の突き出た骨の所に神経や血管や腱が走っている管の事で、この管の中で神経が圧迫されるとしびれが起こります。

てっきり椎間板ヘルニアのしびれだけと思っていたら実はそうではなかった、腰痛が原因で足がしびれると思っていたら異常がなかった等、違う部位の症状が原因でしびれが起こります。

しびれる原因は足の筋力が落ちる事によって、偏平足になったり足が変形したりして圧迫され、足の裏、とりわけ指に近い部分がしびれますが、窮屈な靴を履いた時や運動をする事が引き金になる場合や糖尿病、関節リウマチ、慢性腎不全の合併症の場合でも発症します。

腓骨神経麻痺

長時間に渡って足を組む、膝を曲げるなどの姿勢を続けていると現れる症状で、しびれるのが足の甲である事が特徴で、これらは生活習慣の改善で治りますが、関節リウマチの患者は姿勢に関係なく症状が現れやすいと言われています。

腓骨神経麻痺は進行すると足首や足を上げられない状態になり、躓いたり、サンダルが脱げやすくなったりしますし、重症になると神経開放手術が必要になります。

中足骨痛

ハイヒールを履き続けたり、慣れない革靴を一日中履き続けたりすると、関節や腱からできるジェリー状の袋(ガングリオン)が周囲の神経を圧迫してしびれが起きますが、特徴は足の人差し指と中指の間がしびれ、指の付け根が痛くなる事で、それ以上広がらなければ中足骨痛と診断され、これは取り除く事もできますが自然に潰れる場合もあります。

感覚異常性大腿神経痛

きつい下着でウエスト部分から足にかけて締め付けすぎたり、ジーンズなどの生地のズボンをはいてしゃがみこんだりした場合、あるいは妊娠している時などに太ももの外側の広い範囲でしびれが起こりますが、筋肉の麻痺などは一切起こりません。

大抵はすぐに原因がわかって改善されるのですが、ごくまれに骨盤内に悪性腫瘍ができた為に神経が圧迫されてしびれが起きる事もあるので注意しなくてはなりません。

糖尿病性神経障害

糖尿病の合併症の一つである糖尿病性神経障害は、手や足の指先がしびれ、進んでいくと筋肉に力が入らなくなったり、顔面神経麻痺、物が二重に見えるなどの症状が現れます。

麻痺によって感覚が鈍りやけどや怪我をしても気づかない事があり、その結果、傷口が悪化したり壊疽を起こしたりする事があります。

これは糖尿病による高血糖が続く事で神経や毛細血管に障害が起こり、血流が低下する事により生じるものです。



4 中枢神経障害による足のしびれ


中枢神経は、末梢神経から集まった情報を脳と脊髄に集めて、それぞれ必要な部位に情報を伝達する神経のことで、末梢神経と同様に足のしびれに関連する障害が起こります。

脳梗塞

感覚器官から受け取った刺激を中枢神経に伝えるのが感覚神経ですが、脳に至るまでには縄のように交差するので、左の脳に梗塞が起きれば右側が、脳の中心部であれば同じ側の顔にしびれや麻痺が出てきます。

突然、手足がしびれて感覚が無くなったり、呂律が回らなくなったら脳梗塞の前触れの可能性があります。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎は5つの骨でできており、それぞれの骨の間には椎間板がありクッションの働きをしています。

この椎間板の繊維輪と呼ばれる蛇体軟骨の中に柔らかい髄核という軟骨が圧迫される事で髄核が外にはみ出すと腰が痛くなったり、足がゴム管で縛られたような痛みを感じる事があります。

椎間板ヘルニアの原因は背骨のゆがみや疲れやストレス、遺伝的な要因などがあります。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は、首や腰に負担をかける運動をする方、長い時間座りっぱなしなどの姿勢を続けるような方がかかりやすい病気で、次の3つに分けることができます。

3つの脊柱管狭窄症タイプ

神経根型

神経根は脊髄神経の一番の根元で、ここが圧迫されたり傷ついたりすると、そこの部分の側だけがしびれます。

馬尾型

脊柱管は背骨を取り囲む空間にある管で、この中を通る脊髄神経は馬のしっぽの様に何本も分かれており、ここが圧迫されると両足に電気が走るようなしびれが起こります。

混合型

神経根と馬尾神経の両方が圧迫されて起きる症状で、この病気にかかる人は中高年が多く、また首や腰に負担のかかるスポーツや、または前かがみや座りっぱなしなどの動作を長時間続けている人がなりやすい病気です。

他にもパニック障害でも極度の不安に襲われた場合はしびれや震えを感じます。


5 足のしびれを防ぐために注意すべきこと


足のしびれの原因が冷えや血行不良から来ているものであれば、常に足を温かくしている事が大切です。

さらに血流が止まってしまうような無理な姿勢、そして長時間座ったままでいる事を控えて、下着で体を締め付けすぎたり、サイズの合わない服や靴を避ける必要もありますし、喫煙もまた血管を細くし、血行を悪くする原因になるため避けるべきです。

適度な運動やストレッチで血流を良くすること、筋力の低下を防ぐ事も重要です。


さて、『足のしびれの原因は何?気になる病気と対処する方法5つ』はいかがでしたか。

足のしびれを軽いものだと放置していると、実はその裏に大きな病気が隠れていることがあるので、軽視することは危険です。

すぐにできる足のしびれ対策は血行不良を改善することですが、それでも改善しない場合は整形外科、脳神経内科をまず受診しましょう。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

足のしびれの原因は何?気になる病気と対処する方法5つ

1 足のしびれの種類は3タイプある
2 血行障害による足のしびれ
3 末梢神経障害による足のしびれ
4 中枢神経障害による足のしびれ
5 足のしびれを防ぐために注意すべきこと


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