こんにゃくは、低カロリーでダイエットには最適の食品として、長年愛されています。
こんにゃくにも色々な種類がありますが、その素材の風味や特徴を生かしたこんにゃくを使ったダイエット食品も様々に販売されている今日この頃。
既に味付けやスパイスがついているこんにゃくパスタ、こんにゃくステーキ、デザートにはこんにゃくゼリーやこんにゃくチップスなど、スーパーでは色々と販売されています。
有効的に使って楽しく減量するには、もってこいですね!
今日からでも始められるこんにゃくダイエット、あなたも日常に取り入れてみませんか?
そこで今回は、こんにゃくを使ったダイエットの実践法や効果、注意点などを纏めてご紹介しましょう!
こんにゃくダイエットの正しい実践法とリバウンドを防ぐコツ6つ
1 低カロリー!こんにゃくの特徴とは?
まず何よりも、こんにゃくがダイエットに向いている理由は低カロリーだということ。
こんにゃくには、黒こんにゃくと白こんにゃくがある事は、スーパーでこんにゃくが並んだコーナーを見ると一目瞭然なのですが、どう違うのでしょう?
黒こんにゃくの特徴
黒こんにゃくは、こんにゃくの原料であるこんにゃく芋から出来るものです。
昔は、その皮も一緒に摩り下ろして作られていたので、黒っぽい色をしているのが特徴。
しかし、最近ではひじきなどの海藻を混ぜて色づけや風味を足している場合が多いです。
白こんにゃくの特徴
こんにゃく芋を製粉して作られた白こんにゃくには、色がついていません。
製粉したものから作る白こんにゃくは、昔から馴染みがあった黒こんにゃくと比べて「こんにゃくらしくない」と評判が良くなかったために、上記のように海藻などを混ぜて色をつけているのですが、最近では白こんにゃくも普通に並んでいるのが判りますね。
こんにゃくのカロリーは、100グラム当たり大体5~7キロカロリーになります。
昔はこんにゃくには、灰汁抜きという作業が必要だったのですが、最近ではその手間を省いてそのまま使えるように加工してあるこんにゃくも多く並んでいます。
2 驚き!こんにゃくに含まれた成分やその効果とは
こんにゃくは、その97%が水分で出来ています。これも低カロリーの理由の1つですね。
では、水分の他にこんにゃくに含まれている身体に良い成分を、その効果と共にご紹介していきましょう。
グルコマンナン
グルコマンナンは、こんにゃくを代表する身体に良い成分です。その特徴は「腹持ちが良い」ということ。ダイエットに向いている食材にこんにゃくが挙げられるのは、この理由からです。
グルコマンナンは水と混ぜると膨らむ特徴があります。
その為、お腹の中で水分と混じり合うとどんどん大きく膨らんでいき、満腹感を与えてくれます。
そのまま胃で消化されず、大腸にまで届くため腸を刺激して便秘解消へと繋がる効果もあるのです。
また、コレステロールや血糖値を下げる効果もありますので、生活習慣病の予防にも!
食物繊維
こんにゃくには、食物繊維で豊富に含まれています。
グルコマンナンに含まれた食物繊維が、便通を良くして便秘体質を改善してくれるのです。
老廃物を身体に溜めてしまっては、下腹部も張ってしまいますし、肌にも悪い影響を及ぼします。
こんにゃくに含まれた食物繊維は、水に溶けない不溶性食物繊維に分類されますので、胃で消化されることはなくそのまま大腸へとダイレクトへ届くため、自然な便通を促してくれるのです。
カルシウム
カルシウムは骨の形成にも必要な、大切な栄養素なのですが、毎日の必要量をなかなか摂取出来ない成分でもあります。
こんにゃくには、カルシウムが豊富に含まれていますので、効率良く摂取する事が出来ます。
カルシウムは骨に良いだけではなく、筋肉の動きを良くしたり、精神を安定させる効果もありますので、デスクワークなどで肩こりに悩んでいる方にはお勧めの食材となります。
3 こんにゃくダイエットの効果的な実践法
それでは、こんにゃくをダイエットに活用する実践法を3つご紹介しましょう!
主食をこんにゃくに置き換えて食べる
3食全てをこんにゃくに置き換える事はありません。
3食のうちどれか、出来れば夕食の時がお勧めなのですが、朝食、昼食に置き換えてももちろん構いません。
主食の御飯や麺類など、炭水化物をこんにゃくに置き換えて食べる方法です。
今は、御飯に混ぜて炊けるように、こんにゃく粉を原料とした米粒の大きさの材料も売られていますので、それで毎日の炭水化物の摂取量を減らすのもいいですね。
タンパク質や脂質の多いおかずの代わりに、こんにゃくのおかずを増やす
これも、毎食のこんにゃくに置き換える必要はありません。
タンパク質や脂質の多いおかずの代わりに、1品こんにゃくを使ったおかずに置き換えるだけで1食のカロリーをぐんと減らす事が可能になり、ダイエットが効率的に出来ます。
食前に、こんにゃくを食べておく
こんにゃくは満腹感を得られる食べ物ですから、食前にこんにゃくを食べておくと1食の摂取量を自然に減らす事が出来ます。
出来れば食事の30分前に、ゆっくりと良く噛んで食べておくとその後の食事の量を、無理せずに減らせますよ!
4 こんにゃくダイエットのレシピ3選
ではここで、こんにゃくを使ったレシピをご紹介しましょう!
こんにゃくパスタは、普通のパスタを作る時と同じ要領で作る事が出来ますので、この他にもミートソースパスタやたらこパスタがお好きな方も、普通にパスタを使うより少ないカロリーで美味しく食べる事が出来ますよ!
また、いつも作る野菜スープにしらたきを混ぜてみる、炒め物に混ぜてみるなど工夫すると飽きが来ないので、こんにゃくダイエットも続けられますよ!
5 こんにゃくダイエットの効果を更に上げる為のコツ
こんにゃくにはいろいろな種類がある事を忘れないで下さい!これを有効活用しない手はありません。
板状のこんにゃく、しらたきだけではなく、前述した通りこんにゃく粉で作られた御飯に混ぜる米粒状の製品も売られていますし、こんにゃく刺身としてそのままタレ付きで売っていたりしますので、飽きないように自分で工夫してメニューを考えることが大切です。
そして、軽い運動を取り入れることも、更に効果を上げてくれます。
どんなダイエットでも食事制限だけでは効果が薄い為、ウォーキングや軽い筋肉トレーニングを日常的に取り入れることで、カロリーを消費して効率よくダイエットが出来ますよ!
6 こんにゃくダイエットの注意点とは
こんにゃくは低カロリーの食品なので、これを取り入れた食事はやはりカロリーが低くなります。
効果を上げたいと思う気持ちが逸ると、毎食こんにゃくを中心とした食事にしてしまいがちですが、それだと1日の必要摂取カロリーを大幅に下回ってしまうことになります。
一気に1日の必要摂取カロリーを下げてしまうと、最初は順調に減量が出来て喜ぶ人が多いのですが、それではリバウンドを起こす可能性が高くなるのです。
身体には生き延びるために、カロリーを極端に減らすと「エネルギーを保存しておこう」と働きます。
それが所謂「飢餓状態」で、そうなってしまうと更にカロリーを減らさないと体重はなかなか落ちてくれないのです。
ダイエットのコツは、「いかに自分の身体を上手く騙して、飢餓状態にさせないか」がポイントとなりますので、大幅にカロリー制限を行うのは逆効果となってしまいます。
徐々に体重を減らす事がダイエットの近道だということを忘れないでくださいね!
また、他の栄養素が不足しがちになってしまうので、別のおかずで必要な栄養素を取り入れる工夫もしましょう。
こんにゃくの1日の摂取量の目安は、大体250グラムです。
あまり食べすぎると、腸の中で詰まって腸閉塞を起こしてしまう危険がありますので、食べ過ぎには注意して下さい。
噛み応えのある食品なのですから、しっかりとよく噛んで食べる事で少量でも満腹感を得られますから、普段から「よく噛んで食べる」事を念頭に置いておきましょう。
さて、『こんにゃくダイエットの正しい実践法とリバウンドを防ぐコツ5つ』はいかがでしたか?
低カロリーであり、様々な料理にも使えて、また市販のデザートやおかずとしてもいろいろなものが販売されているため、ダイエットにはとても取り入れやすい食材です。
ストレスにならないように美味しく食べる事も出来ますし、空腹感に悩まされにくいという利点も多いんですね!
食べすぎない事、毎食こんにゃく料理にして極端にカロリーを減らさない事、よく噛んで食べる事など、注意点をよく弁えながら、こんにゃくで楽しくダイエットをしていきましょう!
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