仕事で外に出ることが多い方や、日頃よく汗をかくという方のなかで、シャツに塩が付いていてしみになって困るという悩みを持っている方は少なくありません。
また色の濃い服の場合は目立つだけでなく、次に着るときに変色するなど生地が傷む原因にもなります。
このように汗が塩になってしまうほど大量にかく場合、何らかの体の不調が原因であることがあります。
そこで今回は、シャツに汗が付くときに考えられる病気、また対処方法について詳しくご紹介します。
汗をかくとシャツに塩が付く方に見られる体の不調の傾向と対処法6つ
1 どうしてシャツに塩が付く?その原因は?
汗を大量にかいた後にシャツを脱ぐと塩が付いていた場合、その原因としては以下のことが考えられます。
2 汗が塩になっている場所でわかる?病気の可能性
多汗症で大量の汗が出る場合、その場所によって問題のある汗のかき方かどうかを判断することが可能です。
3 汗が塩になるのは悪い汗が原因?
汗が塩になって付くほど、大量の発汗がある場合、その汗は「良い汗」と「悪い汗」に分けられます。
良い汗である場合は、通常の健康状態による一時的な発汗だといえますが、悪い汗である場合は、発汗の機能が低下していると共に健康を害している可能性があります。
悪い汗には塩分が多く含まれており、そのためシャツに塩が付く原因となるのです。
通常であれば、汗をかくことで体温調節をすることができますが、運動不足で汗をかかない生活をしていたり、冷房の効いた部屋で過ごすことが多く、汗をかかないでいると、体にある汗腺は十分に働かず、必要最低限の汗腺以外はその活動を止めてしまいます。
そのため急に汗をかく状況になったときに、汗を出す汗腺が足りなくなってしまうために、少ない汗腺からなんとか汗を出そうとし、その結果悪い汗に変わってしまうのです。
活動を止めている汗腺は、休眠しているだけなので、刺激して目覚めさせればまた正常に活動を始めます。
使われずに休眠したままの汗腺は、そのまま老化して活動をやめてしまいますので、そうなる前に目覚めさせる必要があります。
4 汗を塩に変えないためにすぐできることは?
汗が塩となって服に付くと、黄ばみといった変色の原因になるだけでなく、見た目にもよくありません。
しかし塩となることを事前に防ぐことで、対処することが可能です。
5 良い汗をかくために日頃から気をつけることとは?
汗腺の機能を回復させ、良い汗をかくようにするために、日頃の生活から改善することも必要です。
大量の汗をかき、塩となって服に付くのは、見た目もよくありませんが体にとってはそれだけの塩分が失われていることでもあります。
汗をたくさんかいたときに水分を補給することは大切ですが、合わせて塩分も補給しないと熱中症だけでなく血中のナトリウム濃度が低下する低ナトリウム血症の原因となり、頭痛や吐き気といった症状が出ます。
良い汗をかくための習慣と共に、水分と塩分、ミネラルの補給も忘れずに行うようにしましょう。
今回ご紹介した内容に関連する記事として
も併せてご覧ください。
今、あなたにオススメ