ホスファチジルセリンの脳機能アップ効果と摂取時の注意点

ホスファチジルセリンの脳機能アップ効果と摂取時の注意点7つ

脳の機能は、個人差はあるものの、一定の年齢を超えると低下するため、物忘れがひどくなったり、思い出せなかったりするようになりますが、加齢だけでなく、強いストレスからも、脳がダメージを受け、記憶障害などの影響が出ます。

仕事で忙しく、ストレスで体の痛みや心の疲れが出てきますが、脳の機能にまで影響が出てしまうと大変ですよね。

そこで注目したい成分が、ホスファチジルセリンです。

ホスファチジルセリンは、アメリカの生化学者、フォルシュによって発見された、脳が必要とする栄養素で、脳機能アップに効果的です。

そこで今回は、脳機能をアップできるホスファチジルセリンの効果と摂取時の注意点について紹介します。


ホスファチジルセリンの脳機能アップ効果と摂取時の注意点


1 ホスファチジルセリンは脳に良いブレインフード


脳の健康や活性化、メンタルヘルスに良い成分はブレインフードと呼ばれ、DHAやEPAがよく知られていています。

実はホスファチジルセリンもブレインフードの1つで、体内で合成することができないので食事やサプリメントを通じて摂取する必要があります。

ホスファチジルセリンを多く含む食品

  • 大豆
  • 肉類
  • サバ

ホスファチジルセリンは、脳の細胞には欠かせない栄養素になりますので、いつまでも若々しく居たい方にはホスファチジルセリンは、おすすめな栄養素です。

そして脳を活性化させるには、ホスファチジルセリンが一日100mg以上必要になります。

ただ、食事から摂取できるホスファチジルセリンの量はわずかなため、サプリメント活用が現実的です。


2 ホスファチジルセリン摂取の効果効用


加齢とともに体に柔軟性がなくなるのと同様に、細胞膜も硬くなる傾向があります。

体と違って、細胞膜はストレッチや体操ができないので、意識して柔軟性を保つのは難しいですよね?

細胞膜が硬くなると、代謝が下がり老廃物が体内に留まってしまい、身体には老化などの影響を与えます。

ホスファチジルセリンの働きの一つとして、細胞膜を柔らかくする作用があります。

細胞膜が柔らかくなると、酸素や栄養素の供給が速くなり、代謝が上がって老廃物の排出もスムーズに行われます。

さらに全身の血流を良くしてくれるので、脳細胞が活性化と脳機能の改善に効果があります。

ホスファチジルセリンの7つの脳機能アップ効果

  • アルツハイマーや認知症の予防と改善
  • 記憶障害の予防と改善
  • 記憶力アップ
  • 判断力アップ
  • 集中力アップ
  • 不眠解消
  • 鬱状態・無気力の改善

脳の機能低下は加齢だけでなく、ストレスからも影響を受けています。

最近、仕事に集中できない方ややる気が起こらない方、不眠気味の方はホスファチジルセリンが不足している可能性があります。

不眠や鬱状態、無気力も脳の機能低下と密接に関連しているため、ホスファチジルセリンの継続摂取は症状緩和に一定の効果があります。

上手くホスファチジルセリンを摂取して、脳の老化を防ぎましょう。


3 気になるホスファチジルセリンの摂取目安量


ホスファチジルセリンの1日あたりの摂取目安、どれくらい継続して摂取すれば良いのかは、改善目的によって異なります。

1日あたりのホスファチジルセリンの摂取量

認知症やアルツハイマーの予防

100~200mg

脳機能の向上

200~300mg

ホスファチジルセリンの効果が出るには、最低半年間の継続摂取が必要です。

新陳代謝によって、常に新しいものに生まれ変わりますので、ホスファチジルセリンは毎日の食事で摂取したい栄養素です。

ホスファチジルセリンの効果が出るには、最低半年間の継続摂取が必要です。

しかし、飲んだからと言ってすぐに「記憶力が良くなったり」「集中力がアップする」わけではありません。

個人差はありますが、飲み続けていくと効果が発揮されます。

また、ホスファチジルセリンのサプリメント1粒あたりのホスファチジルセリン含有量は、サプリメントごとに違うため、よく確認して適切な量を毎日摂取するようにしましょう。


4 ホスファチジルセリンと相性の良い栄養素


折角ホスファチジルセリンを摂取するのであれば、脳の機能に良い影響のある栄養素も一緒に摂れれば良いのですが、ホスファチジルセリンと相性の良い栄養素はあるのでしょうか?

ブレインフードとしてホスファチジルセリンだけを摂取するのも有りなのですが、相性の良い栄養素を併せて摂ると脳機能改善がプラスに作用します。

そこで、ホスファチジルセリンと相性の良い栄養素をご紹介します。

ホスファチジルセリンと相性の良い栄養素

レシチン

レシチンは情報伝達物質であるアセチルコリンの材料となる栄養素で、ホスファチジルセリンと一緒に摂ることで、脳機能アップの相乗効果が得られます。

DHA

記憶力向上効果の高いDHAとホスファチジルセリンを併せて摂ることで、記憶力向上効果が高まります。

ビタミンB1

ビタミンB1は脳のエネルギー源を生み出すために必要な栄養素で、ホスファチジルセリンと併せて摂ることで、頭の使い過ぎによる疲れ回復をスムーズにしてくれます。

テルペンラクトン

イチョウ葉エキスに含まれる栄養素で、ホスファチジルセリンと同じように脳の記憶部分に大きく関わり一緒に摂取すると更に効果があります。

ホスファチジルセリンと相性の良い栄養素と一緒に摂取して、脳の機能を更に高めましょう。


5 脳トレ習慣化で脳機能をアップする方法


ホスファチジルセリンを継続摂取するだけでは、脳機能の改善はなかなか実感できません。

実感できるとすれば、頭の使い過ぎで脳が疲れて眠気が襲うことが少なくなるなど、脳の疲労回復力が上がることなどです。

そこでホスファチジルセリンの摂取と併せて行うと良いのが、脳を鍛えるいわゆる脳トレです。

ホスファチジルセリン摂取と併せて行いたい脳トレ

  • 数独
  • 漢字ドリル
  • 間違い探し
  • 読書(小説)

ゲーム感覚でできるものもありますが、読書というのが意外ですよね。

楽しく行えるものばかりですので、自分に合った脳トレを楽しく行って、脳機能の改善効果を期待しましょう。

人間の脳のうち、左脳は言葉を理解したり、計算や分析などの論理的なことを考えるときに使います。

一方で右脳はイメージや音楽などを感じたり、インスピレーションや直感力的なことを考えたり、決断するときに使います。

読書は左脳と右脳の両方をバランス良く使うため、脳トレに最適なのです。

好きな本を読めば、本の世界に没頭できますし、嫌なことも忘れることもできるのでストレス緩和にも役立ちます。

ぜひ、ホスファチジルセリンの摂取と読書を毎日の習慣にしましょう。


6 ホスファチジルセリンを摂取するタイミング


毎日の摂取量は、食事で補うことは難しいとされているホスファチジルセリンですが、サプリメントを摂取するのにいいタイミングはあるのでしょうか?

基本的に、ホスファチジルセリンはサプリメントで医薬品ではありません。

食品の仲間になるので、いつ飲むかは明記されていません。

ただ、ホスファチジルセリンは脂溶性なので、食事の後に摂取するのが効果的です。

空腹時に飲んでも身体に吸収されにくくなるので、油ものの食事の後などに飲むと良いでしょう。


7 気になるホスファチジルセリンの副作用


ホスファチジルセリンは、多くの臨床実験が重ねられているため、安全性が高く、他のサプリメントとの併用が可能です。

ただし、ホスファチジルセリンを過剰に摂取し続けた場合、胃や腸への障害や、不眠などの副作用が起こる可能性があるので、ホスファチジルセリンの1日の摂取量をきちんと守りましょう。

また、医薬品との併用による薬害は報告されていませんが、いつも飲んでいる薬がある場合は、ホスファチジルセリンを使用する前に、かかりつけのお医者さんに相談することをおススメします。


さて、『ホスファチジルセリンの脳機能アップ効果と摂取時の注意点』はいかがでしたか?

歳を取れば物忘れもするようになりますし、物の取り違えや勘違いなどもするようになります。

そんな脳機能の低下は、ある意味自然で仕方がないことなのですが、できれば止めたいですよね。

ホスファチジルセリンのサプリメントは、ドラッグストアなどで簡単入手できるので、脳機能の改善にはピッタリです。

ぜひ摂取する際には適量を守って、若いころのキレキレの脳を取り戻しましょう!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

ホスファチジルセリンの脳機能アップ効果と摂取時の注意点

1 ホスファチジルセリンは脳に良いブレインフード
2 ホスファチジルセリン摂取の効果効用
3 気になるホスファチジルセリンの摂取目安量
4 ホスファチジルセリンと相性の良い栄養素
5 脳トレ習慣化で脳機能をアップする方法
6 ホスファチジルセリンを摂取するタイミング
7 気になるホスファチジルセリンの副作用


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