仕事や勉強に集中したいのに、気が付いたら他のことを考えていたり、もしくは全然別のことをやっていたりと、気が散ってしまう、ということはありませんか?
集中力を高めるにはどうすればいいのか、気を散らさないためにはどうすればいいのか?
そう思うのは、それが出来れば断然今やらなければいけないことははかどる、ということが自分でも判っているからです。
1つのことに集中力を高めることで、作業の時間も短く済ませることが出来ますし、要領よく作業が出来ますよね。
そこで今回は、集中力を高めるにはどうすればいいのか、気を散らさずに作業するコツをご紹介します。
【集中力を高める方法】脳と心を整えて邪念を追い払う5ステップ
1 どうして自分には集中力がないのか?
「どうして自分はこんなに集中力がないのだろう? 集中力を高めれば、楽に作業が出来るのに」と思うことは、誰にでもあることです。
特に、好きではない勉強、仕事、作業などをやるときはそうです。
「大変だ、面倒だ」と思っているからこそ、なかなか集中することが出来ません。
しかし、自分には根気がない、と決めつけるのは待ってください。
そういう人でも、好きなこと、例えば大好きな趣味なら、いつのまにか時間を忘れていた、という経験はあるでしょう。
つまり、自分の中で「やりたくないなぁ」とネガティブな思いが少なからずあるからこそ、つい先延ばしにしてしまったり、作業に取り掛かっても関係のないものを見てしまったりするのです。
大掃除を始めて、押し入れの中にしまってあったものを整理整頓しているときも、懐かしいものを見つけた、こんなものがあったんだ、とついそれを眺めたり思い出したりして、片づけをする手が止まってしまう、という話はよく聞きますよね。
そういう人たちに共通する口癖は「自分は根気がない、だから片付けもロクに出来ない、時間が足りない」です。
まずは、自分を否定的に捉えないことと、言い訳をするのを止めましょう。
2 作業に入る前にやるべきこととは?
集中力を高めるためには、「よし、やるぞ!」という気持ちが必要です。
言い換えれば、やる気を起こす、ということです。
「面倒くさいなぁ、嫌だなぁ」と嫌々やる作業と、「さぁやるぞ!」と勢いをつけて取り掛かる作業とでは、格段に作業の効率が違う事を覚えておきましょう。
少し作業をしてはため息をつき、また少し進めてはため息をつき、では効率が良い以前の問題であり、何よりも全然楽しくないですよね。
「だってやりたくないんだから、楽しくないのは当たり前だ」と決めつける前に、「どうせやるなら楽しもう!」と自分に言い聞かせましょう。
あなたの気持ち1つで、どんなことでも楽しくなりますし、また反対につまらないものにもなります。すべてはあなた自身です。
毎日せっせと働き、家事もこなし、子育てに奮闘している女性がいるとしましょう。
周囲は、「あの人は辛そうだな、大変そうだな」と思っていても、本人はそう思っていないかもしれません。
それは、本人が「大変だけど、でも楽しい。こんな経験が出来るなんて素晴らしいな!」と心から感じているからです。
作業に取り掛かる前に、これからやることを楽しむぞ! と決意して、乱れた心を整えるように、まずゆっくり深呼吸してみましょう。
その心1つが、劇的に集中力を高めるステップとなります。
3 周囲の環境を整えよう!
あなたの気持ちが「よし、やろう!」と整ったところで、次は周囲の環境もあなたの心を高揚させるように工夫してみましょう。
例えば、溜まった家事を片付けなければいけないときなどは、あなたの好きな、そして出来るだけテンポの良い音楽をかけながらやるのも1つの手です。
掃除機をかける、雑巾がけをする、洗い物を済ませる、洗濯機を回して洗濯物を干す、こういう「頭を使うよりも手を動かす」作業なら、音楽を聴きながらでも大丈夫。
むしろ、あなたの気分が明るくなれば、嫌々作業するということもなく、結果的に集中力を高めるということになります。
また、勉強やデスクワークの時にも、音楽は使えますが、頭を使うときは、歌詞がついた音楽だと反対に気が散ってしまいますので、自然界の音を集めたものやヒーリングミュージックなどのCDが良いでしょう。
また、周囲に必要なもの以外は置かない、あなたの目のつかないところへ持っていくのもいいですね。
本やDVDなどが目につくと、ついそれを手に取りたくなってしまうのが人情というもの。
そういう気を散らせるようなものは、出来るだけ周囲から排除して作業を始めましょう。
4 休憩時間を挟んで、作業の時間を区切ろう!
だらだらと作業を続けるよりは、時間を決めて取り掛かると、なお集中力を高める効果があります。
そもそも、「これを終わらせるには、どれぐらい時間がかかってしまうのだろう」と考えると、憂鬱になりますよね?
しかし、「30分、いや1時間なら頑張れるかも」という風に、時間を決めると行動に移しやすいのです。
例えば勉強の場合は「1時間勉強、そのあと15分休憩。それからまた1時間勉強」と時間を区切るといいでしょう。
他の作業でも、「これが終わったら、15分休憩。そうしたら次はこれをやろう」とあらかじめスケジュールを立てていくと、やりやすいです。
もちろん、杓子定規になる必要はありませんから、気が付いたら「あれ、もうこんな時間になってる」というパターンもあります。
一旦気を抜いてしまうとそのままだらだらと時間を過ごしてしまう、という人でも「じゃあ30分休もう。そして次の作業にとりかかろう」と決めることで、心身の負担も減らせます。
5 「自分には出来る!」と信じよう
例えば、海水浴に出かけるとして、海へ向かう最中は暑くて嫌になるけれども、海へ辿り着けさえすれば思い切り海で遊ぶことが出来る! と考えれば、向かう最中も楽しい気分でしょう。
実際「やらなくてはいけないこと」だとしても、「やらなくてはいけない」という意識を、あなたの中から追い出してしまえば、この海水浴の例のように、途中の道のりも楽しいものとなります。
「嫌だ、やりたくない」という気持ちさえ、少しでも和らげることが出来れば、もうあなたのやるべきことは半分以上終わったようなものです。
「大丈夫、自分には出来る」「こんなのは簡単だ」「楽しみながら作業することだって出来る」と、自分自身を信じてあげましょう。
私たちの意識は、顕在意識と潜在意識に分かれており、顕在意識はあなたが普段自覚出来るもの、潜在意識はあなたには自覚出来ない、いわゆる無意識と呼ばれるものです。
潜在意識は、実は私達の意識の90%を占めており、この潜在意識に、いわば「刷り込み」をすることで、実際に楽しく、効率よく作業をすることは誰にでも可能なのです。
集中力を高めるために、何も禅寺へ行って座禅を組む必要はありません。
「自分には出来る!」「楽しくやれる!」と自分に言い聞かせれば、潜在意識がそれを受け止めてくれます。
あなたの中にある力を信じましょう!
さて、『【集中力を高める方法】脳と心を整えて邪念を追い払う5ステップ』はいかがでしたか?
「やりたくない、嫌だ」と思っている意識は、たった10%の顕在意識の方ですが、残り90%の潜在意識の方に「楽しい、自分には出来る」と意識させれば、いつの間にか嫌だと思っていた意識は、楽しいという意識へと変わっていきます。
つまり、物事がスムーズに運ぶだけではなく、「楽しい」という感情もプラスされるのです。
楽しければ、もっと良い方法やアイデアを思いつくかもしれませんし、良いタイミングで手助けがあるでしょう。
人生を楽しんでいる人は、このように上手に潜在意識を使って、全てのことを良い方向へと引き寄せて歩んでいるのです。
楽しいことならば、集中力を高めるのも簡単!ならば、どんなことでも楽しもうという意識こそが大切だ、ということを是非覚えておいてくださいね!
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