頭皮の洗い過ぎと乾燥以外にもあった!フケの原因と5つの対策法

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頭皮のフケ、かゆみ、ニオイ、、、年齢とともに気になる悩みですね。

その中でも、フケは目立ちやすく、不潔なイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?

清潔にしているはずなのになかなか減らないフケが改善しないという方は、普段のケア方法に問題があるのかもしれません。

自己流の間違ったケアを続けてしまうと、フケが改善しないどころか、さらにフケを悪化させてしまうこともあります。

フケの原因と頭皮の状態に合ったケアを実践すれば、フケの改善はもちろん、歳を重ねても健康で美しい髪を保ちたいという願いを叶えることもできるのです!

そこで今回はフケの原因と対策法をご紹介します!


頭皮の洗い過ぎと乾燥以外にもあった!フケの原因と5つの対策法


1 フケ対策のためのフケのタイプを見極める方法


背中や肩にまばらに落ちていたり、髪に絡まっていたりする白いフケは、意外とよく目立つため、結構他人に気づかれているものです。

周囲に、髪の毛を洗っていないような不潔な印象を与えてしまいかねず、せっかくおしゃれをしていても、台無しになってしまいますよね。

フケは、頭皮表面の古くなった角質がはがれ落ちたもので、いわゆる肌の老廃物なのですが、頭皮の状態や皮脂量の違いで2種類に分けることができます。

意外に知られていないフケの種類

脂性フケ

湿り気がありかたまりのようなフケです。
色は黄色っぽいものもあり、髪に絡まりやすいです。
頭皮の皮脂分泌が多い脂性肌の方に多く、脂漏性皮膚炎の症状でフケが出ることもあります。

乾性フケ

乾燥したサラサラしたフケです。
色は白っぽく、細かいので自然に落ちてきて服に付きます。
頭皮の脂分が少なすぎる乾燥肌の方に多く、特に皮膚の乾燥する冬場はフケがひどくなることもあります。

効果的なフケ対策のためには、まずは自分がどちらのタイプのフケなのかを押さえておくことが大切です。


2 頭皮にカビ?湿ったフケは皮脂分泌が多すぎる脂性肌タイプ


頭皮は、人の体で最も脂の分泌と発汗量が多く、髪の毛があることでムレやすく、汗や皮脂などの汚れもたまりやすい部分です。

女性の頭皮の皮脂の分泌量は、30代をピークに、40代以降になると減少していきます。

しかし、頭皮の皮脂量は個人の体質や年齢で異なるだけではなく、体調によっても変化するのです。

さらに、糖質や脂質の過剰摂取、ストレスや運動不足による頭皮の血行不良といった、普段の食生活や生活習慣も頭皮の過剰分泌と関係しています。

頭皮のターンオーバーは30日から60日周期ですが、ストレスや頭皮トラブルなどでその周期が早まると、過剰に分泌された皮脂が角質化し、かたまり(フケ)となって落ちるのです。

一方、フケだけではなく頭皮に炎症やかゆみ、臭いなどがある場合には、脂漏性皮膚炎という頭皮の病気の可能性もあるので注意が必要です。

皮脂が過剰な環境では、頭皮のカビ(皮膚の常在細菌の一種)が増殖して炎症を起こしやすくなります。

そのため、症状の改善のためには頭皮を清潔に保つことはもちろん、生活習慣を見直してみることも大切ですよ。

脂性フケと脂漏性皮膚炎の改善法

シャンプーは優しく、しっかりと

シャンプーをしっかり泡立て、毛穴に詰まった皮脂を浮かび上がらせるように、指の腹で優しく洗います。
菌の繁殖を抑える成分の入ったシャンプーも効果的です。

バランスの良い食生活

皮膚を保護してくれるビタミンB群やビタミンCを意識して摂取しましょう。

十分な睡眠、ストレス対策を

飲酒、喫煙の習慣もストレスとなります。
前向きな気持ちで生活できるように、十分な休養を取りましょう。

脂漏性皮膚炎は慢性化したり重症化することもあるので、頭皮に炎症がある場合には、早めに皮膚科を受診してくださいね。


3 フケがサラサラしていたら皮脂分泌が少ない頭皮乾燥肌タイプ


サラサラした細かいフケが気になる方で、全身に乾燥の症状がある方は、頭皮も乾燥しているかもしれません。

元々頭皮の皮脂分泌が少ない方だけではなく、洗浄力の強すぎるシャンプーが刺激になり、頭皮がかさかさ状態になっている方も意外に多いのです。

皮脂を落とそうとして頭皮に爪を立てたり、ブラシでゴシゴシと洗ったりすると、必要な皮脂まで洗い流してしまうため乾燥の大きな原因になります。

頭皮の状態が脂性フケの場合とは異なるので、乾性フケ専用の対策が必要です。

具体的には、頭皮の必要な皮脂を守り保湿すること、頭皮に刺激を与えない洗い方をすることです。

頭皮の乾燥を防いでフケを予防する正しい髪の洗い方

シャンプーの選び方

市販の大半が石油系シャンプーといわれており、石油系界面活性剤が配合されているため洗浄力は高いのですが、頭皮乾燥肌の方には不向きです。
頭皮にやさしいアミノ酸系やオイルシャンプーに変え、頭皮の保湿するためにコラーゲンヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているものを選びましょう。

洗い方のコツ

フケやかゆみが気になって爪を立てて力を入れてかきだすような洗い方をしてしまうのでしょうが、これは結果的にフケやかゆみの原因です。
フケを洗い流すのではなく、普段の洗い方を意識しフケを出さないようにしましょう。

洗い方のステップ

①ぬらすだけでは×。38度のお湯で髪や頭皮表面の汚れを落として予洗い。
②シャンプー剤は髪表面でしっかり泡立てる。
③指の腹をつかって泡でマッサージしながら頭皮を洗う。
④洗いと同じようにすすぎにも時間をかけて洗い残さない。

いつものケアを少し見直すだけでも、頭皮の乾燥が劇的に改善されるでしょう。


4 自然乾燥はNG!育毛剤(頭皮用エッセンス)の活用法


皮脂量にかかわらず、寝る前には髪をしっかり乾かさなければ、次のような問題が起こってしまいます。

  • 濡れたままだと皮膚がふやけて、頭皮のバリア機能が弱くなる
  • 頭皮の常在細菌が異常に繁殖し、臭いなどの頭皮トラブルに
  • 濡れた髪のまま寝ると、枕などとの摩擦でキューティクルがダメージを受ける

これらはフケの原因にもなりますので、自然乾燥は避けて髪の根元からしっかり乾かしてから寝るようにしましょう。

しかし、ドライヤーの熱で頭皮が乾燥するのも良くありませんので、ドライヤーと髪の距離は20cm以上離し、左右に動かしながら素早く乾かしてくださいね。

また、頭皮を健康に保つためのアイテムとして、女性向け育毛剤(頭皮用エッセンス)は保湿力が高いのでおススメです。

育毛剤には、頭皮の環境を整えてくれる有効成分が豊富に配合されているので、自分の頭皮タイプに合った育毛剤を選びましょう。

頭皮が脂っぽい方は、抗菌作用、抗酸化作用、炎症を抑える効果のある成分が配合されているもの、一方、乾燥が気になる方は保湿成分に注目して選んでください。

とはいっても高価な育毛剤なんて、なかなか気軽には使いにくいですよね。

そんな方は、顔やボディにも使用できるさっぱり系のミスト化粧水を使ってみましょう。同じ皮膚である頭皮にも効果があります。

育毛剤を使用した頭皮ケア法

  • タオルドライ後に育毛剤を使用します。
  • 頭皮になじませ、成分を浸透させるために1~2分放置します。
  • さらに頭皮のツボ押しマッサージを行うと血行が促進されるのでより効果があります。

5 成長の若返り時間を最大限に活用する睡眠法


入眠後3時間は成長ホルモンが分泌されるので、この時間帯にできるだけ深い睡眠ができるように、日中の過ごし方の工夫や眠る前の準備が欠かせません。

睡眠中は体の機能を最小限に抑え、活動時間帯に蓄積されたダメージの回復や修復が行われます。

成長ホルモンの働きをより高めるためには、睡眠の質を高めると同時に、6~8時間程度の十分な睡眠時間を確保することも重要になってきます。

良質な睡眠をとるための4つのポイント

  • 暗く静かな室内で、適切な温度と湿度(室温16~20℃、湿度50%前後)を保つ。
  • 午後~夕方にかけて適度な運動を行う。
  • 寝る2~3時間前に入浴し、入浴後は体温を落ち着かせてから眠るようにする。
  • 寝る前のカフェインアルコールの摂取、喫煙は控える。

さらに、起床後の過ごし方にも注意点があります。

起床後2時間以内、遅くとも午前10時までに太陽の光を浴びるだけで体内時計がリセットされ、睡眠ホルモン・メラトニンが分泌されるので睡眠の質が向上します。

ストレスや睡眠不足は脂漏性皮膚炎を悪化させてしまいますので、良質な睡眠をとるように心がけましょう!


さて、『頭皮の洗い過ぎと乾燥以外にもあった!フケの原因と5つの対策法』はいかがでしたか?

間違ったケアはフケをさらに増加させ、悪循環を引き起こしてしまう可能性もありますので、自分は脂性肌なのか乾燥肌なのか、頭皮の状態をチェックしたうえで、正しいケアを心がけることが大切です。

また、ストレスや偏った食生活もフケなど頭皮トラブルの原因となります。

一度自分の生活スタイルを見直し、ここで紹介したケア方法を早速今夜から試してみましょう。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

頭皮の洗い過ぎと乾燥以外にもあった!フケの原因と5つの対策法

1 フケ対策のためのフケのタイプを見極める方法
2 頭皮にカビ?湿ったフケは皮脂分泌が多すぎる脂性肌タイプ
3 フケがサラサラしていたら皮脂分泌が少ない頭皮乾燥肌タイプ
4 自然乾燥はNG!育毛剤(頭皮用エッセンス)の活用法
5 成長の若返り時間を最大限に活用する睡眠法


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