風邪だけではない!喉の腫れで疑うべき病気と対処法7つ

風邪だけではない!喉の腫れで疑うべき病気と対処法7つ

喉の腫れを見つけると風邪を引いていると思いがちですが、様々な病気の可能性を秘めていることをご存知でしょうか?

喉が腫れているということは、その部分にウィルスが入り込んで炎症を起こしている状態です。

そして、風邪薬を飲んでも一向に回復しなかったり、食べ物を飲み込んだときにも痛みがあったりする場合、風邪以外の病気が潜んでいます。

その病気の中には、放っておくと手術が必要になるほどにまで悪化するものがあるので、風邪だと思っていた症状が治らないと感じたときは注意しましょう。

そこで今回は、喉が腫れているときに疑うべき病気と、その対処方法をご紹介します!


風邪だけではない!喉の腫れで疑うべき病気と対処法7つ


1 扁桃腺炎は悪化させると手術が必要になる場合も


喉の奥には扁桃腺と呼ばれる部分があります。

ここにウィルスが侵入すると、炎症を起こして喉の痛みや熱、寒気など風邪によく似た症状があらわれます。

風邪薬を飲んでも効果が見られなかった場合、扁桃腺が炎症を起こしている可能性があります。

扁桃腺の炎症は扁桃腺炎と呼ばれており、このまま風邪だと思い込んで放っておくと、手術をしなければならないほど症状が悪化してしまいます。

では、扁桃腺炎になる原因は何があるのでしょうか?

この病気は風邪と同じように、乾燥や免疫力の低下、過労などが原因になります。

乾燥や体が弱っている状態は、ウィルスが侵入しやすい上に、排除する力がほとんどなくなっています。

そのため、部屋の室温や体調管理が重要になるので、ウィルスが繁殖しやすい環境になっているのなら、早急に改善をしましょう。

そして、腫れがひどくなっていたり、息苦しさを感じていたりしたらすぐに病院で診察を受けることが大切です。


2 腫れとしこりがあったら悪性リンパ腫に注意


喉の腫れの他に、しこりがあったらそれは悪性リンパ腫の可能性があります。

この病気の初期症状は、風邪と似たものが多いので間違いやすいです。

以下の5つも初期症状として見られるので注意しましょう。

悪性リンパ腫の初期症状

  • 微熱が続く
  • 立ちくらみが見られる
  • ダイエットをしていないのに体重が減少する
  • 全身がだるくて疲れが取れない
  • パジャマが濡れるほどの寝汗

いずれも、風邪の症状に酷似しています。

何週間も腫れが引かなかったり、しこりに痛みがなかったりする場合は、病院に行く必要があります。

早期発見するほど完治する確率が高い病気なのでおかしいなと思ったら、医師の診察を受けることをおすすめします。


3 インフルエンザによる腫れは風邪よりつらい


風邪を引いたときの喉の痛みは、我慢できるほどの痛さですが、インフルエンザが原因の痛みは眠れなくなるほどの激痛が見られます。

更に、侵入したウィルスが気管支にまで進行すると、たんや咳が出てきます。

ひどいときには生活が困難になり、命の危険すらあります。

そして、インフルエンザによる喉の腫れは、完治するまで悪化させないことが重要になります。

最も大切なのは、喉を乾燥から守ることです。

特に、睡眠中は喉が渇きやすいので、保湿のためにマスクの着用をおすすめします。

普段の生活ではマスクに加えて、小まめに水分を取るようにしましょう。

乾燥は喉が痛みやすい状態なので、しっかりと保湿を心がけてくださいね!


4 喉の腫れを予防する


喉の腫れは、乾燥をさせないことで予防することができます。

そのためには、加湿器を使って部屋の湿度を一定に保つことが大切!最適な湿度は50~60%ぐらいになります。

特に冬場は、空気が乾燥しやすい上にストーブの使用で、更に湿度が下がりやすくなっています。

もちろん他の季節においても、湿度を保つのは重要なことです。

そして、部屋だけでは完全に喉の乾燥を防げないので、守るためにも水分補給が欠かせません。

水分は喉の免疫力を維持したり、熱による脱水症状を防いだりする力があります。

すでに喉が腫れてしまっている方にも有効なので、ウィルスをこれ以上繁殖させないためにも、しっかり水分を取りましょう。


5 疲れはウィルスが侵入しやすいので十分な対策をしよう


ウィルスの繁殖は、体が弱っているときに行われます。

体が疲れるほどの作業をした後に、何も対策をせずに寝てしまうと、朝起きたら喉が痛くなっていることもあります。

特に、寝ているときに口を開けている方は、喉が乾燥しやすいことに加えて、ウィルスの侵入が簡単に行われてしまっています。

乾燥した喉に侵入したウィルスの繁殖スピードはかなり早いので、寝る前にしっかり対策を行うことが大切になります。

簡単にできるウィルス対策

外出時の対策

外に出ると様々なものを触るので、そこからウィルスを連れてきてしまいます。
そのため、帰ってきた後は手洗いをしっかり行い、アルコール消毒をすることが大切です。
更に、外出時は手袋をするとよりウィルスから体を守ることができます。

ウィルスの感染を防ぐ

ウィルスの感染を防ぐためには、マスクをつけるのが最良の手段になります。
マスクはくしゃみによる飛沫感染を防ぐことができます。
更に、マスクをつけていると、喉を乾燥から守ってくれるので感染を避けられます。
そして、帰ってきた後にうがいをしっかり行うと、感染するリスクがかなり下がります。

ただし、マスクは基本的に使い捨てなので、いつまでも使用していると不衛生になり、ウィルスが侵入してしまいます。

何よりも乾燥が一番の大敵なので、寝る前の保湿はしっかり行いましょう!


6 喉に優しい緑茶の効能


喉の腫れが痛いときは飲み物もなかなか飲みづらいですよね。

そんなときは緑茶をおすすめします。

緑茶には殺菌作用があるカテキンが含まれていて、ウィルスを撃退する力があります。

喉への刺激も少ないので、炎症をしている間は緑茶を飲むようにしましょう。

また、うがいをするときにも緑茶は効果があるので、水だと刺激が強くてできないという方はぜひ試してみてください!

ただし、緑茶にはカフェインが含まれているので、喉が痛くて眠れない方は寝る前に飲まないように注意しましょう。


7 喉が腫れているときにやってはいけないこと


喉の腫れ対策のためにうがいや手洗い、乾燥対策を紹介しましたが、これらは喉への刺激を少なくしなければ効果はありません。

喉の腫れを助長させることを行っていると、いくら対策をしても治すことはできません。

喉の腫れを長引かせてしまう行為

刺激的なものを食べる

唐辛子や梅干しなど、刺激が強いものは喉の腫れを悪化させてしまいます。
また、アルコールや炭酸も喉に負担をかけてしまいます。
そのため、おかゆや雑炊のように刺激が少ないものを食べるようにしましょう。
このとき、よく噛むと細かくなって食べやすくなり、更に負担を少なくすることができます。

タバコは吸わない

喉が腫れているときにタバコを吸うと、更に炎症が悪化します。
タバコの煙は、喉の粘液にダメージを与えて汚してしまいます。
そして、タバコを吸い続けている方は、粘液が弱くなっているので風邪を引きやすいです。
これでは悪循環になってしまうので、なるべくタバコの煙は吸わないように注意して生活をしましょう。

どちらも完全になくすことは難しく、つい行ってしまうものばかりです。

無理をしてストレスを溜めてしまうと、症状を悪化させてしまうので、できるところから少しずつ試してみてくださいね。


さて、『風邪だけではない!喉の腫れで疑うべき病気と対処法7つ』はいかがでしたか?

喉の腫れによる病気は、風邪に似た症状が多くて判断が非常に難しいです。

風邪薬が全く効果なく、何週間も腫れが引かないようなら、他の病気の可能性が高いので、病院で診てもらいましょう。

そして、事前に喉の腫れを防ぐことも大切になります。

口で呼吸をしている方や部屋の湿度が低い場合、喉が乾燥しやすい上にウィルスが繁殖するのに最適な環境になってしまっています。

これは、朝起きたときに喉が腫れる確率がグンと上がっている状態です。

喉の腫れは食べることを億劫にさせてしまうほどの痛みも伴うので、しっかり保湿を行ってくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

風邪だけではない!喉の腫れで疑うべき病気と対処法7つ

1 扁桃腺炎は悪化させると手術が必要になる場合も
2 腫れとしこりがあったら悪性リンパ腫に注意
3 インフルエンザによる腫れは風邪よりつらい
4 喉の腫れを予防する
5 疲れはウィルスが侵入しやすいので十分な対策をしよう
6 喉に優しい緑茶の効能
7 喉が腫れているときにやってはいけないこと


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