脇が痛いのはなぜ?気になる5つ病気の原因と対処法

脇が痛いのはなぜ?気になる5つ病気の原因と対処法

何故か、脇全体が痛む、一部分だけど押すと痛いなど、脇が痛い症状に悩まされていませんか?

時々と痛む、押すと痛む、何もしてないのにちくちくとした痛みがある、またはうずくような激しい痛みがあるなど、脇が痛い状況やあらわれる症状が違っても、不快であったり不安になったりしますよね。

疲れがたまっているのだろうか? それとも何か良くない病気なのだろうか?

そんな風に考えてしまう人も多いでしょう。

そこで今回は、脇が痛い人のために、脇が痛くなる原因や、その対処法、そして脇が痛むことによって判る病気などをご紹介していきます。


脇が痛いのはなぜ?気になる5つ病気の原因と対処法


1 脇が痛い原因は?


まず、脇が痛いときに考えられる原因は、脇の下のリンパ腺が腫れてしまって痛むという場合です。

リンパ腺が腫れる原因には、多く分けて2つあります。

風邪をひいている場合

風邪をひくと、リンパ節が腫れてしまうのはよく見られる現象です。

風邪のウイルスが体内に侵入しているので、身体の免疫機能がそれに対抗して激しく働くために腫れてしまうのです。

これは、苦しくて辛いものですが、身体としては正しく免疫機能が働いているということですから、心配しないで緩和に努めましょう。

リンパ節が腫れると、高熱を出し、少し動いただけでずきずきと痛んでしまうのが特徴。

したがって、風邪の場合は病院で診察してもらい、無理をしないでゆっくり身体を休めるのが先決です。

脇のリンパ節の痛みが酷い場合は、そこを冷やすといいでしょう。

熱とともに、次第に痛みも和らいでいきます。

風邪さえ治してしまえば、リンパ節の腫れもおさまり、痛みも消えていきますから、しっかり休息をとって早く治してくださいね!

疲労や肩こり

疲れがたまっていたり、肩こりが酷い場合にリンパ節が痛むのは、血行が悪くなることで、リンパ節に老廃物やたまってしまい、それが蓄積され続けると神経が圧迫されるからです。

こういう場合は、まずは血行をよくするために、しっかりと温めましょう。

シャワーで済ませず、お風呂にゆっくりとつかって、身体全体を温めてください。

そして、リンパマッサージをするのも1つの対処法です。

脇が痛い場合のリンパマッサージのやり方をご紹介しますので、是非参考にしてくださいね。

脇が痛い場合のリンパマッサージ方法

①鎖骨のくぼんだ部分にあるリンパ節を優しくマッサージ
②脇の下を、指4本で軽く押して、リンパをほぐしていく
③そのまま老廃物を流すイメージで、ゆっくり円を描くようにマッサージ
④腕から脇に向かって流すようにマッサージ

最初に鎖骨のリンパをマッサージすることで、老廃物が流れやすくなりますので、必ず最初は鎖骨のマッサージから始めてくださいね。


2 生理前に脇が痛い原因と対処法とは?


女性によくあるのが、「生理前になると胸が張って痛い、また脇の下が痛くなる」という悩みです。

生理1週間ぐらい前になると、ホルモンバランスが崩れやすくなり、酷い場合には身体がだるくなったり、軽いほてりが出たりと色々な症状が出ます。

月経前症候群という言葉をご存知ですか?

最近ではこの月経前症候群に悩まされている女性が増えているのです!

こういう時には、食事を改善してみたり、軽い散歩やヨガなどで気分転換してみたりと工夫してみましょう。

月経前症候群に摂るといい食べ物に、ヨーグルトやひじき、わかめ、卵などがあります。

また、塩分やアルコールの過剰摂取は控えるようにしてくださいね。

月経前症候群には、特に効果的な治療法と言うものがありません。

ただ、その症状を和らげて行くことは出来ますので、病院で相談するのもいいでしょう。


3 乳腺症や乳がんの可能性があります!


また女性の場合、乳腺症や乳がんが原因で、脇が痛むというケースも考えられます。

乳腺症とは、女性ホルモンのバランスが崩れると、乳腺が硬くなったり繊維化してしまうという症状です。

乳腺症は軽い場合は、生理時に時々痛むという程度で済みますが、酷い場合は、高熱や激しい痛みに悩まされてしまいます。

乳がんの場合、厄介なのは、最初は痛みがなく自覚がない、ということです。

進行していくと、やがて脇の下や胸のしこりの痛みなどへと繋がっていきます。

違和感を感じたら、すぐに婦人科に診察してもらうようにしてくださいね。


4 帯状疱疹が原因で脇が痛い場合の特徴とは


帯状疱疹とは、皮膚にいくつかまとまって発疹が出来る病気で、ストレスや体力の低下、疲れなどで免疫力が下がると脊椎周辺の神経に潜んでいる水疱瘡ウイルスが活発化することで発症します。

この場合、発疹が出来ている場所に痛みがあり、水ぶくれが出来て、熱も出てしまう特徴があります。

帯状疱疹が原因で、脇の下のリンパ節が腫れてしまうことも多いのです。

帯状疱疹と診断された場合には、薬物療法や痛みを遮断する神経ブロック注射などの治療法があります。

体の片側だけに、発疹や水疱があり、チクチクした痛みを感じる場合には、すぐに病院で診断を受けましょう。


5 男性はリンパ節炎が原因?その特徴とは


男性の方で、脇の下が痛いという場合は、リンパ節炎が原因であることが多いです。

リンパ節炎は、風邪と同じようにウイルスや細菌などが原因で、腫れや痛み、発熱などの症状をが出てくるのです。

喉に炎症が起きていたり、また虫歯が原因で膿が溜まっていたりすると、リンパ節炎を引き起こす原因になります。

リンパ節炎には、急性リンパ節炎と慢性リンパ節炎があります。

急性リンパ節炎は、ウイルスや細菌、膿などが原因で起こる感染症によって引き起こされる症状で、適切な治療でウイルスや細菌などが死滅すれば治ります。

慢性リンパ節炎の場合は、急性リンパ節炎の時ほど痛みが激しくないのが特徴ですが、罹患している時期が、2ヶ月から3ヶ月の長期に及んでしまいます。

この場合も、きちんと病院へ行って診察をしてもらいましょう!


さて、『脇が痛いのはなぜ?気になる5つ病気の原因と対処法』はいかがでしたか?

脇が痛いとき、それが疲れが原因である場合は、マッサージや休息をとることで楽になりますが、恐ろしい病気のあらわれであることも多いのです。

なんらかの病気かもしれない、と思った時は、無理をしないで、早めに病院へ行きましょう。

そして家でケアできる場合は、今までご紹介してきたように、マッサージや食事改善などで痛みを和らげていってくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

脇が痛いのはなぜ?気になる5つ病気の原因と対処法

1 脇が痛い原因は?
2 生理前に脇が痛い原因と対処法とは?
3 乳腺症や乳がんの可能性があります!
4 帯状疱疹が原因で脇が痛い場合の特徴とは
5 男性はリンパ節炎が原因?その特徴とは


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