食欲がないときに即確認すべき6つの怖い病気の兆候

食欲がないときに即確認すべき6つの怖い病気の兆候

「なんだか最近食が細くなったかも」と感じることはありませんか?

以前ならお腹が空けばモリモリ食べていたのに、朝も昼も夜もなぜか食欲を感じなくなると、ふと不安になるではないでしょうか?

一般的に食欲がなくなる原因は、消化の働きを良くしてくれる副交換神経の働きが、ストレスなどが原因で鈍くなるためです。

食欲不振が一時的なものならば特に心配することはないのですが、長期間続く時や痛みなど他の症状がある場合には、その陰に恐ろしい病気が潜んでいることがあるのです!

そこで今回は、食欲がないときに考えられる、怖い病気と兆候と対処方法をご紹介します。


食欲がないときに即確認すべき6つの怖い病気の兆候


1 胃のむかつきや吐き気があれば消化器の病気を疑うべし


食欲がないことに加え、胃のむかつきや吐き気などの症状がある場合には、胃炎など消化器の疾患が疑われます。

軽いものであれば自然に治ることもありますが、悪化すると胃に穴が開いてしまうなど深刻な状態になることもあるので、自己判断は禁物です。

食欲がない+気になる症状から疑われる消化器系疾患

慢性胃炎

腹部膨張感や胃もたれ、胃痛、吐き気などの症状を繰り返すうちに、胃の炎症が慢性化します。

胃潰瘍

胃もたれや吐き気に加え、食事中から食後にかけて起こる、みぞおち付近の重苦しい傷みが特徴です。

十二指腸潰瘍

胃もたれや吐き気、早朝や食事前など空腹時にみぞおち付近に痛みが起こります。

消化器系疾患特有の症状が現れた場合には、早めに消化器科や胃腸科を受診しましょう。

上記のような症状がなくても、食欲がないのは胃腸が疲れているというサインです。

ストレスを発散することはもちろん、普段から胃腸への負担の少ない生活習慣を心掛けましょう。

そこで、食欲がないときに、胃と腸を休めるための食生活をご紹介します。

胃と腸を休めるための食生活

腹八分の食事

食べ過ぎは、胃と腸に負担をかけます。

刺激物を避ける

お酒や辛いもの、一部の薬は胃酸を増やして胃を荒らします。

規則正しい生活

適度な運動と睡眠で、自律神経の働きを整えることで、胃腸の働きがスムーズになります。

ごはんを美味しく食べられるよう、時には胃腸をいたわりましょう!


2 肌が黄色くなったら肝機能低下を疑うべし


体がだるくて食欲もない、ちょっと熱っぽいかも、、、殆どの方は、風邪だろうと軽く考えてしまいますよね。

しかし、このような症状がしばらく続いた後、黄疸や褐色尿、関節痛など様々な症状が現れた場合は、肝機能障害の可能性があるので、すぐに医療機関を受診してください。

肝炎の7割はウイルス性なので、肝炎ウイルスに感染している方、感染の可能性のある方は、特に早めの対処が必要です。

タイプ別・肝炎の自覚症状

A型肝炎

潜伏期間は2から7週間程度で、食欲不振に倦怠感、発熱、嘔吐などの症状がありますが、慢性化することは殆どありません。
東南アジアへの渡航歴のある方は、現地でウイルス感染の可能性があるので、受診の際に伝えてください。

B型肝炎

潜伏期間は1から6ヶ月間で、その後、急性肝炎の場合はA型肝炎と同様の症状が見られます。
母子感染の場合は、慢性肝炎を発症するリスクが高いです。

C型肝炎

初期症状は他の肝炎と同様ですが、症状の程度が軽いので慢性化するまで放置してしまいやすいので注意が必要です。
慢性化、重症化すると肝硬変や肝がんへと進行しやすいです。

ウイルス性肝炎には、ウイルス感染後、潜伏期間を経て急性肝炎を発症するケースと、慢性化し長期間症状が続くケースがあります。

急激に肝炎の症状が悪化し劇症肝炎を発症する可能性もあるので、自己判断せずに医療機関で検査を受けましょう。


3 食後の腹痛は膵臓の病気を疑うべし


「飲み会で楽しくて、ついつい飲み過ぎてしまった…」という経験はありませんか?

たまに飲み過ぎてしまう程度であれば特に問題はないのですが、アルコールの多飲が長期間続くと、膵臓に大きな負担がかかり続けます。

膵臓の炎症が継続すると細胞破壊が進行し、慢性膵炎になってしまうことも少なくありません。

一方、アルコール以外が原因で慢性膵炎になるケースもあるので、お酒は飲まないという女性でも注意が必要です。

慢性膵炎の初期症状は、食欲がない、腹部膨張感、吐き気など消化器系疾患に共通するものです。

そこで、慢性膵炎を見分けるための特有の痛みの症状をご紹介します。

飲酒の習慣がある方もない方も、以下のような痛みの症状があれば慢性膵炎を疑ってください。

慢性膵炎の痛みの特徴

みぞおち~腰背中の痛み

膵臓のあるみぞおちの辺りから、腰や背中に痛みが現れます。

仰向けで増す痛み

膵臓が圧迫されるため、仰向けになると痛みが増します。

脂っこい食事とお酒で増す痛み

脂っこい食事やお酒により、膵臓の負担が増すため、暴飲暴食後は痛みが増します。

膵炎は、近年増加している病気ですので、思い当たる症状がある方は、一度病院で検査してもらいましょう。


4 むくみと高血圧は腎不全を疑うべし


「夕方になると脚がむくむ、、、」ということはよくありますよね。

むくみがひどく食欲がない場合には、腎臓が弱っている可能性があります。

腎臓は、体内の有害物質や余分な塩分の排出といった大切な役割をしている臓器ですが、他の臓器よりも意識する機会が少ないので、不調に気づきにくいものです。

日頃から腎臓への意識を高め、気になることがあれば早めにかかりつけ医に相談しましょう。

自宅でわかる腎臓病の兆候

尿の異常

腎臓病に特徴的な症状のひとつで、尿に血液が混ざったり白濁したります。
思い当たることがないのに尿の量が増加する、減少するといった尿量の変化、夜中に頻繁にトイレに起きるなど回数の変化も見られます。

押すと元に戻らないむくみ

水分の調節ができなくなり、むくみが現れます。
指輪がきつい、靴下の跡が消えにくいなど、手足の両方がむくみます。
起床時にまぶたや目の周囲がむくむこともあります。

高血圧の症状

めまいや耳鳴り、動悸など高血圧の症状が現れることがあります。

倦怠感

疲れやすい、ちょっとした運動でも息切れするなど、全身にだるさを感じます。

塩分も水分も取り過ぎていないのに「体がむくんで食欲がない、、、」という場合には、腎臓の状態をチェックしましょう。


5 気分が落ち込むときは甲状腺機能低下症を疑うべし


「やる気がでない、、、もしかして、うつ病?」なんて考えることはありませんか?

うつ病は食欲とやる気を低下させますが、実は甲状腺機能が低下すると、うつ病に似た症状が現れます。

そこで、うつ病と間違えやすい甲状腺機能低下症の特徴を、5つご紹介します。

甲状腺機能低下症の特徴

うつ病様症状

慢性的な眠気、忘れっぽい、無気力といったうつ病に似た症状が現れます。

体温低下

体の代謝が低下するため、体温が下がり、寒さを感じやすくなります。
夏場でも暑さを感じにくくなり、発汗量も減少します。

皮膚の乾燥

粉が吹いたように皮膚が乾燥し、頭皮の乾燥により脱毛が起こりやすくなります。

体重増加

代謝の低下により、食欲はないのにむくみで体重は増えます。
胃腸の働きが悪くなり、便秘がちになることもあります。

粘液水腫

指で押しても元に戻る、独特のむくみが手足や顔に現れます。
顔のむくみは目の周囲やまぶた、頬などに現れやすく、症状が進行すると唇や舌、粘膜までむくみが出ます。

月経異常

月経量が増え、期間も長くなります。
将来流産のリスクも高まるので、早めの治療が大切です。

甲状腺機能低下症は、20代〜40代の女性に起こりやすいため、疑わしい場合には早めに受診しましょう!


6 肌が黒くなったら難病アジソン病を疑うべし


食欲不振に限らず、日常的に様々な不調に悩まされている方は少なくありません。

どうせただの風邪だろう、寝不足だろうと自己判断して、原因不明の体調不良を放っておくと、症状が悪化することもあります。

「食欲がないと思っていたら、原因は難病だった、、、」という可能性もあるのです。

食欲不振をはじめ、全身に他の疾患と区別しにくい様々な症状が現れる、難病アジソン病の症状をご紹介します。

難病アジソン病の症状

色素沈着

皮膚や関節部分、爪や口腔内に色素沈着が起きます。

全身の倦怠感

筋力低下により、疲れやすくなります。
低血圧になるので、めまいや立ちくらみも感じやすくなります。

消化器系の症状

食欲不振、嘔吐、下痢など消化器疾患でも現れる症状が見られます。

精神症状

不安感、気分の落ち込み、無気力などうつ病に似た症状が現れます。

アジソン病の診断には時間がかかることもありますが、早期に発見できれば、薬によって症状をコントロールすることができます。


さて、『食欲がないときに即確認すべき6つの怖い病気の兆候』はいかがでしたか?

適度な運動と十分な睡眠を心掛けているのに、食欲がなかなか戻らない、、、というときは、重大な疾患の症状に当てはまる症状がないか、チェックしてくださいね。

食欲は、人が生きていく上で大切な欲求の1つです。

食事には栄養を摂取するだけではなく、家族や周囲の人との人間関係を円滑にしてくれるなど、様々な役割があります。

いつでも食事を楽しめるよう、体調を整えて過ごしましょう!

もし長い期間にわたって食欲がないと感じるときには、大きな病気が隠れている可能性がありますので、そのときはできるだけ早く病院で検査してもらうようにしましょう。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

食欲がないときに即確認すべき6つの怖い病気の兆候

1 胃のむかつきや吐き気があれば消化器の病気を疑うべし
2 肌が黄色くなったら肝機能低下を疑うべし
3 食後の腹痛は膵臓の病気を疑うべし
4 むくみと高血圧は腎不全を疑うべし
5 気分が落ち込むときは甲状腺機能低下症を疑うべし
6 肌が黒くなったら難病アジソン病を疑うべし


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