突然、何もしていないのに急激に体重減少してしまった場合、とても不安にかられてしまうでしょう。
ダイエットをしているわけでもないのに、どんどん体重が落ちていき、痩せすぎだと周囲から指摘されてしまった場合には、やはり不安や恐れが出てきますよね。
特に、目に見えるほどに、すとんと体重減少が起きたときには、「何か悪い病気なのではないか?」という疑問がわいてきます。
食欲がない、めまいや不快感があるなど、自覚症状があるパターンもあれば、あまり自覚はないけれどいつのまにか大幅に体重減少してしまっているパターンもあります。
そこで今回は、体重減少の原因や危険性、その対処法についてご紹介しましょう。
体重減少は危険!5つの病気の原因と激痩せを治す方法
1 急激に体重が落ちる危険性とは?
世の中には、「体重を減らしたい!」というダイエットする人が多いのですが、標準的な体型や体重であるにも関わらずダイエットをしてしまう人も増えています。
また、別にダイエットをしていないのに突然、短期間で体重減少してしまうと、「これは何か良くない病気なのでは」と不安になりますよね。
確かに、短期間であれよあれよと体重減少してしまう場合には、何らか原因があるのです。
それは身体的な病気が原因であったり、ストレスが原因であったり、またはダイエットの反動の拒食が原因であったりと、様々です。
「だけど食欲はちゃんとある」と思っていても痩せていく、というのは特に危険です。
免疫力の低下や、注意力が散漫になる、別の病気を引き起こすなどリスクが高い場合が多いのです。
2 体重減少の原因
ここで、急激な体重減少の原因になるもの挙げてみましょう。
ストレス
本人に自覚症状がないため、普通に生活している、食欲もある、と思い込んでしまっていますが、実はストレスが原因で急激に体重が落ちてしまう人もいます。
自覚症状はあるけれど、それが体重減少に繋がっているとは考えていなかったり、またはそれに気づかなかったりする人もいるのです。
拒食症
過去にダイエットをしていた人に特に起こりやすいのが拒食症です。
太るのが怖い、という意識が高いため、本人は「これで十分」と思っている食事でも、実は全くカロリーもエネルギーも足らないので栄養不足になってしまいます。
バセドウ病
女性に多い病気の一つで、自己免疫疾患の部類に入ります。
甲状腺の異常のため、たくさん食べているのに太らない、異常にテンションが高いなどの特徴があります。
重症化してしまうと、目が飛び出してきたり、喉が腫れてきたりという症状が顕著にあらわれます。
糖尿病
糖尿病は、生活習慣病の一つで、血中の糖の濃度が上がってしまう病気です。
糖尿病と聞くと太っている、というイメージが強いのですが、反対に激痩せして体重減少が起こるパターンもあります。
糖尿病は、他にも合併症を引き起こす危険性もあります。
肝臓の病気
肝臓は自覚症状が出てくるのが遅く、なかなか病気に気付かない臓器の一つです。
長年のアルコール摂取、薬の乱用などを続けていると肝臓の働きが悪くなり、肝硬変へなる可能性が高くなります。
3 体重減少に伴う病気の対処法とは
ある部位が特に痛む、吐き気がある、微熱が続く、下痢が止まらない、などの自覚症状があって急に体重減少してしまった、という場合は早急に病院へ行って診察してもらうのが一番です。
素人判断で済ませるのではなく、きちんと専門家に診てもらいましょう。
また、ストレスが原因の場合で体重が落ちてしまっている場合は、何よりもそのストレスを取り除くことが大切です。
ストレスの原因から遠ざかって休養をとる、専門の病院へ行くなど、疲れた心を休めるための対処が必要となってきます。
バセドウ病の場合は、重症化していない場合は投薬治療となりますので、やはり早めに病院へ行くのが大切です。
急激な体重減少は、ある程度まで進まないと自分では気づかないものです。
いつも来ている服がぶかぶかになった、鏡を見てみたら頬がこけていたなどが認められた場合は、「疲れかな」と片付けてしまわずに、きちんと検査を受けましょうね。
4 普段の食生活・生活習慣を見直そう
自分の食生活や生活習慣を見直すことは、健康的な生活を送るためには欠かせない大切なことです。
食事をレトルトや菓子パン、ファーストフードなどで済ませていませんか?
野菜を全く摂っていなかったり、肉や魚などバランス良く摂取せずに、偏った食事ばかりしていませんか?
毎日胃が痛むような思いで仕事や勉強をしていないでしょうか?
普段はほとんど運動らしい運動をしていない、全くの運動不足だったりしませんか?
一人暮らしだと毎日を自炊にするのは大変でしょうが、それでもまとめて作って冷凍するなどの工夫をして、外食やレトルトで済ませるのは週に2日程度にしておきましょう。
また、ストレスが溜まっているな、と思ったら、なるべく気分転換出来るように、自分なりに工夫してみてください。
好きなことをする時間を多く作ったり、リラックスできる空間を作ったり、友達と他愛ないおしゃべりをしてストレス解消するのもいいですね。
そして、週に1回は思い切り体を動かして汗を流すのも良いことです。
普段から歩く癖をつけておけば、慢性的な運動不足にならずに済みますので、買い物に行くときは出来るだけ徒歩で、エレベーターやエスカレーターは使わず階段で、という小さなことから始めてみましょう。
5 異変を感じたら、病院へ
身体的な病気にせよ、心の問題であるにせよ、どちらにしても医療機関へかかるという選択肢は外せません。
病院へ行くことには気が引ける、という人も多いでしょうが、急激な体重減少してしまうにはやはり理由があるのです。
不安な毎日を送るよりも、思い切って病院へ行ってきちんと検査してもらうことが大切です。
早期発見出来れば、治療も早くから始められますから、どんな病気でも治らないということはありません。
さて、『体重減少は危険!5つの病気の原因と激痩せを治す方法』はいかがでしたか?
いつになってもダイエットブームは盛んで、その手の情報はたくさんあるのに、急に体重減少してしまった、という情報はあまりありません。
ちょっとネットで調べてみたら、恐ろしい病気のことが書いてあったりして、不安になってしまう人も多いはず。
しかし、不安な気持ちで悶々と過ごすよりも、病院へ行って検査を受けた方が、気持ち的にも楽になりますし、たとえ何らかの疾患が見つかっても、治療は早ければ早いほどいいのです。
恐れずに医療機関に足を運びましょう!
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