利尿作用のある飲み物でむくみ解消する方法と気をつけたいポイント7つ

利尿作用のある飲み物でむくみ解消する方法と気をつけたいポイント7つ

むくみは女性にとって大敵!夕方になると靴がきつくなっている、靴下を脱いだら跡がくっきり残っている、または太っている訳じゃないのに、いつもぽっちゃりに見えるなど、大きな悩みの一つですよね。

むくまないように水分を控えたり、お酒を飲み過ぎないように気を付けてはいるけど、なかなか解消されないという方のために、利尿作用のある飲み物でむくみ解消する方法、そして飲むうえで気をつけたいポイントを今回紹介します。


利尿作用のある飲み物でむくみ解消する方法と気をつけたいポイント7つ


1 むくみとはどういう状態か


むくみは血液の流れに原因があり、血液は心臓から動脈を通って足に流れ、今度は静脈を通って心臓に押し上げられるように戻りますが、正常に血液が戻るためには心臓から引き上げる力と脚の筋肉の引き上げる力が必要で、このどちらかが弱くてもむくんでしまうのです。

だから、男性より筋力がなく、さらに肌が柔らかくて皮下組織の圧力が弱い女性は、血液や水分を心臓に戻しにくいためにむくみやすいのです。

その他にも女性には生理や妊娠があり、女性ホルモンの影響で血管が広がり、尿が減りますが、体は水分を溜め込もうとしてむくみますし、皮下脂肪が多いために冷えによる血行不良でもむくみやすくなります。


2 一過性のむくみの原因と特徴


むくみには一過性で解消できるものと肝臓、血管、腎臓、心臓の障害など病気が原因のものがあります。

一過性の浮腫の特徴

長時間の起立状態

長い間立っていると、血液が足にたまり、静脈にかかる圧力が強くなるので心臓まで戻って来る水分を受け入れる事がむずかしくなります。

運動不足

冷え性や血の巡りが悪くなる事によって心臓に水分を運ぶ血液ポンプの役目が十分にできずにむくむ場合がありますが、これは運動不足による筋肉の衰えでも同様です。

水分や塩分のとりすぎ

体内から余分な水分の排出がうまくいかなくなりむくみます。

さらに静脈にある静脈弁の血液の逆流を防ぐ機能がうまく働かず、むくみが起こることがあります。

そして極端な下着や靴を身に着けている、骨格のゆがみ、老化によってもむくみが起こります。


3 病気によるむくみの原因と特徴


一過性ではなく、病気によるむくみには、どのようなものがあるのかをご紹介します。

7タイプの病気による浮腫の特徴

心性浮腫

前述したように体内の血液や水分は心臓から始まり心臓に帰って来るのですが、この心臓の機能に異変が起きるとうっ血性心不全が起こり、その症状の一つとしてむくみがあります。
最初は足のむくみから始まるので、この時点で早い治療が大切ですが、そのまま進むと呼吸困難に陥る事があります。

腎性浮腫

ネフローゼ症候群や腎不全によるむくみがこれにあたりますが、腎臓は体内の水分を調整して老廃物を尿として外に出すのが役目で、それが弱ると水分や塩分が体にたまってむくみます。
腎臓病でむくんでいるかどうかの診断は検尿によってわかります。

肝性浮腫

慢性肝炎、アルコール性肝炎などの病気が原因で肝臓機能が低下し、血液中の水分濃度が落ちたり、肝線維が増えたりし、全身がむくむのですが、本人にむくみ以外の自覚症状はないので発見が遅れがちになります。
肝性浮腫は血液検査や腹部エコーですぐに発見できますが、根本的な病気の治療をしつつ利尿剤などが処方され、むくみを解消していきます。

栄養障害性浮腫

極度の栄養失調や脚気などで生じるむくみです。

薬剤性浮腫

風邪薬や漢方薬を飲んだあとにむくむことがありますが、そうなった場合は使用を中止しましょう。

内分泌疾患による浮腫

代表的な内分泌疾患には甲状腺の機能低下症があり、この病気になると粘液浮腫になり、むくんだ部分を押してもすぐに戻ってしまい、指の跡が残らず、体重も増えて腫れぼったくなり、寒気を感じます。
内分泌性の浮腫は血液検査でわかり、その病気によって治療法が異なります。

特発性浮腫

検査をしても異常がみあたらないのにむくむ事で、中年の女性に多いです。


4 むくみセルフチェック実践法


普段から鏡をよく見て、体型や顔つきをチェックしている人はともかくとして、忙しい人や健康に気を遣わない人は、むくみのセルフチェックが必要です。

気になる場所を指で5秒程強く押してから、指を離し、跡が残っているならむくんでいる、または口角を挙げて思い切り笑ってみて笑いじわが30秒以内に消えない場合は、むくんでいる可能性があります。

病気でパンパンにむくんでいる場合は、指で押しても跡がつきませんが、このような場合は甲状腺機能低下症やリンパ浮腫を疑いましょう。

また、むくみやすい体質の人は、甘いものを日常的に食べている人、塩分が高いものが好きな人、アルコールを日常的に飲む人、果物や野菜が嫌いな人などが多い傾向がありますので、セルフチェックと併せて食事内容も確認しましょう。


5 カリウムが含まれるバナナでむくみ解消する方法


むくみを解消してくれる栄養素の筆頭はカリウムで、これはミネラルの一種で野菜や果物、海藻類に多く含まれており、利尿作用があるので体内の余分な塩分を外に出してむくみを解消し、結果として高血圧を防いでくれます。

過剰な塩分摂取は、カリウムによる体外排出が追い付かず、体は水分をため込んで塩分濃度を薄めようとしますが、その水分が尿として出て行かないのでむくむのです。

カリウムが不足すると、むくむ他にも疲れやすくなり足ががつったり、便秘や頻尿になったり、やる気がなくなったりします。重症化すると不整脈や動悸などが起こります。

そこでカリウムを多く含むバナナジュース、イチゴジュースやリンゴジュースなどフルーツジュースでむくみを解消しましょう。

カリウムは水に溶けやすい性質を持っているので、出来るだけ生のままで摂取するのが良く、フルーツジュースは最も適当ですし、特にバナナにはカリウムが100gあたり360㎎程含まれていて理想的です。

もし、果物が苦手なという方は、無塩タイプのトマトジュースもお勧めです。


6 クエン酸が含まれるレモンでむくみが解消する方法


レモンやライム、グレープフルーツ、梅干しなどに含まれている酸っぱい成分であるクエン酸は、糖質をエネルギーに変えて燃焼させ、疲労回復を促し、利尿作用によって腎機能を助け、むくみを解消してくれます。

さらにレモンは抗酸化作用が強いため、アンチエイジング効果も狙えます。

クエン酸が最も多く含まれている果物はレモンとライムで100g中6gも含まれており、炭酸水+レモン汁、レモンスカッシュや、蜂蜜に漬けたレモンジュースなどがアレンジもいろいろできます。


7 カフェインが含まれるコーヒー・紅茶でむくみが解消する方法


コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは利尿作用がある事はよく知られていますが、その理由として腎臓の血管を拡張させて血流を活発化して尿を増やす事があげられます。

ただし、カフェインは体内で分解するのに時間がかかるもので、一日で分解できる量は500㎎です。

カフェインを過剰摂取すると中毒症状が起きたりするので、1日の摂取量は300㎎程度(コーヒー2杯くらい)にとどめましょう。


さて、『利尿作用のある飲み物でむくみ解消する方法と気をつけたいポイント7つ』はいかがでしたか?

カリウム、クエン酸、カフェイン以外にも、生姜に含まれるショウガオールには血行促進と利尿作用があり、生姜紅茶を飲むのも効果的です。

ただ、飲むだけで即むくみが解消するわけではなく、むくみやすい体質改善のための運動、暴飲暴食や甘いもの、塩分が高いものを食べるなどの偏食も改善しなければ結果は出ません。

ぜひ、今回紹介した内容を参考に、いやなむくみを撃退していきましょう!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

利尿作用のある飲み物でむくみ解消する方法と気をつけたいポイント7つ

1 むくみとはどういう状態か
2 一過性のむくみの原因と特徴
3 病気によるむくみの原因と特徴
4 むくみセルフチェック実践法
5 カリウムが含まれるバナナでむくみ解消する方法
6 クエン酸が含まれるレモンでむくみが解消する方法
7 カフェインが含まれるコーヒー・紅茶でむくみが解消する方法


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