間欠性跛行の原因と治療するための方法5つ

間欠性跛行の原因と治療するための方法5つ

歩いていると痛みを感じたことや、足の痺れを感じたことはないでしょうか。

痛みの原因はいくつかありますが、腰痛を感じているときには気を付けなければなりません。

実は脊椎には沢山の神経が通っており、加齢とともに脊髄にある空洞が狭くなり、脊椎を圧迫することで腰痛を起こします。

腰痛による足の痛みと勘違いする方も多いですが、基本的には別物です。

若いときに無理をすると歳を取ってから腰にくるというのは、腰へのダメージが蓄積している結果となります。

足に関する症状が強いときには間欠性跛行の疑いがありますから、加齢による変化を感じ出したら注意が必要です!

そこで今回は、間欠性跛行のときに考えられる原因と改善方法をご紹介します!                          


間欠性跛行の原因と治療するための方法5つ


1 間歇性跛行とは


一口に間欠性跛行といっても軽度なものから重度なものまで症状には幅があります。

命に関わるほどの症状は少ないですが、自分にどのようなことが起きるのかを知りたい方は多いですよね。

そこで、間欠性跛行のくわしい症状についてご紹介します!

間欠性跛行の2つの特徴

歩き続けると痛みが現れる

間欠性跛行の一番の特徴が歩き続けると痛みがでることです。
休みを入れると痛みが引いていくことから一過性のものかと放置してしまいがちです。
症状が悪化すると約100メートルの歩行で痛みが出ますから、症状の目安に覚えておきましょう。

痺れやツッパリ感

足全体に突っ張る感じや、痺れなどの違和感が起こります。
他の原因が考えられることもありますが、継続して起こる違和感の場合は間欠性跛行を考えたほうが良いです。

間欠性跛行に見られる症状は原因にも左右されますが、歩いていると痛い、休むと治る、の繰り返しがあるときにはすぐに受診しましょう。


2 脊柱管狭窄症が原因で起こる間欠性跛行の特徴と治療


背骨にはいくつかの節があり、それぞれに小さな穴が開き、中には脊髄が流れています。

脊髄の通る小さな穴を脊髄管と呼び、腰の脊椎の脊髄管が年齢と共に狭くなり、間欠性跛行が起こるのです。

脊髄といえば聞いたことがある通り、とても太く大切な神経ですから圧迫されると痛みがでる理由もお分かりいただけますよね。

通常の歩くと痺れがでる、痛みがでることに加え、火照る感じがするなどの感覚的な症状が見られるのが特徴で、自宅で出来る改善方法は安静にすることよりも運動をすることです。

そこで脊柱管狭窄症で起こる間欠性跛行の運動のポイントについてご紹介します。

間欠性跛行のときの運動のポイント

腰を反る運動は避ける(腰を反らないように気を付ける)

腰を反る動きで痛みがでるため、伸びをする運動は控えましょう。

自転車運動が腰をかがめたまま行えておすすめ

間欠性跛行は腰を伸ばすことで痛みが生じることで知られていますが、自転車運動など腰をかがめて行う運動では痛みが出ないという特徴があります。
そこで自転車運動がおおすすめとなります。

腹筋、背筋を鍛え、身体の筋力アップ

筋力が落ちると間欠性跛行の症状が悪化するため、筋力を落とさない工夫が必要です。
医師と相談の上で背筋や腹筋を行いましょう。

できる範囲内でのウォーキング

歩き続けると痛みが出るため、休憩を入れながらのウォーキングとなりますが、できる範囲で行うことが大切です。
痛みで動くことをしなくなると、悪化する症状に悩まされることになるため、簡単にできるウォーキングを続け症状の進行を防ぎましょう。

老化によって起こる脊柱管狭窄症を避けることは難しいですが、歩行困難になるほど悪化する症状でもないため、ぜひできる範囲での運動を心がけましょう。


3 閉塞性動脈硬化症による間欠性跛行


足の血管に動脈硬化を引き起こし、間欠性跛行の症状がでます。

足に動脈硬化が現れると、最悪の場合足が壊死して切り落とすこととなるため注意が必要です。

そこで間歇性跛行のときに閉塞性動脈硬化症を疑うポイントをご紹介します。

閉塞性動脈硬化症の疑われる方の傾向

  • 糖尿病、高血圧等、血液に関する持病があるとき
  • 喫煙者で足に痺れや痛みを感じるとき
  • 甘い物や、ラーメンなどハイカロリー食が好きな方
  • 血液系の持病に加え足の異様な冷えが治まらないとき

閉塞性動脈硬化が疑われる間欠性跛行の場合には他にも重大な病気が隠れている可能性がありますから、異変を感じた段階で病院などの検査を受けましょう。


4 間欠性跛行におすすめストレッチ


脊柱管狭窄症が原因の間欠性跛行の場合、運動で筋肉を付けることで良くなっていきます。

そこで今回は筋トレによくある激しい運動、難しい運動ではなく、どこでもできる簡単なストレッチをご紹介します!

段差を使った簡単ストレッチ3つの手順

20センチ程度の高さの台または階段

まずは手頃な台を探しましょう。
段ボールなど体重をかけたら変形する物は避けてくださいね。

踵を台に乗せる

台または段差の準備が出来たら踵を台の上にのせて膝を伸ばしましょう。
爪先を上げて(できる範囲)両手を太ももに軽くのせて上半身を倒してください。
背中が曲がらないように上半身を倒すのがポイントです。

20~30秒姿勢をキープ

太ももの裏に引きつる感覚があれば、しっかり鍛えられている証拠です。
体制をキープしているときは息を止めないでくださいね。
20~30秒伸ばしたら軽く膝を曲げて10回繰り返すと1セット目の終了です。
1日に2~3回できる範囲で行っていきましょう。

簡単なストレッチですが、足を伸ばしているときに滑って怪我をすることもありますから、自分で調節をし、まずは少ない回数から継続して行うようにしましょう。


5 閉塞性動脈硬化発症のリスクが高い方の傾向


閉塞性動脈硬化症で起こる間欠性跛行を疑うときは、一度度病院を受診してみましょう。

少しくらいの痛みと放置しておくことで症状は進行してしまうため、糖尿病など血液系の疾患を持つ方は、最も悪い症状の壊死を防げるように気を付けましょう。

閉塞性動脈硬化発症のリスクが高い方の5つの傾向

  • 日常的な喫煙、飲酒の習慣がある
  • インスタント食品、揚げ物、ハイカロリー食を好む
  • 全く運動をしない
  • デスクワークの多い仕事をしている
  • 糖分の多い菓子類を沢山食べる

仕事を変えることはできませんが、デスクワークが多いなと感じる方は、運動する時間を一日一時間でも良いので持つなどの心がけが、閉塞性動脈硬化を防ぐ習慣となります。

間欠性跛行が見られるときは、悪化する前に受診することで、自分の命を守ることにもつながるため、気を付けるようにしましょう。


さて、『間欠性跛行の原因と治療するための方法5つ』はいかがでしたか?

間欠性跛行の原因は大きく分けて2つあり、脊柱管狭窄症の場合でも、閉塞性動脈硬化の場合でも症状が悪化したときには病院に行くことがおすすめです。

間欠性跛行で即命を落とすことはないものの、動脈硬化が原因であれば最悪の場合、足が壊死してしまうこともあるため、生活習慣も見直していく必要があります。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

間欠性跛行の原因と治療するための方法5つ

1 間歇性跛行とは
2 脊柱管狭窄症が原因で起こる間欠性跛行の特徴と治療
3 閉塞性動脈硬化症による間欠性跛行
4 間欠性跛行におすすめストレッチ
5 閉塞性動脈硬化発症のリスクが高い方の傾向


今、あなたにオススメ

免責事項

copyright ライフスタイルNext