間違った乾燥肌対策で荒れた肌を蘇らせる6つの方法

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粉ふき、カサカサ、ゴワゴワといった乾燥肌を改善したくてケアをしているのに、ぜんぜん効果が見られない!とお悩みではないですか?

もしも、乾燥肌が改善するどころか肌荒れまで起こしているならば、正しいと思い込んでいる毎日のスキンケアが原因かもしれません!

そこで今回は、間違った乾燥肌対策で荒れてしまった肌を、美肌に蘇らせる方法をご紹介します。


間違った乾燥肌対策で荒れた肌を蘇らせる6つの方法


1 過剰なケアが乾燥肌にする!シンプルケアのススメ


乾燥肌を改善するために、頻繁に化粧品を変えたり、普段以上に過剰なケアをしたりしていませんか?

クレンジングや洗顔、その後に行う一連のスキンケアが、肌荒れや乾燥肌の悪化の原因となっている可能性もあるのです!

間違ったクレンジングや洗顔による刺激は、肌の保水機能やバリア機能を低下させます。

そして、保湿しようとして化粧水や美容液、乳液、クリームなどのスキンケア化粧品を重ね塗りしていくと、どうしても肌を触る回数が増えてしまいますよね。

肌の摩擦によって角質層などがダメージを受けると、質層のバリア機能が破壊されてしまい、ケアすればするほど肌荒れが悪化するという悪循環に陥ってしまうこともあります!

また、効果がすぐに実感できないからといって化粧品を変えるのはNGです。

化粧品を変えるかの判断は、肌のターンオーバーの周期を考慮して、1ヶ月程度は同じアイテムを使って様子を見てからでも遅くはありません。

早くお肌を蘇らせたい一心に、あの手この手と使いたくなりますが、じっくりシンプルなケアこそが最も効果的な乾燥肌対策です。

洗顔後は保湿効果の高いクリームだけにするなど、極力シンプルなケアを心がけ、肌の調子がよくなってきたところで、自分にあったケアを再開するのが賢明です。

スキンケア以外では、日焼け止めやファンデーションの塗り込み、マッサージなども肌のダメージの原因となります。

肌荒れがひどい場合はできるだけメイクをしないのが一番ですが、仕事やお出かけなどメイクをしなければいければならない場合もありますよね。

メイクアップアイテムを使用する際には、塗るのではなく叩き込むようにして、ジェルなどで滑りを良くしてからマッサージするなど、肌の摩擦を最小限に抑えるようにしましょう。


2 肌へのダメージ大!クレンジングの負担を減らす方法


実はスキンケアで一番大切なこと、、、それがクレンジングです!

間違ったクレンジングが乾燥肌の原因になっていることは意外に多く、乾燥肌対策の最も重要なステップでもあるのです。

メイクや汚れをしっかりと落としたいからと、時間をかけてゴシゴシと肌を擦ることは、摩擦で角質層が剥がれやすくなり、肌の潤い成分であるセラミドなどから構成される細胞間脂質が洗い流されてしまうなど、デメリットばかりなのです。

さらに、注目すべきなのはクレンジング剤の成分です!

多くのクレンジング剤には、メイク(油分)をしっかり落とすために洗浄成分として界面活性剤が含まれていますが、界面活性剤の強力な洗浄力は、肌に必要な皮脂や細胞間脂質をも落としてしまうので、角質層に大きなダメージを与えてしまいます。

そこで、肌への負担を減らすクレンジングのポイントをご紹介します。

肌への負担減!クレンジングのポイント

刺激の少ないクレンジング剤を選ぶ

肌に優しいものから順に、ミルク、クリーム、水性ジェル、泡、オイル、拭き取り(ローション)と、様々なタイプがありますが、刺激の少ないミルクかクリームタイプが理想的です。

濃いメイクもさっと落とせる、濡れた手でも使えるクレンジング剤には、特に多量の界面活性剤が配合されている可能性があります。

パーツ別にクレンジング剤とクレンジング法を使い分ける

ウォータープルーフの化粧品は落ちにくいため、洗浄力の強いクレンジング剤を部分使いします。

できるだけ他のパーツにクレンジング剤が付かないように、オイルやコットンなどで周囲を保護した上で、綿棒やコットンなどにクレンジング剤を付けて、優しくオフします。

クレンジングは手際よく

適量のクレンジング剤を手にとり、Tゾーン、Uゾーンの順に指の腹を使ってなじませます。
最後に目元と唇になじませて、ぬるま湯で洗い流します。

刺激の弱いクレンジング剤で落としきれるくらいの薄いメイクをする、石鹸で落とせる化粧品を選ぶなどの工夫で、クレンジングによる肌へのダメージを軽減することができます。

乾燥肌対策として、肌あれや乾燥を悪化させないクレンジング法を徹底しましょう。


3 余分な成分は不要!乾燥肌の洗顔料選びと洗顔方法


洗顔料と一口に言っても、洗い上がりに潤いを残しつっぱらないもの、美白効果が期待できるもの、ニキビを予防できるものなど、様々なタイプのものがありますよね。

洗顔料と一口に言っても、洗い上がりに潤いを残しつっぱらないもの、美白効果が期待できるもの、ニキビを予防できるものなど、様々なタイプのものがありますよね。

しかしながら、洗顔料に美肌成分が含まれていたとしても結局は洗い流してしまうため、美容成分を含め添加物が少なく、汚れを落としてくれるだけのシンプルな固形洗顔石鹸がおすすめです。

シンプル処方の洗顔料を選んだら、これからご紹介する洗顔の注意点を参考に、これまでの洗顔法を見直してみましょう。

乾燥肌に効果的な洗顔の注意点

洗顔料を使った洗顔は夜1回だけにする

就寝中は肌の回復が行われますが、朝のしっかり洗顔は肌を回復前の状態にリセット、ダメージを受けやすい状態にしてしまいます。

朝は、水またはぬるま湯でさっと洗いましょう。

摩擦に注意する

指で直接肌に触らないようにします。きめ細かな泡を作り、肌の上でころがすようになじませます。

皮膚が薄く摩擦に弱い目元、乾燥しやすい口元は泡をのせるだけで十分です。

洗顔は短時間で行うのがポイントで、ぬるま湯でよくすすいだ後、清潔な柔らかいタオルで軽く押さえるようにして、水分を拭き取ります。

乾燥がひどい場合は、皮脂の多いTゾーンも含め、とにかく軽く、優しく洗顔するようにしましょう。


4 化粧水=保湿は間違い?化粧水に対する思い込みについて


乾燥肌対策として、たっぷりの化粧水を使っていませんか?

乾燥肌は、保水成分であるセラミドが不足した状態になっているため、たっぷりと化粧水を入れ込んでも保水することができません。

そのうえ、肌に浸透しなかった水分が蒸発する際に、元々肌にあった水分までも蒸発してしまうため、さらに乾燥を悪化させてしまうのです。

したがって、肌の乾燥や肌荒れが酷い時は、外から化粧水で水分を与えるのではなく、細胞間脂質の持つ保水機能を正常化するために、保湿成分を美容液やクリームなどで補うことが効果的です。

肌への浸透力を高めたビタミンC誘導体や、肌の代謝や修復に関わるアミノ酸、コラーゲンやヒアルロン酸などの美肌成分を含むタイプを選びましょう。

もし今まで「化粧水は安くてもいいからたっぷりと使うのが大事!」と思っていたならば、化粧水の選び方を見直し、量より質に重点を置いてみましょう。


5 保湿が大切!スキンケア製品に含まれる保湿成分について


乾燥肌対策において最も大切なのは、正しく保湿することです。

保湿とは肌の表面に水分を与えるのではなく、水分を維持することができるように、角質層にまで届く保湿成分を入れることを言います。

加齢は仕方がないとしても、間違ったスキンケアにより肌が乾燥しバリア機能が低下すると、肌荒れが悪化しますので、保湿力の高い美容液なりクリームを使いましょう。

スキンケア製品に含まれる代表的な保湿成分

セラミド

湿度や気温など外的な条件に関わらず、高い保湿機能を発揮する最強の保湿成分です。

レシチン

水素を添加した水素大豆レシチンは浸透性が高いため、保湿効果を高めたい方におすすめです。

ヒアルロン酸

角質層に含まれる天然保湿因子と同様の働きをします。
敏感肌の方にもおすすめの保湿成分です。

コラーゲン

アンチエイジングでも人気の保湿成分です。

ヘパリン類似物質

皮膚科でアトピーや乾燥肌の方に処方されるローションにも配合されている保湿成分で、血行促進効果もあります。

市販の化粧品に配合されている保湿成分の中でも、特にセラミドはひどい乾燥肌にもおすすめの保湿成分です。

しかし、セラミド入りの化粧品の全てが良いわけではなく、慎重に選ぶ必要があります。

人の肌に元々あるセラミドと同じ構造のヒト型セラミド(バイオセラミド)配合の化粧品は、低刺激で保湿効果も高くおすすめです。
さらに、配合量や浸透力などにも注目して、各ブランドのアイテムを比較して、予算や使い方なども考慮しながら自分に合ったものを選びましょう。


6 ワセリン活用!超乾燥肌&超敏感肌を改善する方法


肌の乾燥が進行しすぎて、乾燥敏感肌用のスキンケア製品を使っても、ヒリヒリとすることがありませんか?

乾燥肌の程度が、手のつけようがない状態に陥ってしまった際に、ぜひ試していただきたいのがワセリンです。

ワセリンは石油が原料ということもあり、それを顔に塗ることに抵抗を感じる方が多くいらっしゃいますが、純度の高い白色ワセリンなら、副作用等もほとんどなく安心して使えるため、皮膚科でもよく処方される優秀な油分(鉱物油)なのです。

そこで、ひどい乾燥肌の方におすすめなワセリンの特徴をご紹介します。

肌に優しいワセリンの特徴

  • 肌表面に留まり、外的刺激から肌を守る
  • 皮膚から水分が蒸発するのを妨いでくれる
  • 無添加なので肌を刺激しない
  • 品質が劣化しにくい
  • 目の周りなどデリケートな箇所にも使える

ワセリン自体に肌トラブルを治す働きはありませんが、肌の状態が落ち着くまでの応急処置に活用しましょう。

ワセリンの使い方はとっても簡単!米粒1粒分を手の平または指先に伸ばし、乾燥の気になる場所を押さえるようにします。

ごく少量で十分に効果がありますので、重ね塗りするときにも米粒1粒分を目安にして、付け過ぎには注意です。

ワセリンを使ったシンプルケアをしばらく続けると、荒れた肌も落ち着き始め、自然治癒力で徐々に回復していきます。

手のつけようがない乾燥肌対策として、ワセリンでのケアをぜひ試してみましょう。


さて、『間違った乾燥肌対策で荒れた肌を蘇らせる6つの方法』はいかがでしたか?

乾燥肌にはとにかく保湿を徹底し、肌を痛めやすいクレンジングに細心の注意を払い、あれこれと使わないシンプルケアを取り入れることが大切です。

また化粧品をつけてちょっとでも肌がしみるようなら、たとえ乾燥敏感肌用であっても使用を控えた方が、乾燥肌からの回復が早くなりますよ。

バリア機能の低下した乾燥肌のUV対策として、日焼け止めはノンケミカルでSPF値が低いものを選び、ファンデーションは添加物の少ないパウダータイプにするなど、メイクを含めスキンケア全体を見直してみましょう。

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

間違った乾燥肌対策で荒れた肌を蘇らせる6つの方法

1 過剰なケアが乾燥肌にする!シンプルケアのススメ
2 肌へのダメージ大!クレンジングの負担を減らす方法
3 余分な成分は不要!乾燥肌の洗顔料選びと洗顔方法
4 化粧水=保湿は間違い?化粧水に対する思い込みについて
5 保湿が大切!スキンケア製品に含まれる保湿成分について
6 ワセリン活用!超乾燥肌&超敏感肌を改善する方法


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