耐えられない骨盤の痛みを撃退するための5ステップ

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骨盤は代謝アップやダイエットなど、美容・健康効果で注目されていますが、実は骨盤の痛みに悩まされている方も多いのです。

骨盤エクササイズ中に違和感や痛みを感じる、日常生活でも骨盤とその周辺部分が常に痛い、座る立ち上がるなど何かの動作で痛むなど、骨盤の痛み方は個人差があります。

中には耐えられないほどの痛みがあるのに、我慢している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

その辛い痛みをそのままにしていると、日常の動作の中で自然と骨盤をかばおうとする癖がつき、腰痛や肩こりなど、他の部位にも悪影響が出てくることも!

そこで今回は、骨盤の痛みの主な原因と、辛い痛みを撃退するための具体的な方法をご紹介します。


耐えられない骨盤の痛みを撃退するための5ステップ


1 心当たりあるのでは?骨盤の痛みの主な原因


骨盤が知らず知らずのうちに痛くなっていて、とりあえず近所のマッサージに行ってみたり、、、という方は多いのではないでしょうか?

施術を受けた後は痛みが楽になっても、翌日にはまた痛みが、、、というパターンを繰り返している方もいますよね。

痛みに効果的に対処するためには、とりあえず痛みをすぐに取り除こうとするより、まずは骨盤の痛みがどこから来ているのかを知ることが大切です。

そこで、辛い骨盤の痛みの主な原因をご紹介します。

骨盤の痛みはどこから?考えられる主な原因

骨盤の歪み

バッグをいつも同じ側にかける、立っている時は片足に重心を置く、脚を組む、猫背、だらしない座り方など、日常生活における癖で骨盤が歪みます。このようなアンバランスな姿勢だけではなく、長時間同じ姿勢でいることも、骨盤に大きな負担がかかります。
出産で骨盤が開き、出産後もそのままになってしまうことで、骨盤が歪んでしまうことも!

骨盤周辺の筋肉の異常

デスクワークなど長時間座って過ごすことの多い方は、大腰筋やハムストリングスといった骨盤周辺の筋肉に負担がかかります。これらの筋肉は骨盤につながっているため、骨盤に痛みが出ることがあります。

骨盤内の臓器に異常

女性に多いのが、子宮や卵巣、卵管などの疾患に伴って起こる痛みです。この場合は、月経過多、下腹部痛、不正出血ほか、様々な異常が見られることが多いですので、ちょっとした異変に気がついたら、すぐに婦人科を受診しましょう。
婦人科系の疾患以外では、盲腸や膀胱炎で痛むこともあります。

便秘

腸内にたまった毒素やガスが骨盤を圧迫し、骨盤に痛みを感じることがあります。また、骨盤の歪みが原因で腸が圧迫され、便秘になるパターンもあります。

サイズの合わないローライズデニム

ローライズデニムはちょうど骨盤の位置にあたるので、着用中に骨盤が痛くなることもあります。腰への負担を軽減するためにも、サイズや形選びには気を付けましょう。

当てはまることがありますか?痛みの元が分かれば、まずは原因を取り除くようにしましょう。


2 自分は大丈夫?骨盤の歪みセルフチェック方法


骨盤の痛みの原因が何なのかを知るために、まずは骨盤の歪みチェックをしてみましょう。

チェックの仕方はいろいろとありますが、どこでも簡単にできる方法をご紹介します!

原因を特定しよう!骨盤の歪みチェック方法

①両足を肩幅くらいに広げ、リラックスした状態で立つ
②両手の平を正面に向けた状態で両腕を広げ、目を閉じる
③手の平の向きを変えずに、親指と人差し指でLの形をつくる
④目を閉じたまま、両腕を曲げずに顔の正面へゆっくりと持っていき、人差し指同士を合わせてみる
※この時に、無理に合わせようとするのでなく、自然の動作でさりげなく
④両指が合わさった、合わさっていないに関わらず、目を開ける

人差し指の先がピッタリと合ったら歪みはないため、もし骨盤の痛みがある場合は他の原因があるかもしれません。

の指が上になっていたら、右の骨盤が上がっていて左の指が上なら左骨盤が上がっている可能性大です。

自分から見た時に、左手が手前に右手が向こう側にあったら、右骨盤が前にズレている、その逆ならば左骨盤が前にズレているの可能性があります。

骨盤の痛みが、歪みやズレから来ているようなら、時間をかけてじっくりと矯正していくことが、痛み撃退に繋がりますよ!


3 骨盤の歪みによる痛み撃退!身体で覚える正しい姿勢


骨盤が歪んでしまう大きな原因は、悪い姿勢!仕事と内容や生活スタイルにもよりますが、1日の大半を座って過ごす方も多いのではないでしょうか?

また特に意識をしていないと、癖でとんでもない座り方になっていませんか?

そこで、骨盤の歪みを改善するために身体で覚えたい正しい座り方のポイントをご紹介します。

骨盤の歪み改善で痛み撃退!正しい座り方ポイント

坐骨に重心を置きまっすぐ座る

坐骨とは、まっすぐ座りお尻の下に手を入れたときに当たる骨のこと。この座骨が、座面に当たるようにして座ります。正しく座ると、足を組みにくくなります。

骨盤を立てる感じで座る

椅子に深く座り(両足は地面に着ける)、首はまっすぐ、背筋は反らしすぎず緩やかなS字を意識します。
椅子に座ったままバンザイをすると自然に骨盤が立ち、骨盤が適度に前傾し、背筋が上に伸びます。骨盤を立てる感覚を掴んだら、そのまま手をおろします。

床や畳に座らないといけない場合は、体育座りや横座りはNG!足がしびれない程度に正座や、壁に寄りかかる感じの長座なら、骨盤の歪みを酷くさせないでしょう。

座るスペースの広さやテーブルの高さなどの関係で長座は難しいという方は、正座やあぐらでも骨盤や腰への負担を軽くする座り方を心掛けましょう。

正しい床座りの姿勢

正座

両足の親指とかかとを揃え、かかとの上にお尻を乗せて座ります。
座骨とかかとの間にタオルを挟むと、座り姿勢が安定します。

あぐら

半分に折った座布団を床に置き、お尻を半分乗せます。
骨盤を立てるように意識して、背筋を伸ばして座ります。

左右のバランスが良い正しい座り方をしていても、長時間同じ姿勢でいるのは骨盤に良くありません。

30分に一度くらいは、座り方を変えたりストレッチをしたり、少しの時間でも良いので体を動かすようにしましょう。

日常使う椅子やソファーは、クッションが固めの方が、姿勢を維持しやすいですよ。また慣れるまで骨盤矯正用のクッションを使うのも便利!

そして、最も大切なのは、正しい姿勢をキープする意識を持つことです。姿勢が崩れてきたと思ったら、バンザイをして姿勢を正しましょう!


4 意外と凝っている!骨盤ストレッチの実践方法


左右どちらかに重心が偏っている悪い姿勢は、体重がかかっている方の筋肉は縮み、もう一方は伸びた状態になるため、骨盤と骨盤周りの筋肉に負担がかかります。

反り腰など前後に、脚を組むなど上下に骨盤がずれた状態の姿勢でも、片側の筋肉が緩み、反対側の筋肉は硬く緊張した状態になります。

このような姿勢を長時間続けていると、骨盤や骨盤周辺の筋肉のコリが蓄積し骨盤が歪み、慢性的な痛みなどを引き起こすのです。

そこで、骨盤やその周辺の筋肉を緩め、骨盤周辺のコリをリセットする簡単ストレッチをご紹介します!

毎日実践できる骨盤ストレッチの実践方法

①仰向けに寝て、足裏を床につけたまま両膝を揃えて立てる
②両膝をつけたまま、息を吐きながら足をゆっくりと右に倒す
③息を吸いながら両膝を揃えて、元に戻す
④息を吐きながら、ゆっくりと左に倒し、息を吸いながら元に戻す
※①から④を1セットとし、1日20セットを目安にリラックスしている時に実践しましょう。

日々、姿勢に気をつけて、骨盤ストレッチを確実に行い、骨盤の歪みと痛みを徐々に改善させていきましょう!


5 仙骨をピンポイントで!骨盤を効果的に温める方法


骨盤周辺の筋肉の張りやコリによる骨盤の痛みは、地道なストレッチや筋トレが効果的です。

とは言っても、今すぐ痛みを楽にしたいという方は仙骨を温めてみてください。

歪みとコリで冷えた骨盤周辺が温まるだけではなく、内臓も温まることで血行が促進され、骨盤周辺の強ばった筋肉をほぐす効果も期待できます。

仙骨を温めると子宮も温まるので、つらい生理痛にお悩みの方にもおすすめです。

ちなみに仙骨は、お尻の割れ目のほんの少し上、プレートみたいになっている所にありますよ!

仙骨の上にカイロを貼る、椅子に座っている時ならば、背もたれ部分に湯たんぽを置くだけで、仙骨を温めることができます。


さて、『耐えられない骨盤の痛みを撃退するための5ステップ』はいかがでしたか?

骨盤の痛みは、姿勢の悪さや筋肉の緊張や緩みなどで生じる歪みが原因であることが多いですので、意識的に姿勢を正し、筋力をつけたりほぐしたりする効果のある簡単な運動を徹底することが大切です。

ただ、耐えられないくらいの痛みがあり、簡単なストレッチですらもできなかったり、日常の動作にも何かしらの支障があるようでしたら、すみやかに整形外科を受診するようにしてくださいね!

そして、全身がじわじわと温まり、痛みを軽減する半身浴も、骨盤の痛みを緩和するのに効果がありますので、ぜひ今日からの習慣にしてくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

耐えられない骨盤の痛みを撃退するための5ステップ

1 心当たりあるのでは?骨盤の痛みの主な原因
2 自分は大丈夫?骨盤の歪みセルフチェック方法
3 骨盤の歪みによる痛み撃退!身体で覚える正しい姿勢
4 意外と凝っている!骨盤ストレッチの実践方法
5 仙骨をピンポイントで!骨盤を効果的に温める方法


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