タバコの煙は主流煙と副流煙の二種類に分かれ、フィルターを通して喫煙者の肺に入るのが主流煙、タバコの先から出ている煙が副流煙になります。
主にタバコアレルギーの原因になっているのが、タバコの先から出ている副流煙に含まれている化学物質です。
それでは実際に、タバコアレルギーで引き起こされる症状にはどのようなものがあるのか、対処するための方法があるのかを今回ご紹介します。
タバコアレルギーの気になる4つの症状と対処法
1 鼻水や咳が出る
タバコを吸う方や吸っている方の周りにいる時に、急に鼻水や咳が止まらなくなることがありませんか?
もしかして風邪かな?、、、と思っている方、その症状はタバコアレルギーの可能性があります。
そこで、タバコアレルギーの症状で鼻水や咳が出る理由をご紹介します。
鼻や喉の粘膜に刺激が与えられ、それがアレルギー反応として鼻水や咳がでます。
タバコを吸わない方はなるべくタバコの煙から離れた方が良いでしょう。
2 息切れや動悸が起こる
息苦しくなったりドキドキ動悸がしたり、タバコアレルギーには一つの症状だけでなくいくつかの症状が組み合わさっている場合もあります。
動悸や息切れは心臓の疾患以外に心理的なストレスが関わっています。
タバコアレルギーの場合は、自律神経が関係していて交感神経が刺激されて呼吸が早くなります。
または、無意識のうちに煙を吸わないようにして、呼吸が浅くなる場合もあります。
そこで、息切れや動悸が起きた時の対処方法をご紹介します。
深呼吸をすると、副交感神経が刺激されて自律神経のバランスが保たれ、動悸や息切れが落ち着いていきます。
3 頭痛や吐き気が起こる
ズキズキと頭が痛くなり、さらに酷くなるとむかむか吐き気が起こることがあります。
頭を締め付けるような痛みが長時間続くことがあり、仕事や大事な場面で集中できなくなる場合があります。
なぜ、頭痛や吐き気がタバコアレルギーで起きてしまうのでしょうか?
それは、タバコの煙を吸うことで血管が縮み、血流が悪くなり脳が酸素不足になってしまい頭痛が起こります。
そこで、頭痛や吐き気を引き起こすタバコアレルギーの対処方法をご紹介します。
外出先ではツボ押しやホットタオルで頭や肩、後頭部を温める方法がおススメですので、試してみてください。
4 痒みや腫れ、湿疹が起こる
気が付くと体のあちこちが痒い、、、、肌が赤くなりミミズ腫れのようなものが出ている、、、このような症状もタバコアレルギーの可能性があります。
皮膚科に行っても、症状が治まっていることがあるので、なかなかタバコアレルギーと認められにくいでしょう。
痒みや腫れが出た場合にじっくり観察してみて、タバコを吸っている方が周りにいる、もしくは自身がタバコを吸っているなどの場合はタバコアレルギーを疑いましょう。
タバコを吸わない方でタバコアレルギーの方は、吸っている方の近くに行かないことが一番です。
5 タバコアレルギーの検査方法と治療方法
タバコが原因である可能性がある場合は、どのような検査を行うのでしょうか?
タバコアレルギーの検査方法は、タバコを吸うかどうかなどの問診、そして血液や尿を採取してニコチンが体内に残っているかどうか調べます
病院によっては保険が適応されないところもあるので、検査の金額が大きくかわりますので、一度問い合わせてみるのも良いでしょう。
タバコアレルギーは、鼻水や咳、頭痛や吐き気、酷い方では痒みや腫れなどの症状が出るなど、アレルギーの症状は一つではなく幾重にも症状が重なるので、原因となるタバコの煙から離れることが重要になります。
また、タバコアレルギーは免疫力が低下している時にも起こりやすく、普段の生活を見直して規則正しい生活を送ると、アレルギー物質を解毒しやすくなります。
喫煙している方は早急な禁煙を、身近にタバコを吸う方がいる場合には、ぜひタバコの恐ろしさを伝えてあげて、禁煙に取り組むように促すことも、タバコアレルギーの症状緩和になります。
今回ご紹介した内容に関連する記事として
も併せてご覧ください。
今、あなたにオススメ