リンパのしこりがあるとき疑うべき病気と対処法5つ

リンパのしこりがあるとき疑うべき病気と対処法5つ

リンパが腫れている、しこりがあるなどの異常がある場合、「何か悪い病気なのではないか」と不安になりますよね。

リンパ節と聞くと、ほとんどの人が思い浮かべるのは首周辺でしょう。風邪をひいてリンパ節が腫れるのは、よく見られる症状だからです。

しかし、リンパ腺自体は身体中に巡っており、確かにリンパ節は首周辺に多く集まっていますが、実は腋の下や腹部、足にもあるのです。

そこが腫れたり、痛んだり、しこりがある場合はどのような原因が考えられるのでしょうか?

そこで今回は、リンパのしこりが出来る原因や症状、考えられる病気、またその対処法などをご紹介しましょう!


リンパのしこりがあるとき疑うべき病気と対処法5つ


1 リンパ節の場所、そしてその機能とは?


リンパ節は、主として首の周辺に多く集まっていますが、他の部位にもリンパ節はあります。

  • 耳の下
  • 首の両側
  • 鎖骨部分
  • 腋の下周辺
  • へそ周辺
  • 足の付け根
  • 膝の裏側

簡単に挙げただけでも、これだけのリンパ節があります。

リンパは、体内の老廃物を排出したり、ウイルスや細菌が体内に入ってきた場合、それが身体に害を及ぼさないように戦ってくれる役目を持っています。

風邪をひいてリンパが腫れるのも、細菌とリンパが戦っているから。

つまり、免疫力が落ちている場合は、リンパの役割も落ちてしまうのと同じことです。

その場合、もっと重い病気にかかってしまう可能性もあります。


2 リンパのしこりの原因とは?


リンパにしこりがある場合、考えられる原因は以下のようになります。

リンパのしこりの原因

ウイルスや細菌感染

身体には免疫力というものが存在し、風邪やインフルエンザにかかってしまうと、身体を守って回復させるためにウイルスと戦います。
その場合、熱や痛みを伴ってリンパ節が腫れることもあるのです。

ストレスや疲れからくるコリ

心身ともに疲れている場合、血流が悪くなって身体がこってしまい、酷いときにはめまいや吐き気を伴うこともあります。
血管が圧迫され、血液の流れが悪くなると、リンパ節にも影響が出ることもあります。


3 リンパの腫れ、しこり、考えられる病気


では、リンパが腫れたり、しこりが出来ていたりする場合、考えられる病気にはどのようなものがあるのでしょうか?

リンパが腫れる病気

風邪、インフルエンザ

一番多いのは、風邪やインフルエンザにかかっている場合です。特に、首周辺のリンパに痛みを感じ、また発熱を伴います。

脂肪腫

リンパは老廃物を運んで体外へと排出する役目を持ちますが、このときにリンパ節に脂肪が溜まって腫瘍になることがあります。
やわらかく、痛みのないしこりの場合は、この脂肪腫が出来ている可能性があります。

粉瘤

粉瘤とは、体内の老廃物が溜まって皮膚の下でコブ状態になったものです。
痛みを感じないことが多いので放置してしまう人も多いのですが、炎症を起こしたり腫れたりした場合は処置が必要です。


4 リンパのしこりの対処法


まず、しこりを発見したら、どの部位に出来ているのか、痛みはあるか、しこりの固さ、大きさなど自分で確かめてみましょう。

小さく痛みを感じない場合、自然治癒する場合もありますが、数日たってもしこりが消えない場合や、痛みや発熱、腫れを感じた場合は、早期に病院で診察してもらいましょう。

良性の脂肪腫でも、放っておくとどんどんと大きくなってしまい、手術で取り除かなければいけない場合もあります。

風邪やインフルエンザの場合は、医者の指示に従って、薬を飲んでゆっくりと身体を休めましょう。

また、風邪やインフルエンザの場合は、リンパ節の痛みや熱が激しく、苦しいかもしれませんが冷やすと多少楽になります。

反対にこりから来る痛みやしこりは、冷やさず温めてあげることが大切です。

コリはマッサージで血流を良くすることで、しこりも痛みも消えていきますので、マッサージや指圧などでほぐしてもらいましょう。

また、普段からこりを防ぐためには、一定の体勢のまま長時間過ごさないこと、適度な休憩を挟む、首や肩周辺を軽くストレッチして血行を良くするなど、自分でも配慮しましまょう。


5 早期発見が大切! 自分の身体の変化に気付こう


痛みや発熱を伴うしこりの場合は気付きやすいのですが、反対に全く痛みを感じないしこりもあります。

自然治癒する場合はいいのですが、放っておくと悪化してしまう病気も上記のようにありますから、大切なのは自分の身体の異変に早期に気付くことです。

そのためには、普段から自分の身体をよく知っておくことが大切です。

たとえば、入浴しているときに自分の身体を触って確かめておけば、しこりが出来た場合すぐに気付くことが出来るでしょう。


さて、『リンパのしこりがあるとき疑うべき病気と対処法5つ』はいかがでしたか?

痛みや腫れが酷い場合はもちろんですが、痛みがない、しこりが小さい場合など、つい病院に行くのが億劫になって放置してしまいがちですが、「おかしいな」と感じたら早めに病院へ行って診察してもらうことが大切です。

自己判断せずに放っておくのは良くありませんし、症状が進んで初めて気付くというのも、治療が長引いてしまいますよね。

早期発見が、治療の大きなポイントになるということを忘れないでくださいね!

今回ご紹介した『リンパのしこり』に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

リンパのしこりがあるとき疑うべき病気と対処法5つ

1 リンパ節の場所、そしてその機能とは?
2 リンパ腺のしこりの原因とは?
3 リンパの腫れ、しこり、考えられる病気
4 リンパのしこりの対処法
5 早期発見が大切! 自分の身体の変化に気付こう


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