ふくらはぎがだるいのは危険?その原因に隠された怖い病気と改善方法

ふくらはぎがだるいのは危険?その原因に隠された怖い病気と改善方法

短い距離を歩いただけでふくらはぎがだるいと感じたら、病気の前兆である可能性があります。

ふくらはぎのだるさはただの疲労や体の冷えが原因の場合もありますが、病気の初期症状の一つである可能性も高いので、少しでも異常を感じたら改善することが大切です。

そして、疲労や冷えが原因のだるさも改善せずに放っていると、ふくらはぎに痛みを感じるようになったり病気を患ったりするので、手遅れになる前に改善法を実践して早めに治す必要があります。

そこで今回は、ふくらはぎがだるいと感じたときの原因と考えられる病気、だるさをなくすための改善方法をご紹介します!


ふくらはぎがだるいのは危険?その原因に隠された怖い病気と改善方法5つ


1 疲れや冷えによるだるさに注意


ふくらはぎがだるいと感じたとき、何らかの病気が隠れていることがありますが、原因の多くは疲労や体の冷えになります。

疲労と冷えが原因の場合の注意点

疲労

ふくらはぎのだるさは長時間同じ姿勢でいたり、運動不足であるのに激しい運動をしたりすると、筋肉に疲れが溜まってだるいと感じるようになるので気を付けましょう。

筋肉は疲れが溜まるほど縮んで硬くなる上に、ふくらはぎ周辺の血管を圧迫して血の流れを悪くさせるので、体が疲れていると感じたら休憩を取ることが大切です。

血流が悪くなると、ふくらはぎのだるさ以外にも肌荒れや冷え性を引き起こしますが、血行不良を放っていると命に関わる病気につながる可能性もあるため、ふくらはぎがだるいと感じたら無理はしないようにしましょう。

冷え

ふくらはぎのだるさは疲労以外に、体が冷えても発生するので冷たい物を飲んでいたり、エアコンを直接体に当てていたりすることが多い夏は特に注意が必要です。

体が冷えると疲労と同じように血行不良が起きやすくなって、ふくらはぎがだるいと感じやすくなります。

そして、冬は外と室内の温度差が激しいので、暖かい恰好をして寒さから身を守りましょう。

疲労と冷えはしっかり対策すれば問題はありませんが、我慢していると血液の流れが悪くなって命に関わる病気を引き起こしてしまうので、ふくらはぎがだるいと感じたら体の冷えや疲労の有無をしっかり確認してくださいね!


2 間欠性跛行の症状とは?


間欠性跛行は最終的には歩くことが難しくなっていく病気で、少し歩いただけでも激痛が走るため何回も休憩を挟まなければいけません。

間欠性跛行の症状

  • ふくらはぎがだるい
  • 歩くと激痛
  • しびれを感じる

間欠性跛行を患うと、足がしびれたりだるかったりを繰り返すのが特徴で、更にただ立っているだけでも足が痛くなることもあるので生活が困難になります。

そして、歩いているときに襲ってくる痛みは少し休むだけで治りますが、歩き始めると再び痛くなるので移動の際は注意が必要です。

間欠性跛行の症状を緩和させるには運動をして筋力を鍛えるのが一番で、逆に安静にしていると悪化してしまうので気を付けましょう。

運動方法はウォーキングや水中歩行など色々ありますが、症状の重さによっては先に手術から始めなければならないので、医師と相談をしてから自分に合った方法を行ってくださいね!

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3 ふくらはぎがだるいときは下肢静脈瘤に注意


下肢静脈瘤は足にある静脈が瘤ぐらいの大きさになってしまう病気で、命に関わるような症状はありませんが、生活が困難になるほどの異常が足に現れるので注意が必要です。

特に高齢の女性が発症しやすい病気になるので、思い当たる症状があったら足の状態を検査してもらうことが大切になります。

下肢静脈瘤の症状

  • ふくらはぎがだるい
  • 足に痛みが出る
  • 足がつりやすくなる
  • むくみやかゆみ
  • 足が冷える

下肢静脈瘤の初期症状はふくらはぎがだるいと感じることで、次第に痛みやむくみなどの症状が現れるので、ふくらはぎが少しでもだるかったら警戒しておきましょう。

そして、ふくらはぎがだるい以外にも様々な症状が現れますが、気にせず放置していると皮膚に色素沈着したりただれが起きたりするので、だるさに加えて他の症状も出てきたらすぐに病院に行くことが重要です。

また、下肢静脈瘤は血管が寒さで収縮する冬になると、症状が軽くなるので一時的な物だと思いやすいのですが、夏になると再び症状が悪くなるので治ったと考えないようにしましょう。

下肢静脈瘤は放置期間が長くなるほど症状が悪化していくので、ふくらはぎがだるいと感じたら病気の初期症状だと疑ってくださいね。


4 ふくらはぎがだるいときに考えられる他の病気


ふくらはぎのだるさは下肢静脈瘤や間欠性跛行以外にも、身近に起こり得る病気でも発生します。

ふくらはぎがだるいときに考えられる2つの病気

高血圧

高血圧は年を取るほど発症するリスクが高まる病気で、血圧を下げないと動脈硬化や心筋梗塞など命に関わる状態にまで発展します。

特に、塩分は血管に負担をかけて血圧を上げるので、むくみを引き起こしやすくなり次第にふくらはぎもだるくなっていきます。

糖尿病腎症

糖尿病を抱えている方は合併症である、糖尿病腎症という腎臓の機能が低下する症状に注意する必要があります。

腎臓は体に必要な物を吸収したり、老廃物を尿として排出させたりする働きをしていますが、機能が低下すると尿が出せなくなり体内に留まってしまいます。

結果、体内の水分量が増えてふくらはぎにむくみやだるさが出てくるので、糖尿病を患っている方は合併症に気を付けましょう。

高血圧や糖尿病は生活習慣を改善することで予防できるので、少しでもふくらはぎがだるいと感じたら塩分や糖の摂取を控えて、体の機能を衰えさせないようにしてくださいね。


5 ふくらはぎのだるさを改善する方法


ふくらはぎのだるさは病気が原因な物と、疲労や冷えによる物の2つがあって病気の場合は病院へ行く必要がありますが、疲れや体の冷えはしっかり対策をすると防ぐことができます。

ふくらはぎがだるいときにやっておきたい2つの改善方法

マッサージ

疲れによるふくらはぎのだるさはマッサージをすると、緊張が解けて血の流れが良くなるのでだるさが解消されます。

そして、マッサージ効果が最も発揮されるタイミングは、血行が良くなる入浴中と入浴後になるので、ふくらはぎがだるいときはぜひ試してみてください。

体を温める

ふくらはぎは体が冷えているときもだるくなりやすいので、体を温めることが重要になります。

特に足は冷えやすい上に血行も悪くなるので、だるさを解消するためにも足湯や半身浴で温めるようにしましょう。

疲労や冷えによるふくらはぎのだるさは血行不良が原因のため、促進されるようにマッサージや入浴でしっかり対策をすることが大切になります。

そして、夏場はエアコンや冷たい食べ物によって体が冷えやすくなるので、夏にふくらはぎがだるいと感じることが多い方は、体が冷える行為をしていないか確認してくださいね!


さて、『ふくらはぎがだるいのは危険?その原因に隠された怖い病気と改善方法5つ』はいかがでしたか?

ふくらはぎがだるいと感じる原因は、疲労や冷えによる物が大半ですが下肢静脈瘤や間欠性跛行のように、痛みを発する病気の可能性もあるので注意が必要です。

病気が原因の場合、歩くことが困難になったり皮膚に異常が現れたりするので、手遅れになる前にふくらはぎの状態を診てもらいましょう。

また、高血圧や糖尿病のように、生活習慣次第で誰もが発症する病気が原因の場合もあるので、血圧が高かったり糖尿病を患っていたりする方はふくらはぎの様子に気を付けることが大切です。

そして、病気であれば病院で検査してもらうことが一番ですが、疲労や冷えが原因の場合は血行の促進が改善の一歩になるので、マッサージや入浴で体を温めてくださいね!

まとめ

ふくらはぎがだるいのは危険?その原因に隠された怖い病気と改善方法5つ

1 疲れや冷えによるだるさに注意
2 ふくらはぎがだるいときは下肢静脈瘤に注意
3 間欠性跛行の症状とは?
4 ふくらはぎがだるいときに考えられる他の病気
5 ふくらはぎのだるさを改善する方法


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