腕が痛い、しびれを感じる、また肘の関節に違和感があるなどの異常が起こると、日常生活に支障をきたしてしまいますよね。
こういう場合、何かにぶつけなかったか、激しい運動はしなかったかなど、自分でよく考えて原因を探っていくことが大切です。
原因がわかれば、その対処もわかりやすくなります!
特に一時的ではなく、慢性化するような痛みであれば、速やかに病院へ行く必要も出てくるでしょう。
そこで今回は、肘が痛い原因や、その症状にはどのようなものがあるのか、また考えられる病気や怪我、そしてその対処法や予防法をご紹介しましょう。
肘が痛い原因はこれ!気になる症状と対処する方法5つ
1 肘が痛い5つの症状
肘の内側が痛い、または関節が痛いなど、様々な症状があります。
何かにぶつけた、などではなく突然痛み出した、という場合には、どのような症状があるのか挙げてみましょう。
- 腕全体に痛みやしびれがある
- 肘の内側に痛みがある
- 肘の関節に痛みやしびれがある
- 肘周辺が腫れている
- 手首や指に腫れや痛みがある
こういう場合、肘の関節、また周辺の筋肉や血管、神経などに異常がある可能性があります。
2 肘が痛い原因とは?
肘が痛む場合、関節に異常があるパターンや、手首を酷使しすぎてそれが肘まで痛みが広がってしまったパターン、または病気が原因のパターンなど、色々と考えられます。
疲労が原因で痛むパターンもありますが、これはゆっくりと腕を休めてあげれば数日で痛みは消えます。
しかし、慢性化してしまう可能性もあるので、痛まないようにする対処が必要になるでしょう。
また、数日たっても痛みがおさまらない、それどころかどんどん酷くなっていくようでしたら、自己流で対処せずに病院へ行って診察してもらうのが一番です。
3 肘が痛い時の病気、怪我とは
肘が痛む場合、原因は疲労であったり、病気であったり、怪我であったりと様々ですが、ではその内容を挙げてみましょう。
腱鞘炎
腱鞘炎は手首に起こりやすいのですが、それは手首を良く使う人の場合です。
肘にも腱はありますので、肘の腱鞘炎ももちろん存在します。
骨と筋肉をつないでいる腱が、炎症を起こしてしまって痛みや腫れを引き起こしてしまうのです。
最近はパソコンやスマホを長時間使うことで、肘の腱鞘炎にかかってしまう人が増えています。
テニス肘、野球肘、ゴルフ肘
スポーツをよくする人に見られるもので、これは筋肉の使い過ぎ、つまり疲労からくる炎症で痛みが起きます。
また、このスポーツだけに限らず、仕事や家事などで腕や肘に負担がかかってしまった場合にも起こります。
関節リウマチ
朝起きて、何故か指に力が入らない、上手く握ることが出来ない、という状態が1時間以上続いている場合、関節リウマチの可能性が高いです。
関節リウマチは、肘に限らず関節のある部分に起こりますが、肘の場合は重症化すると指が動かなくなったり、腕があげられない、力が入らないなどの症状があらわれますので、早期治療が大切です。
肘内障
骨や筋肉、腱などが固まっていない幼児に起こりやすい怪我です。
よく、「危ない!」と子供の手を引っ張ったときに、肘が脱臼、または脱臼寸前までいってしまうのです。
この場合は、痛みも激しいですからすぐに病院へ行かないといけません。
また慢性化しやすいのも特徴ですので、子供の腕を引っ張るときは注意が必要です。
痛風
痛風が原因で、肘が痛むこともあります。
痛風は、尿酸が溜まり過ぎて固まってしまい、それが神経や血管を圧迫して、関節も痛みだすという病気です。
痛風ですと、肘ではなく体のあちこちに痛みが起こりますが、肘から痛み始めるパターンもあるのです。
4 肘が痛い時の対処法
まず、一番は自己判断しないで、きちんと病院へ行って検査をしてもらうことが大切です。
肘が痛む原因には様々ありますから、別の病気が隠されていたりすることもあるのです。
また、疲労や筋肉痛からくる痛みであれば、数日すれば自然治癒することもあります。
そういう場合、疲労の場合は炎症を起こしているので、まずは安静にして動かさないことが大切です。
次に、温めるのではなく、痛む箇所を冷やしましょう。温湿布などで温めてしまう人もいるのですが、これは逆効果です!
温めてしまうと、血管が広がって血流が良くなってしまい、逆に痛みが酷くなってしまいますので気を付けてくださいね。
5 普段から肘を大切に!
また、肘を傷めないためには、普段から、同じ作業を続けてやらない、極端に腕に負荷をかけるような作業や運動はしない、適度に休憩を挟むなどの気配りが大切です。
特にスポーツをしている人は、無理をしてしまいがちなのですが、異常を感じたらちゃんと病院へ行って、医師の指示にきちんと従うことが肝心。
またサポーターなどを使って、肘を守ってあげるのもいいですね。
サポーターは関節にかかる負荷を分散させてくれますので、「今日はちょっとハードだぞ」というときには付けてみましょう。
さて、『肘が痛い原因はこれ!気になる症状と対処する方法5つ』はいかがでしたか?
疲労が原因であったり、怪我や病気が原因であったりと、痛みが起こる原因は様々です。
応急処置的に自分で処置するのも時には必要ですが、やはり専門家にきちんと見てもらうに越したことはありません。
悪化したり、慢性化したりしたらこれからの生活に支障が出てしまいます。
あなたの大切な肘です、自己防衛することも大切だということを忘れないでくださいね!
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