人それぞれ個人の差はありますが、生理になる前にはお腹に痛みを感じたり、体が怠くなったり、特別なことが何もなくても少しのことでイライラしやすくなったりと、心身ともに不安定になりやすく、憂欝な気分になりますが、女性が子供を産むうえで大切なことでもあるので、生理が遅れてきたり、早く来たり周期が安定しない生理不順になった時は、放っておかずに適切な治療を受け、治すことが大切です。
そこで今回は生理不順になってしまうその根本的な原因と効果のある治療法、そして生活の中で気を付けると良いことなど予防法をご紹介します。
生理が遅れる原因は何?3つの原因と予防改善の方法
1 生理のメカニズムとは?
子宮の内部は精子と卵子が受精した、いわゆる受精卵を育てるために子宮内膜という組織に覆われており、子宮内膜に受精卵が着床することで、女性は妊娠することができます。
しかし、一定の期間着床がないと、子宮内膜は新しいベッドに作り替えられ、この作り替えられるときに古い子宮内膜が外に出るために生理が起こり、女性の体は1ヶ月の間に4つの期間を経て生理を迎えます。
2 生理の周期が乱れている生理不順の原因は何?
基本的に月に一度来る生理ですが、その間には4つの期間があり、子宮内膜が剥がれ、体の外へ出る月経期、子宮内膜が厚くなる卵胞期、精子と受精するために卵胞から卵子がでる排卵期、受精卵が着床しやすくするために子宮内膜が柔らかくなる黄体期、から構成され、この一連の周期のことを生理周期と呼んでいます。
この生理が来るサイクルが遅かったり、早かったりし、他にも血液の量が多すぎる、少なすぎるなどの異常がある状態のことを生理不順といい、以下のような原因が考えられます。
3 この症状は生理不順?要注意な症状
生理には一定の周期があり、この周期が乱れずに生理が来ていれば良いのですが、サイクルが乱れてしまうと、生理の来る頻度が早まったり遅くなってしまったりして安定しないことがあります。
どのような症状が出ると要注意なのでしょうか。
まず、1ヶ月半ほど生理と生理の間があいてしまう稀発月経や、逆に25日くらいの短い期間での生理を繰り返す頻発月経は、卵巣が通常通りに働かずに、ホルモン量の分泌が十分ではないことが原因です。
生理は通常通りにきていても、血液量が極端に少ない過小月経や、2日ほどで終わる過短月経も生理不順の症状です。
甲状腺の機能が十分に働いていなかったりすることで、女性ホルモンの分泌量が足りず子宮内膜が薄く厚みが不十分になってしまうことがあります。
血液の量が少ない・期間が短い逆のパターンとして血液量が非常に多い過多月経、生理になっている期間が1週間を過ぎるといった過長月経といったものがあります。
血液の量が多い場合、併発する症状として血の塊が出てくる、お腹の痛み、いわゆる月経痛が酷いといった症状がある場合には子宮の病気をしている可能性があります。
いずれの場合にも長い間放置してしまうと不妊の原因になる、また治療が必要な病気にかかっている可能性があったりするため、気になる症状があればすぐに婦人科を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
4 病気の可能性もある生理不順
生理不順の症状が出るときには必ず原因が隠れていますが、その原因の中には子宮が病気になっていることで起きていたり、ホルモンの分泌を促す甲状腺の機能の低下があったりすることはご存知でしょうか。
通常通りに来ていた生理が突然不規則になってしまったなどは分かりやすいですが、サイクル自体が乱れていることが当たり前になってしまっていて、長い間放置していると危険な病気にかかってしまうこともあります。
生理が遅れていたり、早く来たり不規則だったりしている場合に、よくある生理不順だと気にせずにいたら違う病気が潜んでいた、ということがありますので、絶対に放置はせずに、婦人科系の病院へ相談に行きましょう。
5 生理不順の治療法
症状が気になるときには婦人科に相談に行き検査等をするのが一番良いですが、生理不順に対し効果覿面な治療方法は存在するのでしょうか。
生理不順の主な治療法はホルモン剤の投薬による治療に頼るところが大きいですが、自分で出来るツボ押しや、漢方薬を飲むことによっても改善していくことができるため、出来るところから少しずつやっていくことが大切です。
6 普段の生活で生理不順を予防する方法3つ
女性にとってちゃんと子供を作る準備が出来ているかを示す大切なバロメーターでもある生理ですが、生理不順は絶対に放置できない体の異常を示すサインでもあります。
自分の体を大切に扱うためにも、また正常に一定の周期で生理が来るようにするためにも、普段の生活の中で意識したいこと、生理不順の予防策をご紹介します。
さて、『生理が遅れる原因は何?3つの原因と予防改善の方法』はいかがだったでしょうか?
女性にとって月に一度くる生理は個人差がありますが身体がだるくなったり気持ちが落ち着かなくなったりして憂欝な気持ちになることもありますが、子供を産むためには生理が正常なサイクルでくることが必要不可欠です。
また生理が周期通りに来ないのは身体のどこかに異常があるというサインなので、しっかりと治療しなければ結果的に不妊になってしまうこともあるため、放置せずにすぐに病院へ行って診てもらう、またそうならないために普段から体を労わり、予防していくことが大切です。
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