足の裏にできやすく、中心にできる芯が魚の眼に似ていることから名付けられた魚の目は、痛みを伴うことが多くてとにかく早く治したいですよね。
「でも仕事の都合で病院に行く時間がないし……できれば自宅で治したいな」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
魚の目は自然に治ることはほとんどなく、放っておくと悪化して治療に時間がかかります。
更に、誤った方法で芯を取ると跡が残ってしまい、元のキレイな状態に戻せなくなってしまいます。
そこで今回は、自宅でできる魚の目の芯の抜き方と再発を防ぐ方法をご紹介します!
魚の目の取り方と跡を残さない秘訣9つ
1 魚の目の芯を取る成分と市販薬の使用方法を紹介
芯を取る方法に、サリチル酸を含む市販薬を使う手があります。
病院で診てもらうほどの大きさではないのでは?と感じている方は、市販薬で取り除く方法をおすすめします!
サリチル酸を使用しているうちに芯と皮膚が分離され、ピンセットで簡単に抜くことができ、小さい魚の目なら1週間ぐらいで効果が期待できます。
サリチル酸は、ほとんどの魚の目の治療薬に配合されています。
しかし、市販薬の中にはサリチル酸がほんの少ししか含まれていないことがあるので、見比べて多く配合されている方を選びましょう。
そして、市販薬には3つのタイプがあるので、自分の生活に合わせたものを買いましょう。
いずれも、長時間使用したり健康な皮膚につけたりすると、かぶれを引き起こすことがあります。
特に肌が弱い人はかぶれやすくなるので、周囲の皮膚につかないように気を付けてくださいね!
2 魚の目を作らない靴の選び方
何回も同じ部分に魚の目ができる人は靴に原因があります!
サイズが小さかったり、つま先が細かったりする靴は、足が圧迫されて摩擦が起きやすくなります。
靴を選ぶときに「少しサイズが小さいけど、好きな靴だから買おう」と思っている方は特に危険です。
更に、女性の場合ハイヒールを履くことが多く、常に圧迫されている方も多いのではないでしょうか?
無理をしてサイズが合わない靴や先が細いものを履いていると、せっかく治っても再発する可能性がグッと高くなるので、足を締め付けすぎない靴を履くようにしましょう!
3 歩くときの痛みを軽減するには?役立つアイテム
足裏への衝撃を和らげる効果があるものといえばインソールです。
これは靴の中敷きのことで、魚の目ができているところへの圧力を軽減することができ、長時間歩くときや立ち仕事を行うという方におすすめします。
また、自由に厚みを変えることができ、足のサイズが片方だけ合っている場合に調節役として重宝するので、ぜひ取り入れてみてください!
4 再発を防ぐために!魚の目のできかけを削る方法
魚の目が再発するたびに芯を取るのは大変ですが、できかけを削るコーンカッターを使うことで簡単に防ぐことができます!
コーンカッターは皮膚科でも使われていて、少しずつ厚くなった皮膚を削っていきます。
痛みもほとんどなく、空いた時間に削ることができるのでとてもお手軽です。
魚の目になりかけている場所に使うと事前に防ぐことができるので、再発を防ぐためにもぜひ手に入れておきたい一品ですね!
5 あなたの歩き方は大丈夫?正しい歩き方を伝授
魚の目は普段の歩き方が原因でできることがあります。
足の一部分にだけ圧力をかけて歩くと、刺激を抑えるために皮膚を硬くし、しばらくすると魚の目になります。
そして、魚の目ができた状態で歩くと、痛みから逃れるために腰やひざの負担になる歩き方をすることもあるでしょう。
負担になるような歩き方を続けると、腰とひざに痛みを感じるようになり、腰痛になる可能性が高まります!
本来は足の指の付け根とかかと、足の指の3点を使うのが正しい歩き方ですが、足の指を浮かせて歩く「指上げ足」の方は要注意です。
指上げ足の方は無意識のうちに指を浮かせて歩いているので、気付かないまま負担をかけています。
開張足の原因にもなるので、足の指と付け根、かかとを使って歩いているか確認し実践してみてください!
6 開張足は魚の目ができやすい!足への負担を軽くする方法
足裏の指の付け根に魚の目ができやすい人は開張足の可能性があります。
開張足であるというサインは足の幅が広くなり、普段履いている靴がきつくなるので、非常にわかりやすいです。
原因は指上げ足で、上げたまま歩くと指の下にある「横アーチ」のバランスが崩れやすくなります。
横アーチが崩れると、足の幅が広くなって負担が分散されにくくなり、魚の目ができやすい状態になります。
足の負担を分散させるためには、歩き方や靴のサイズ、運動不足などを解消する必要があります。
特に運動不足は血行不良も引き起こすので、ウォーキングやストレッチなど簡単にできるものから取り入れてみてください!
7 冷え性の人は気を付けて!体の温め方
冷えは血の巡りを悪くし、古い角質を流しにくくします。
古い角質が流れないとその場に溜まっていきます。
このままでは新陳代謝がうまくいかず、新しい皮膚が形成されなくなります。
そして古い角質が徐々に厚く硬くなっていき、神経にまで進行して魚の目が発生するので、防ぐためにも足を温める必要があります。
すぐに効果が実感できる方法といえばマッサージやお風呂です!
入浴中に足を揉むことで、血液の流れを良くすることができます。
そして、普段の生活で裸足になることはできるだけ避け、靴下やカイロなどで常に温かくして冷やさないようにしましょう。
また、偏った食事も血行不良の原因になるので、毎食コンビニ弁当やインスタントで済ませている方は魚や肉、野菜をバランスよく食べることが大切です。
血行を改善することで、新陳代謝が良くなり魚の目を作らせない皮膚ができます。
食事は毎日食べるものなので、改善しやすくとてもお手軽な方法です。
毎日意識して温めるようにすると魚の目が改善しやすくなるので、早速試してみてください!
8 糖尿病の方の注意点と対処法
糖尿病になると血液の循環が悪くなり、体の端まで血が流れにくくなります。
更に、糖尿病が原因で神経障害という感覚が鈍くなる症状が発生する場合があります。
靴の圧迫に気づかない、痛みを感じないという症状があり、気付いたら魚の目の治療が困難
になるほどの大きさにまで成長します。
痛みを感じない状態でセルフケアをすると、健康な皮膚まで知らないうちに傷つけ、削
りすぎて跡が残るなど、肌に良いことはありません。
そのため、糖尿病を持っている人は医師に適切なケア方法について相談をしてから治療を
始めましょう!
9 魚の目の跡を残さないために!絶対にやってはいけないこと
ハサミやカッター、カミソリなどで芯を取ろうとしていませんか?
魚の目の芯は神経にまで届くぐらいの深さまで刺さっていて、取れたと思っても残っていることが多いのです。
更に、刃物で無理やり取ろうとすると肌を削りすぎてしまい、そこから細菌が入ることがあります。
細菌感染によって傷口が悪化したり治療後に跡が残ったりするので、刃物で魚の目の芯を取らないように気を付けてください!
足の裏にできる魚の目は、靴や歩き方など身近なところに原因があります。
皮膚が厚くなっている部分は、この先魚の目になる可能性が十分あるので、進行する前に対策をしましょう。
すでに魚の目になっている人や再発防止をしたい人でも、できるところから改善を始めることで、痛みを軽減させて再発を防ぐことができます。
そして、早く治すために刃物で無理やり取ろうとすると、跡が残って元のキレイな肌に戻せなくなるので十分注意してください。
魚の目に悩んでいる方は、紹介した方法を実践して痛みから解放されましょう!
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