キャッツクローの効能と気を付けたい副作用6つ

キャッツクローの効能と気を付けたい副作用6つ

キャッツクローは、アマゾンンのジャングルに自生している植物で、先住民であるインディオはキャッツクローの樹液を飲んだり、樹皮を煎じてお茶にして、手足の関節炎や神経痛、神経リウマチの特効薬として使ってきました。

そのキャッツクローの根から6つのアルカロイドが発見され、免疫力を高め細菌やウイルスを撃退する働きがある事がわかり、1994年にはWHOから副作用が少ない抗炎症剤として認められた、キャッツクロー栽培が行われるようになりました。

今回は、キャッツクローの詳しい効能、気を付けたい副作用についてご紹介します。


キャッツクローの効能と気をつけたい副作用6つ


1 キャッツクローに含まれるアルカロイドとは?


アルカロイドというのは、チッソが入っている有機化合物のうち、アミノ酸やペプチド、たんぱく質、核酸などの大部分を除いた化合物の総称で、多くは毒性や特殊な薬理効果を持っており、モルフィン・コカイン・キニーネなどの種類があります。

キャッツクローに含まれているアルカロイド

  • イソテロボディン
  • テロボディン
  • イソミトラフィリン
  • ミトラフィリン
  • イソリンコフィリン
  • リンコフィリン

イソテロボディンとテロボディンはどちらも免疫機能を正常にする働きがあり、イソテロボディンはキャッツクローにだけ含まれるアルカロイドです。


2 キャッツクローに含まれる細菌の繁殖を防ぐアルカロイド


キャッツクローに含まれるテロボディンとイソミトラフィリンには、マクロファージの貪食作用があります。

マクロファージというのは白血球の一つで、侵入してきた細菌やウイルスと戦い、感染を防ぐ役割をしてくれます。

またミトラフィリンに利尿作用が、リンコフィリンやイソリンコフィリンには血管を拡張する効果があります。

これらのアルカロイドが力を合わせて自己免疫機能を高め、炎症の原因となる原因物質を取り除き、痛みから解放してくれるのです。


3 キャッツクローに含まれるトリテルペンは最強の抗炎症剤


トリテルペンとは植物に含まれる精油成分で、頭をリラックスさせたり血圧を下げる効果があります。

このトリテルペンには、抗酸化作用、抗炎症作用、抗腫瘍作用、抗アレルギー作用があります。

キャッツクローに含まれるトリテルペンは、キャッツクローの樹皮と根に含まれており、植物性の化学物質の中では、最も抗炎作用があることからリウマチや関節痛の緩和にも使われています。


4 キャッツクローに含まれる植物ステロールの自然治癒力


肉や魚に含まれているステロールをコレステロールと呼び、中でも植物に含まれているものは植物ステロールと呼びます。

キャッツクローに含まれる植物ステロールには、コレステロール値を下げたり、排尿改善をする効果の他に、自然治癒力を高めて炎症を抑える効果があります。


5 キャッツクローに含まれるポリフェノールの抗酸化作用


ポリフェノールといえばワインを思い浮かべる人も多いでしょうか?

これは原料であるぶどうに含まれるポリフェールはやアントシアニンという紫の色素成分で、抗酸化作用で眼病予防や高脂血症の予防に効果があります。

キャッツクローに含まれているポリフェノールは、樹皮や種に含まれる苦み成分のプロアントシアニジンで、抗アレルギー、抗腫瘍、抗潰瘍、抗炎症の効果があります。

さらにキャッツクローから抽出されたACー11という成分は、壊れてしまったDNAを作り直してしまう働きがあるので、シワや美白効果、アンチエイジング対策への応用も期待されています。


6 キャッツクローを摂取しての効果と副作用


キャッツクローは免疫力を高め、抗炎症作用が強いため、脳卒中・脳梗塞のような重い病気から、関節痛やリウマチなどのようなものまで、幅広い効果が期待できます。

キャッツクローは、「つる(蔓)」を煎じて飲むのが一番良いのですが、日本では手に入らないためサプリメントで飲むのが一般的です。

ただ、気を付けていただきたいのが、必ずペルー産のキャッツクローサプリメントを購入して飲むようにしていただきたいという点です!

なぜなら、ペルー産以外のキャッツクローには、6種類のアルカロイドがほとんど含まれておらず、効果が期待できないものがあるためです。

そしてキャッツクローサプリメントを飲む上で心配な点が、何といっても副作用ですよね。

キャッツクローの副作用として確認されているのは、まれですが頭痛や吐き気を訴える人がいること、そして血圧を低下させる効果があるため、人によっては低血圧になる可能性がある点です。

そして妊娠中や授乳中の方に対するデータが不足しているため、該当する方は避ける方が良いでしょう。

実際にキャッツクローを飲み始めて一か月ほど経過すると、一時的にリウマチや腰痛の症状が悪化したように見えますが、これはキャッツクローの免疫を高める作用が活発になるためです。

体に蓄積されている有害な物質が排出されて起こる好転反応による症状ですが、気になる場合は一次的に服用をストップし、症状が改善したらまた飲むと良いでしょう。


さて、『キャッツクローの効能と気を付けたい副作用6つ』はいかがでしたか。

はるか昔から伝わるインカの恵みであるキャッツクローの正体は、自己免疫力を高めて、痛みを軽減してくれるアルカロイドを含む植物でした。

実際に服用して効果の出る方がいる一方で、副作用が出る場合もあるため、キャッツクローのサプリメントを服用する場合には、医師に指示を仰ぐようにしましょう。

まとめ

キャッツクローの効能と気を付けたい副作用6つ

1 キャッツクローに含まれるアルカロイドとは?
2 キャッツクローに含まれる細菌の繁殖を防ぐアルカロイド
3 キャッツクローに含まれるトリテルペンは最強の抗炎症剤
4 キャッツクローに含まれる植物ステロールの自然治癒力
5 キャッツクローに含まれるポリフェノールの抗酸化作用
6 キャッツクローを摂取しての効果と副作用


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