鼻風邪のせいで、集中力がなくなったり、頭がボーッとしたり、熟睡できないなど、日常生活に不都合があることはわかりつつも、自然治癒に任せていたりしていませんか?
鼻風邪の主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりで、インフルエンザと違って、季節も問わず、高熱が出るわけでも身体の節々が痛くなるわけでもないため、そもそもどんな治療が効果的かもよくわかならいですよね。
そこで今回は、うっとおしい鼻風邪を長引かせずに、早く治していくための具体的な方法をご紹介します!
一刻も早く鼻風邪を完治させるための8つの方法
1 鼻風邪の原因とは
鼻風邪の特徴である鼻水が止まらない、鼻が詰まる不快感が続く病気は、
- 急性鼻炎
- 慢性鼻炎
- 急性副鼻腔炎
- 慢性副鼻腔炎
主にこの4つと、風邪以外で鼻水、鼻づまりが続くアレルギー性鼻炎、花粉症があります。
一般的に鼻と呼ばれる部分は、顔の表面に付いているいわゆる鼻、そして2つの鼻の穴くらい思いつかないですよね。
実は顔の表面に見えている鼻は外鼻、鼻の穴は外鼻孔、外鼻孔から喉まで通じている部分を鼻腔と呼びます。
さらに鼻腔を取り囲むように、顔の骨の奥に連なる粘膜に覆われた空洞を副鼻腔と呼びます。
鼻水、鼻づまりは、この鼻腔と副鼻腔に起因して起こる症状なのです。
急性鼻炎
鼻腔の粘膜に急性の炎症が起こったもので、大半が風邪の症状の一つとして現れます。
一般的に鼻風邪を差すのは、急性鼻炎のことです。
原因のほどんどはウイルスによる感染で、その後悪化すると細菌による二次感染が引き起こされて急性副鼻腔炎に発展します。
いずれのウイルスに感染しても、症状は鼻からのどにかけての乾燥と痛み、くしゃみ、鼻水は最初は水っぽく、その後にネバネバした黄色の鼻水が出たり、鼻づまりを起こします。
さらに症状が進めば、副鼻腔炎や中耳炎に発展することもを引き起こすこともあります。
急性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎は、急性鼻炎に引き続き、細菌による二次感染が起こり、粘膜の炎症が鼻腔から副鼻腔に広がっている状態です。
風邪以外でも咽頭炎、扁桃炎、虫歯、顔面外傷から細菌感染して、急性副鼻腔炎になることもあります。
風邪であれば発熱、悪寒、頭痛、鼻の奥の炎症による痛みが生じ、顔を下に向けると炎症部分にさらに痛みが生じるのが特徴です。
さらに副鼻腔は前頭洞という目の周辺、額の奥にも広がっているため、この部分に炎症が及ぶと目の周りやおでこに痛みが生じたり、物が見えにくくなる視力障害が起こることもあります。
慢性鼻炎と慢性副鼻腔炎
急性鼻炎が完治せず続く場合は慢性鼻炎に、急性副鼻腔炎が完治せずに続く場合には慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に発展します。
2 快眠して鼻風邪を治す!寝苦しさを軽減する方法
鼻風邪が治らずに病院に行けば、消炎剤や鎮痛剤、抗ヒスタミン薬を症状に応じて処方されますが、病院に行くほどでもない場合には快眠と休息で免疫力を上げることが完治への近道となります。
ただ鼻風邪で辛いことの1つは、とにかく夜眠れないこと!ゆっくり眠りたいのに布団の中でいつまでたっても眠れないのはイライラしますよね。
そこで鼻風邪で眠れないときに、試してみるべき対処法をご紹介します。
どれも簡単に試すことのできるものばかりで、自分にあった快眠方法がきっと見つかるはず!鼻風邪のときこそ、普段よりも早く寝ることを心がけましょう!
3 鼻風邪を治す基本中の基本!鼻を正しくかむ方法
鼻風邪の症状の1つ、止まらない鼻水も辛いですよね。
仕事で手いっぱいの時や外出している最中は、鼻水をついついすすってしまいますが、実はすすればすするほど、せっかく体外へ出かかっていたウイルスや細菌が再び体内へ入れしまうことになりかねません!
鼻水をきちんと体外へ出すことが鼻風邪完治へと繋がりますので、鼻風邪を治すためにきちんと実践いただきたい正しい鼻のかみ方をご紹介します!
早くスッキリさせたい一心で、力強くかんだり、両鼻を一緒にかんだりすることはNG!
鼻を強くかむと、鼻にあるウイルスや細菌が耳管を通じて中耳に運ばれて、中耳炎を発症することがあるためです。
また鼻を何度もかんでいると、鼻の下がヒリヒリして赤くなったりしますよね。
そんなときは値段は少々高くても、柔らかくて肌触りのいいティッシュを使うようにしましょう!
4 栄養をつけて鼻風邪を撃退!おさえておきたい食事のポイント
鼻風邪のとき、何を食べても味がしない、鼻水が出てくる、、、といって、簡単な食事で済ませていませんか?
実は鼻風邪をひいている時こそ、バランスのよい食事を心がけ栄養をしっかりとつけることで、早く治すことができるのです!
そこで鼻風邪を早く治すための調理時のポイントをご紹介します!
風邪予防や、すでにひいてしまった風邪を早く完治させるのに効果的な栄養素は、なんといってもビタミンCです!
ビタミンCは身体の機能を正常に働かせたり、免疫力を上げる作用がありますので、いつも以上に意識して摂取すべき栄養素です。
また粘膜を強くするビタミンA(緑黄色野菜)は、鼻の炎症を和らげる効果もあります。
鼻風邪予防、完治のためにサプリメントや食べ物でビタミンC,ビタミンAを意識して摂取しましょう!
5 身体を芯から温める!鼻風邪に効くオススメな飲み物
鼻風邪のときは身体をよく温めて、免疫力を上げることが大切です。
風邪退治に効果的な飲み物はいろいろありますが、その中でおススメな2つをご紹介しますね!
葛粉には、身体を温めて血行を促進する効果があります。
葛粉を買う際、ジャガイモのデンプンが混ざったものが多いため、よく成分表示を確認していただき、葛粉100%のものを選ぶようにしましょう!
6 ツボ刺激で鼻風邪の不快感を解消する方法
鼻風邪の症状を軽減するツボがあることをご存知ですか?
気が向いたときに場所を問わず刺激することが出来ておススメです!
そこで鼻風邪の不快感に効くツボをご紹介します。
鼻水、鼻づまりが辛いな、、、と感じたら、ぜひツボを刺激してみてくださいね。
7 蒸気吸引で鼻水を出す!アロマオイルの活用方法
鼻風邪を治すには、鼻の中の炎症を抑えて、中につまっている粘りのある鼻水を出しきるのも1つの方法です。
そのためにぜひ試していただきたのが、アロマオイルの蒸気を吸引して、鼻の不快症状も和らげる方法です。
そこで鼻風邪に効果的なアロマオイルの選び方と使い方をご紹介します!
ユーカリ・ラディアータ、ペパーミントは、共に刺激が強めですので、肌に直接につかないように気をつけましょう。
外出先などでしたら、ハンカチやマスクに予め1滴オイルを垂らしておき、鼻から吸引するようにします。
ただ、アロマオイルはシミになってしまうこともあるため、ハンカチは汚れてもよいものを使うようにしましょう。
8 なかなか治らない鼻風邪なら耳鼻咽喉科へ
軽い鼻風邪であれば程なくして治りますが、鼻水が止まらない、鼻づまりが改善しないなど、症状が悪化するようであれば慢性鼻炎、急性副鼻腔炎になっている可能性があります。
その場合には、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診しましょう。
鼻づまりがひどくなると、鼻の不快感やイライラをはじめ、頭痛や嗅覚障害など症状が広がるようになります。
病院での治療は、鼻につまった粘液を出して鼻の通りを良くする血管収縮剤のスプレー、炎症を抑える液体の消炎剤、抗菌剤を霧状にして吸い込むネブライザー治療が行われます。
さらに鼻づまりがひどい場合には、鼻の穴から注射針を刺して、中に溜まった膿を出して洗浄する方法もあります。
それでも完治しない場合には、鼻の粘膜にレーザー照射したり、焼き切ったり、さらに鼻甲介の切除して粘液や膿を取り出す手術が行われます。
さて、『一刻も早く鼻風邪を完治させるための8つの方法』はいかがでしたか?
鼻水や鼻づまりは、風邪の初期症状として表れることが多いのですが、すぐに市販の薬を服用したり、もしくは何もしないで放置しておくと、ダラダラと長引いてしまったり、重症化することも考えられます。
鼻風邪を軽く考えていると、後になって後悔することになるため、早く風邪を治すために「身体を温める、しっかり栄養を摂る、よく寝る」の3つに重点をおいて免疫力を上げるようにしましょう。
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