風邪といえば冬に発症することが多い病気ですが、夏に現れる夏風邪は早めに対処しないと症状が重くなって治りにくくなります。
風邪の元となるウイルスは冬の乾燥した空気を好みますが、夏風邪は高い温度と湿度を好む上に、お腹の中で繁殖するので長い期間体内に留まってしまいます。
更に、夏場は暑さによる食欲不振が起き、栄養不足で免疫力が低下するので、夏風邪の予防と症状を悪化させないための対策を早い内から実施する必要があります。
そこで今回は、夏風邪を発症したときによく見られる症状と、悪化を防ぐための対処法をご紹介します!
夏風邪の症状と悪化させないための対処法5つ
1 夏と冬に発生する風邪の違いとは?
風邪の原因となるウイルスは低い気温と乾燥した空気によって繁殖するので、冬に風邪を引くことが多いのですが、夏風邪の原因となるウイルスは高温多湿を好みます。
冬の時季であれば、暖かい恰好をして安静にしていると早めに治すことができますが、夏風邪は完治するまで非常に長い日数を要します。
夏風邪を引くと暑さによって食欲がなくなり、ウイルスを退治するための働きが鈍くなって長引いてしまいます。
更に、お腹の中に食べ物がないと、排出がうまくいかなくなってますますウイルスが増殖する上に、夏風邪を治すための薬がないのも治りが遅くなる理由です。
そのため、夏風邪の症状を悪化させないためには、積極的に栄養を摂取して自然に回復するまで安静にする必要があるので、夏風邪を引いたと思ったら無理はしないでゆっくり休んでくださいね。
2 夏風邪を引き起こすウイルスの種類
夏風邪の原因はウイルスによるものがほとんどで、代表的なウイルスは3種類あります。
夏風邪は3種類のウイルスが原因であることがほとんどですが、完全に取り込まないようにするのはとても難しいです。
そのため、なるべく家から出ないようにして、症状が悪化したらすぐに病院へ行くことが重要になるので、夏風邪を患ったときは状態をよく観察してくださいね!
3 夏風邪を引いたときの症状
夏風邪の主な症状は普通の風邪と同じ物が多いのですが、お腹の中でウイルスが繁殖するため腹痛や下痢が起きるのが大半になります。
夏風邪によく見られるお腹の症状は「エアコンを長時間使用したから体が冷えたのかな?」と思い込みやすいのですが、数日腹痛や下痢が治らなかったら夏風邪を引いている可能性があります。
そして、一般的な風邪の症状である発熱や咳も次第に現れ、他にも空気が乾燥していないのに喉の痛みを感じている場合、完全に夏風邪を引いている状態になるので体の様子には注意しましょう。
夏風邪の症状は普通の風邪とあまり大差がないので、少しでもおかしいと思ったらすぐに悪化させないための対策を実施してみてくださいね!
4 夏風邪の代表的な病気であるヘルパンギーナとは?
ヘルパンギーナは夏風邪の代表的な病気で、主に発熱と口の中に細かい水疱状の発疹ができるのが特徴になり、何らかの理由で水疱が潰れると痛みを発するので不快感を伴います。
ヘルパンギーナの原因となるウイルスは、エンテロウイルスかコクサッキ―ウイルスのどちらかになり、感染してから2日目以降に発熱や喉の痛みが現れるので、突然熱が出てきたら夏風邪による病気を疑いましょう。
そして、発熱は長くて4日ぐらいで平熱に戻りますが、口の中に発疹ができているときは破裂に注意しなければなりません。
発疹の破裂による痛みが強いと、食欲が低下して栄養不足になったり酷いときは水も飲めなくなったりするので脱水症状が起こりやすくなります。
そのため、ヘルパンギーナを発症したら治療と同時に、脱水症状の対策を施す必要も出てくるので、夏風邪を引いたときは病気にまで発展させないように安静に過ごし、少しでも悪化したらすぐに病院へ行って相談をしてくださいね。
5 夏風邪を引いたときの対処法
有効な治療薬がない上に、治りにくい夏風邪を治療するためには免疫力を強化する必要がありますが、症状の重さによっては食事を取ることさえ難しいという場合があります。
症状が重くなるほど食事による免疫力回復が大変になるので、まずは別の対処法を実践して食べることができるぐらいまで体を持ち直すことが大切です。
夏風邪は有効な薬がないので、自然回復できるようにしっかり睡眠を取って、ある程度回復したら積極的に栄養を摂取することが、早めに治すための対処法になるのでぜひ実践してみてくださいね!
さて、『夏風邪の症状と悪化させないための対処法5つ』はいかがでしたか?
夏風邪を引くと腹痛や下痢、喉の痛みが主な症状になり、冬に引く風邪とはあまり大差がないのですが、放っているとヘルパンギーナという病気に発展します。
ヘルパンギーナはエンテロウイルスとコクサッキ―ウイルスが原因で発症し、発熱や口内の発疹などの症状が現れます。
発疹が何らかの理由で破裂すると痛みを感じ、その後あまりの痛さに食事をするのが億劫になってしまうと、栄養不足に陥って夏風邪がなかなか治らなくなるので気を付けましょう。
そして、夏風邪を治すためには十分な睡眠と栄養補給が重要になるので、まずはエアコンや扇風機をうまく利用して良質な睡眠を取り、柔らかい食べ物を少しずつ食べて栄養を摂るようにしてくださいね!
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