へそ掃除って、そんなに頻繁にするものではないですよね。
おそらく母親などから「へそのあたりは触らない方がいい」と教わったからではないでしょうか?
へそを触るとお腹が痛くなる、バイ菌が入って腫れてしまうなどなど、触らないほうが良いという理由を言われたかもしれませんが、掃除しないというのはNGです。
掃除しないとへそゴマに加えて、強烈な臭いから解放されることがないからです。
そこで今回は、へそ掃除の方法と気を付けたい点を中心に、へそを清潔を保つ方法も併せてご紹介します。
へそ掃除で臭いの原因を取り除いて常に清潔に保つ方法6つ
1 へその仕組みと臭う理由
そもそも、へそというのは、まだお母さんのおなかにいた頃、お母さんから栄養を吸収するための管の跡です。
へその下には皮下脂肪や腹筋がなく、腹膜という膜で臓器を包んでいることご存知でしょうか?
そのため、へそに強い刺激を与えると、腹膜を傷つけてしまい腹膜炎になる可能性があるのです。
これが「へそのあたりは触らない方がいい」と言われる理由なのです。
そしてへその穴の部分は窪んでおり、そこには汗だけでなくアカや汚れがたまりやすいのです。
俗にいう「へそゴマ」とは、ほとんどが垢と細菌で、それが臭いの発症元になっています。
臭いがするまで汚れる原因にはへその形も関係していて、入口が深くて奥が狭いすり鉢状の形をしていたり、へその穴がナッツ型に曲がっている人は注意しましょう。
また、太っている人もへその入り口が狭くなりやすく、皮下脂肪でへそが覆われてしまうことで汚れがたまりやすいです。
2 へそが臭う時に考えられる病気
「へそから変な液体が出ている」「へそがかゆい」というときには、次の病気を疑いましょう。
臍炎(さいえん)
新生児期にへその緒がとれたばかりの傷口に細菌が感染し、へそとその回りが赤くなったり腫れる病気です。
まれに成人でも臍炎になる事があり、その原因はくぼみに入った垢や汗が細菌に感染する事で起こります。
成人が臍炎になった場合、膿が出たり、痛みを伴ったります。
また、臍炎から臍周辺炎へ悪化する事があります。臍周辺炎とは、ある一定の部分が腹膜炎になる事で、放っておくと身が細菌に感染し、敗血症を起こす事もあります。
臍炎の治療は、初期の場合は抗生剤服用や軟膏を塗るなどします。
膿が大量にたまり激しい痛みを伴う場合は、膿を取り出す手術をする場合もあります。
尿膜管遺残(にょうまくかん いざんしょう)
胎児の時に臍帯と膀胱を繋いでいるのが尿膜管で、本来出産と同時に消えてなくなる尿膜管が残っている状態を遺残といいます。
尿膜管遺残の症状は、無症状である場合もありますが、多くはへそから膿が出て、へその周辺が炎症を起こして痛むなどがあります。
治療は残った尿膜管の摘出手術が基本です。
へその臭いの原因は、へその穴の汚れだという事がわかれば、洗えば綺麗になり、臭いが消えるという事ですね。
だからといってごしごし洗うのではなく、専用のクレンジング剤などを使って、優しく洗いましょう。
特にへその穴の部分をぐりぐりとやりすぎると、へその奥にある臓器を痛める危険性があるので、注意しましょう。
3 オイルを使ってへそを清潔に保つ方法
へそはただ洗うだけでなく、時にはオイルを使ってケアする事も大切です。
オイルはクレンジングオイルが最適ですが、植物由来のオリーブオイル、ベビーオイルも使えます。
動物性の油やサラダ油は、へそ周りに炎症をもたらす可能性があるため、使わないようにしましょう。
4 クリームを使っておへそを清潔に保つ方法
オロナインや化粧品のクレンジングクリームを使ってケアする方法もあります。
乳液や馬油などでも代用できます。ぜひ試して下さい。
5 湯船につかってへそを清潔に保つ方法
普段、お風呂をシャワーだけで済ませてしまう人はへそに汚れが残りやすいと言われています。
出来れば度々湯船につかれば、へその汚れは柔らかくなり、掃除がしやすくなります。
体を洗う時はタオルをまきつけた指をへその中にいれ、優しく拭くように洗いましょう。
それが怖い場合、石鹸をたっぷり泡立ててその泡をへその上で優しくくるくるするといいでしょう。
これを週に2、3回行えば綺麗に保てます。
6 ストレスレスな生活でへその臭いを抑える
へその匂いとは体臭の一種!体臭は、脂っこい食事やお酒の飲み過ぎなどで悪化する傾向があります。
また、太り過ぎにより皮脂腺の働きが活発になり、汚れがたまりやすくなる事があります。
食生活を見直し、痩せる事でへその臭いを和らげる事が出来ます。
また、人はストレスがたまると、汗や体臭を出すアポクリン汗腺や皮脂腺の働きが活発になります。
リラックスする時間や、ストレスを発散する機会をもうけましょう。
さて、『へそ掃除で臭いの原因を取り除いて常に清潔に保つ方法6つ』はいかがでしたか。
へその臭いは体臭の一つですから、優しくケアする事で清潔に保つ事が出来、臭いも消えます。
しかし、服を着ても臭いが消えないという場合は、精神的な要因が絡んでいる場合があります。
本当に臭うのか、ただそう感じているだけなのかを確かめる必要性もあります。
日常生活のちょっとした気遣いでおへそを綺麗にして、気分のいい一日を過ごしましょう。
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