肝臓は、別名「沈黙の臓器」とも呼ばれていますが、肝臓が痛いと感じたときにまず思い浮かべるのは「アルコールの飲み過ぎ」でしょう。
しかし肝臓が痛みを感じる原因は、そればかりではありません。
現に、アルコールを飲んでいないのに肝臓が痛む場合は、「何か悪い病気なのではないか」とても不安になりますよね。
一体、肝臓の病気にはどのようなものがあり、またどんな症状が身体にあらわれるのでしょうか。
また、肝臓の病気を防ぐために出来ることはなんでしょう?
そこで今回は、肝臓が痛みを感じる原因や症状、考えられる病気、また肝臓を守るための対処法などを、ご紹介しましょう。
肝臓の痛みは重症?気になる原因と対処法5つ
1 肝臓の仕組みとは?
まず、肝臓には私達の身体を支えるための重要な臓器だということを知っておいてください。
これらの活動をするために、肝臓は毎日24時間休むことなくフル活動しているのです。
また、肝臓自体には実は知覚がなく、「肝臓が痛い」と思っていても、それは周囲の臓器や体の部位などに痛みを感じます。
したがって、肝臓の病気が自覚しにくく、また発見が遅れやすいため、悪化しやすいのです。
2 肝臓が痛む原因とは?
肝臓は休むことなく働いていますので、普段からあまり気にしていないと、知らない間に大きな負担をかけてしまうことになります。
肝臓に負担をかけてしまう原因は、以下になります。
- アルコールの摂り過ぎ
- 薬の乱用
- インスタントやレトルトばかり食べている
- 甘いものや油っこいものの摂り過ぎ
- 免疫力の低下
- ストレス
- 細菌やウイルスへの感染
インスタントやレトルト、またファーストフードばかりですと、化学調味料や添加物がてんこ盛りの食事を頻繁に摂っていることになります。
この化学物質や添加物も、肝臓が無毒化するために分解してくれるのですが、働かせすぎると肝臓も疲れてしまって、動きが鈍ってしまうのです。
また、現代では甘いもの、油っこい食事を摂ることが多く、<strong>濃い味にも舌が慣れてしまっているのも、肝臓に負担をかけてしまう原因の1つになってしまいます。
3 肝臓が痛む場合に考えられる病気とは
では、肝臓が痛みを感じる場合に考えられる病気にはどのようなものがあるのか、挙げてみましょう。
4 肝臓の病気のときに出る症状とは?
肝臓は沈黙の臓器ですから、肝臓自体に痛みを感じることはありません。
そのため、肝臓の病気にかかっていても気付くことが遅れてしまいがちなのが特徴です。
病状が進んで重症化してから、初めて自覚症状に気付いた、という人も多いのです。
5 肝臓の病気を予防するために
肝臓がなければ、人間の身体は上手く機能はしてくれません。
まるで縁の下の力持ちのように、黙々と24時間働いてくれているのですから、肝臓に負担をかけないための努力が必要です。
そのためにはまず、食生活を見直してみましょう。
例えば、
- アルコールを摂りすぎない、休刊日を作る
- 油っこいものの摂り過ぎは避ける
- 野菜中心の食事を心がける
- インスタントやレトルト中心の食事は避ける
このようなものです。
忙しいとどうしてもインスタントやレトルトに頼ってしまいますが、脂肪や塩分も多く、また様々な化学物質が含まれていますので、なるべく自炊するように心掛けましょう。
また肥満体質の人・アルコール依存症の人は、肝臓も脂肪肝手前、もしくはすでに脂肪肝になっていることも少なくありません。
アルコールは控えめに、そして太り過ぎだと判断されたなら減量の努力をしましょう。
また、生活習慣の見直しも大切です。
- 寝不足の日が多い
- ストレスが溜まっている
- 運動不足
これは肝臓だけに負担をかけるだけではなく、その他にも影響を与えてしまいます。
さらに睡眠をしっかりとるように心掛け、また運動不足だと感じたなら、普段の移動手段を可能な限り徒歩に変えてみるなど、生活に組み込んで運動不足を解消していきましょう。
さて、『肝臓の痛みは重症?気になる原因と対処法5つ』はいかがでしたか?
肝臓に痛みを感じる、というよりも肝臓周辺に痛みを感じる場合、すぐに病院での診察を受けるようにしましょう。
肝臓機能の低下は、何気なく見過ごしてしまいがちですから、気付いたときには重症化していたということも多いということがお判りいただけでしょう。
また重症化すれば、合併症の恐れもあります。
そうならないためにも、身体に異変を感じたら、病院へ行って診察してもらい、適切な処置を受けましょう!
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