しゃがむと下腹部が痛い原因と対処法6つ

しゃがむと下腹部が痛い原因と対処法6つ

下腹部がしゃがん拍子に痛くなる、そしてしゃがんだ状態から立ち上がろうとすると痛くなり、、、こんなことってありませんか?

下腹部痛の原因には様々なものがあり、通常消化器系の病気ばかりを想像してしまいますが、実は女性の場合は年齢や妊娠や出産などによって色々な原因が考えられるのです。

そこで今回は、しゃがむと下腹部が痛くなる原因、そして痛みを軽減するための対処法をご紹介します。


しゃがむと下腹部が痛い原因と対処法6つ


1 しゃがむと下腹部が痛む月経前症候群


下腹部といえば腸!つまり腸にまつわる消化器系の病気の可能性が考えられますが、女性の場合は子宮や卵巣など、生殖器に関連する病気も考えなくてはいけません。

女性にとっての毎月の生理は不定愁訴が付きまとい、特に生理前1週間から2週間の頃に下腹部が痛むという事がよくあります。

生理前になると下腹部がちくちく痛くなったり、生理痛や排卵痛がある場合は、月経前症候群(PMS)かもしれません。

生理前になると、血圧低下や筋肉の収縮作用、黄体退行作用に関わるプロスタグランジンという物質が分泌されます。

プロスタグランジンは子宮を収縮させる事で、子宮に溜まった血を外に出そうとするものですが、この時に痛みが生じるのです。

また自律神経の乱れ、体の冷えによってもプロスタグランジンの分泌量が増えて、生理痛がひどくなったりします。

月経前症候群を緩和する方法

体を冷やさない

夏場であっても冷たい飲み物や冷水を浴びる事などは避け、温野菜やノンカフェイン飲料、ハーブティーなどを飲みましょう。

DHAを摂取する

まぐろなどに含まれているDHAを摂取する事で、プロスタグランジンの分泌を抑え、血行不良も解消してくれます。

下腹部の痛みが続く、吐き気や頭痛も加わるようであれば、プロスタグランジンの分泌を抑える薬を処方してもらうこともできますので、お医者さんに相談してみましょう。


2 しゃがむと下腹部が痛む子宮内膜症


子宮内膜症という言葉はよく聞く言葉で、今や生理がある女性の10人に一人は内膜症だと言われています。

子宮内膜症の治療

  • 鎮痛剤で痛みを抑える
  • ホルモン剤で病巣を一時的に縮小させる
  • ピルで月経量を減らす

さらに偽妊娠療法で黄体ホルモンやピルを利用して一時的に妊娠したような状態にさせて、痛みを和らげる方法もありますが、それでも痛みが続く場合には手術ということになります。


3 妊娠中に起こる下腹部の痛み


妊娠期といっても初期から後期まで様々な時期がありますし、症状もそれぞれです。

妊娠時の下腹部の痛み

妊娠初期

妊娠初期には、赤ちゃんを育てる子宮が収縮を繰り返す事で赤ちゃんに合わせて大きくなるので、それに伴って下腹部が痛む事があり、それはあまり心配のいらない痛みです。
さらに妊娠初期に卵巣が腫れて、両下腹部がちくちく痛む事がありますし、また子宮を支える靭帯が伸びる事で痛みを感じる場合があります。
また、子宮内の環境を整え受精卵が着床しやすい状態にする役割を担う黄体ホルモン(プロゲステロン)が、下腹部を痛みの原因になることもあります。

妊娠中期

妊娠中期のお腹の痛みの多くも、子宮が発達するための痛みである事が多いのですが、中には仕事を頑張りすぎてストレスで腹痛を起こしたり、便秘になったり、前駆陣痛といって出産する時のような痛みが走る事があります。

妊娠後期

出産が近づくと赤ちゃんの胎動が腹痛を起こす事がありますし、子宮が収縮する事で前駆陣痛を引き起こすこともあります。

妊娠期の下腹部痛は心配いらないものが多いのですが、ちくちくした痛みではなくズキズキと痛んだり、吐き気や頭痛、さらに出血を伴うようなものであれば、すぐに産婦人科を受診しましょう。



4 卵巣の病気で起こる下腹部が痛み


女性には子宮ともう一つ特有の臓器、卵巣がありますが、この卵巣の病気が原因で下腹部が痛むことがあります。

下腹部が痛む卵巣の病気

卵管炎

卵管は子宮の両端にある細い管の事で、卵巣から出て来た卵子を子宮や外に向かって運ぶ役割があり、また、卵子と精子を受精させて子宮に運ぶ場所でもありますが、この管に炎症が起きると卵管炎になります。
最初はおりものが増えたくらいと感じますが、次第に下腹部痛や性交痛が起こり、ひどくなると骨盤腹膜炎になる場合もあり、不妊症に繋がったりします。

卵巣嚢腫茎捻転

卵巣は子宮と骨盤の間で靭帯につながるような形で存在していますが、ここに嚢腫ができるとねじれてしまう事があり、それによって下腹部が痛む事があり、さらにねじれがひどくなり壊死が起きると激痛になります。

子宮外妊娠

子宮外妊娠の場合には、下腹部の痛みは片方いずれかに偏る傾向があります。


5 更年期障害が原因で起こる下腹部が痛み


更年期とは閉経前後10年を指し、女性ホルモンのエストロゲンがあまり分泌されなくなります。

そのため、閉経が近い、あるいは閉経後に生理痛のような痛みや、さらにホルモンバランスが崩れてのぼせや自律神経失調症を引き起こす事があります。

他に更年期の腹痛の原因として考えられるのは、まずは子宮下垂(子宮がずれて膣の中に入る)や子宮脱(子宮の一部や全部が外に出てしまう)で、子宮を支える筋肉が衰える事で引き起こされます。

また若い頃からの子宮内膜症が悪化したり子宮筋腫などになるケースもあり、女性にとってちくちくとした下腹部の痛みは人生の節目節目にやってくるようですね。


6 しゃがむと下腹部に痛みが走る消化器の疾患


しゃがむと下腹部が痛む原因は消化器疾患でも起こります。

消化器疾患で下腹部が痛む病気

急性虫垂炎

腹痛と言えば真っ先に浮かぶのが虫垂炎!
盲腸にある虫垂に便などが詰まって閉塞し、細菌感染などで炎症を起こす病気です。
最初はお腹の上の方が痛んだり、嘔吐や食欲不振などがあり、その後右の下腹が痛みだし、しゃがむとよけいに痛む傾向があります。

上行結腸憩室炎

大腸の中に便秘などで腸内に圧力がかかることで突起ができるのが憩室炎で、上行結腸憩室炎は、お腹の右側の上行結腸にできます。
一度炎症が起きると下腹部が痛みだし、下痢や赤黒い便、発熱が続くのが特徴で、過敏性腸症候群や盲腸などと間違われる事もあります。

尿管結石

尿管結石は尿が通る腎臓と膀胱が繋がる場所に石ができる事で、最初は夜中から朝にかけて筋肉痛のような痛みを感じる事があり、背中やわき腹が痛むこともあり、また頻尿や血尿が出たり、嘔吐や発熱もあります。

他にも、大腸に潰瘍ができる潰瘍性大腸炎、消化器に炎症が起こり粘膜に傷がついて痛むクローン病などでも、下腹部が痛むことがあります。

痛みが一時的ではなく周期的に起こるようであれば、何らかの消化器疾患の可能性があるため、消化器内科を受診するようにしましょう。


さて、『しゃがむと下腹部が痛い原因と対処法6つ』はいかがでしたか。

男性にとってはそうではないかもしれませんが、女性にとって下腹部痛というのは身近なもので、ついつい我慢してしまいがちですが、放って置くと大きな病気に繋がる事もあります。

特にしゃがむと余計に痛くなる腹痛は、我慢し続けないで産婦人科や消化器内科を早期受診する事が何よりも大切ですので、気になる方はすぐ病院へ行くようにしましょう!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

しゃがむと下腹部が痛い原因と対処法6つ

1 しゃがむと下腹部が痛む月経前症候群
2 しゃがむと下腹部が痛む子宮内膜症
3 妊娠中に起こる下腹部の痛み
4 卵巣の病気で起こる下腹部が痛み
5 更年期障害が原因で起こる下腹部が痛み
6 しゃがむと下腹部に痛みが走る消化器の疾患


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