突然、腰に激痛が走り、その場から動けなくなるぎっくり腰、、、本当に痛くてしばらくは動けず、家族に助けてもらったり、仕事を休んだ経験をした方も多いのではないでしょうか。
さらに、ぎっくり腰は癖がつきやすく、一度かかると再発しやすい厄介な病気から、根本治療して二度とぎっくり腰にならないようにしなければなりません!
そこで今回は、ぎっくり腰になったときに使える症状緩和と、ぎっくり腰再発を防ぐ方法も併せてご紹介します。
ぎっくり腰になったら即やるべき6つの症状緩和法
1 今すぐ病院に行くべきか症状を見極める
まず、ぎっくり腰になったら、今すぐに病院に駆け込まないといけないか、また発症したときが休日夜間といった場合、救急外来に行く必要があるかどうかを見極めることが必要です。
このような症状があれば、救急外来、夜間救急などへ駆け込む必要があります。
大きな外傷や出血、意識障害がある場合は、迷わず救急車を呼びましょう。
急性症状がない場合は、一般的な内科または整形外科での治療で対応できます。
2 身の回りの安全確保をして治療に備える
急にぎっくり腰になったら、その場にへたり込んで動けなくなってしまうこともあります。
安全な場所ならばいいのですが、外出先などで急に動けなくなった場合、何とか安全な場所まで移動して助けを呼ばなくてはなりません。
その際は、とりあえず、四つん這いの姿勢になってみましょう。
これで少し身動きが取れるはずです。
そのまま身の回りの安全を確保したうえで、家族や友人に連絡する、病院に行くなどの対応を行いましょう。
3 痛みが激しい最初の72時間は断続的に冷やす
ぎっくり腰になってから最初の72時間の間は、患部は温めるよりアイシング、冷やしましょう。
急性期のぎっくり腰は、患部が炎症し熱感を訴えるケースも多く、冷やすことで痛みを緩和する効果があります。
そこで正しいアイシングの方法を確認していきましょう。
痛みが緩和されてきたら、熱感がある時や痛みがある時だけ患部を冷やすと対応に変えていきましょう。
4 ぎっくり腰の痛みが引くまでは安静第一
ぎっくり腰になったら、特に痛みが強いときは、安静が基本治療となります。
自分が楽だと感じる体位を見つけて安静にし、腰の炎症が落ち着くまでアイシングを行いながら休養を取りましょう。
横になった姿勢ならば、膝を45度に曲げた状態が最も楽な姿勢です。
この姿勢は、膝の筋肉に余裕が出来るので、腰回りとくに骨盤の周辺の筋肉の負担を軽減し、ぎっくり腰の痛みを緩和する効果があります。
また、ぎっくり腰の痛みが激しい場合は、痛み止めを飲むことも有効です。
病院では鎮痛剤や、鎮静効果のあるシップを処方してくれる場合もありますので、最低3日間はこのまま安静を保ち、ぎっくり腰の痛みが引くのを待ちましょう。
トイレやお風呂などどうしても起き上がらないといけない場合、以下のようなステップでゆっくり起き上がるのが最も負担なく起き上がることが出来ます。
5 ぎっくり腰の回復期にはじっとせず動くのが良い理由
3日ほど経てば、ぎっくり腰の痛みが大分引いてきますが、動くと痛みが再発しそうで怖いですよね。
そこで痛みを避けようと、しばらく動かないように安静にしていると、完全回復が遅れることがあります。
無理のない範囲で起き上がって、家の中を歩くことからセルルリハビリを始めましょう。
6 ぎっくり腰再発を防止する方法
ぎっくり腰は、その人が日常の生活の中で溜めてきた疲労に、腰が耐えられなくなって起こった結果です。
腰が耐えられなくなる原因としては、加齢による筋肉の衰えや、骨盤がゆがみや姿勢が悪いことが原因で、腰回りの筋肉が弱っていることなどが挙げられます。
日ごろから姿勢を正しくすることを意識し、身体のゆがみを取ったり、腰回りの筋肉を鍛える骨盤トレーニングなどを取り入れていきましょう。
他にもヨガやエアロビクス、ストレッチなども効果があります。
運動する習慣がなかった方は、ぎっくり腰になった機会にラジオ体操を始めるのも手ですので、できることからやっていきましょう!
さて、『ぎっくり腰になったら即やるべき6つの症状緩和法』はいかがでしたか?
よくぎっくり腰になったら、温めたほうが早く治ると言う方がいますが、温めるのは痛みが落ち着いてからのことなので、痛みが激しい急性期には温めず冷やすことが必要です。
ぎっくり腰になってしまったら仕事や勉強はおろか、日常生活だってままならなくなってしまいますので、正しい応急処置で日常に復帰できるように対処しましょう!
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