とびひと言うと、小さい子供たちの間で、夏場に流行する病気だと思っていませんか?
もちろん、それで正解なのですが、実は大人が感染することも珍しくありません。
ただ、子供に比べて免疫力のある大人がかかっても、症状に乏しく、知らず知らずのうちに感染を拡大していることがあるため、より一層の注意が必要なのです!
そこで今回は、とびひの原因とその症状、及び大人が感染した場合の対処法等について、ご紹介します。
とびひの原因と症状と大人が感染した場合の対処法5つ
1 大人も感染リスクあり!知っておくべきとびひの原因
とびひは、細菌による感染症の一つで、正式な病名は、伝染性膿痂疹(のうかしん)と言います。
感染力が極めて強く、高温多湿な夏場に発症率が高くなるため、感染予防のためにも、正しい知識を頭に入れておくことが大切になってきます!
家族や身近な人の中に、とびひの患者がいらっしゃったり、免疫力が下がっているかも?と感じられる時は、より一層の注意を払いましょう。
2 かゆいだけじゃない!とびひの具体的な症状
とびひにかかると、身体のあちらこちらに広がっていき、かゆい!ということは知っていても、具体的な症状については、感染したことがないと分からないもの。
そこで、いざという時に正しい判断、対処ができるよう、とびひの詳しい症状についてご紹介します。
とびひに気がつかず、患部を掻いたりした手で、他の箇所を触ってしまうことで、範囲が広がっていきます。
また、大人が感染した場合、軽症であることも多く、知らず知らずに感染を拡大させることがあるため、皮膚のかゆみを伴う異常が見られたら、触らない、潰さないことを必ず徹底しましょう。
3 とびひかな?と思ったら医療機関へ!とびひの検査方法
とびひかな?と思われる症状が見られたら、放っておかないで、出来るだけ早く医療機関を受診することが不可欠です。
というのも前に触れた通り、感染力が強く、周囲の人に移しやすいのと、とびひに似た疾患も存在するため、自己判断で決めつけて、間違った治療、対処法をすることで、症状を悪化させたり、長引かせるリスクがあるからなのです。
とびひの診断に関しては、主に問診と視診がメインですが、菌にあった薬を選ぶために、以下のようなさらに詳しい検査を行うこともあります。
大切なのは早期発見をして周囲に移さない、症状を悪化させないこと!最悪の場合、合併症を起こす場合もありますので、覚えておきましょう。
4 薬物療法がメイン!とびひの治療法
とびひにかかったら、かゆみなどの症状を和らげるのと同時に、周囲の人に移さないために、適切な治療を受けることが大切です。
とびひの主な治療は、薬を服用する薬物療法がメインで、薬が合っていれば、通常1週間ほどで、完治するでしょう。
上記3つの他に、水疱性のとびひで浸出液が多いなど、症状によっては、ジュクジュクした患部を乾燥させる目的で、亜鉛華軟膏が使われることもあります。
薬を服用し始めて、3〜4日経っても改善が見られないようなら、薬が合っていないことも考えられますので、診断を受けた医療機関を再受診しましょう。
5 大人が感染したら?自分で出来る対処法や予防法
大人も子供も、とびひに感染した時の治療法はほぼ同じで、かゆくても掻かないこと、薬を正しく服用することの他に、日常生活で気をつけるべき注意点がいくつかあります。
とびひが完治しても、何度もかかる皮膚病ですので、日頃から再発予防に務めることも大切です。
免疫力や肌のバリア機能を高めるために、バランスの良い食事を心がけたり、皮膚に傷を作らないように気をつけ、もし出来てしまったら、早急に適切な処置をしましょう。
また職場においては、自分がとびひにかかっていることを申告し、患部をガーゼで覆うなどして、感染予防を徹底することがマナーです!
さて、『とびひの原因と症状と大人が感染した場合の対処法5つ』はいかがでしたか?
とびひだけに限りませんが、どんな病気においても早期発見と早期治療が、症状を悪化させないためには大切です。
また、とびひにかかってしまったけど、仕事等が忙しくなかなか病院へ行けない場合は、薬剤師の方に相談し、症状に合った市販薬を選ぶことになりますが、「単なるとびひ」だと軽く考えずに、出来るだけお医者さんに診てもらうようにしてくださいね。
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