爪が変色している!色別の病気の原因と対処法5つ

爪が変色している!色別の病気の原因と対処法5つ

ふとした瞬間に爪を見たとき、変色していることに気付いたことありませんか?

爪の色は自身の健康を表すので、普段と違う色に変わっていたら何らかの病気である可能性があるので注意が必要です。

普通の爪の色は薄いピンク色をしているのが正常になり、変色をした色によって病気の種類がわかるので、少しでも色がおかしいと思ったら病気を知って対処することが大切です。

特に、色が黒くなっている場合は最も危険な色のため、放置せず病院へ行くようにしましょう。

そこで今回は、爪が変色しているときに考えられる病気と、治療するための対処法をご紹介します!


爪が変色している!色別の病気の原因と対処法5つ


1 爪の色が黒いときに考えられる危険な病気


爪の色が黒色に変色したとき、黒子や内出血を起こしていることが大半ですが、メラノーマである可能性もあるので注意が必要です。

爪が黒色になったときに考えられる3つの原因

黒子

実は黒子は爪の中にもできるので、小さい斑点が現れたらよく観察してみましょう。

黒子が原因の場合、爪が伸びていくと少しずつ黒い斑点が移動するので、最初に見た位置と変わっていたら爪が色素沈着を起こした黒子になります。

黒子は良性の腫瘍のため体に害になるようなことはないので、安心をするためにも皮膚科へ行って検査してもらいましょう。

内出血

爪が黒く変色する前に、足に物を落としたりどこかにぶつけていたりしていませんか?

爪に衝撃が加わると、中で内出血を起こして変色や痛みを感じるようになるので、思い当たる節があったら皮膚科で治療することが大切になります。

内出血の場合、放っておいても自然に回復していきますが、状態が酷いときは正常に治らなくなるので適切な治療をするためにもしっかり診てもらいましょう。

メラノーマ

メラノーマは、初期症状は爪に縦の黒い線や黒子のようなシミができるのが特徴で、シミはただの黒子と勘違いしやすいのでまずは皮膚科へ行って確認をしましょう。

そして、メラノーマは刺激を与えると悪化してしまう可能性もあるので、黒色に変色していると気付いたときは触らないようにすることが大切です。

また、メラノーマは症状の進行がとても早く、早期発見をして治療を始めることがポイントになるので、爪が黒色に変わっていたら早めに皮膚科へ行きましょう。

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メラノーマの症状とほくろやシミと見分ける方法と治療法


2 白く変色しているときの病気


爪が黒色に変色すると命に関わるメラノーマの可能性が挙げられますが、反対色の白も放置していると危険のため注意しましょう。

爪の色が白に変色したときの原因

爪白癬

爪白癬は爪にできる水虫で、通気性が悪い靴のような高温多湿の環境でなりやすく、発症すると爪が白く濁って徐々に範囲が広がり、爪自体が厚くなるのが特徴です。

強い痛みや痒みなどといった症状はなく「爪周辺が少し痒いかな?」と感じる程度のため、気付かない内に病気が進行するので注意しましょう。

また、人に感染しやすい病気のため、誰かと共有で使っている物があるときはなるべく使わないようにすることが重要になります。

レイノー病

レイノー病は秋から冬にかけて発症する病気で、爪全体が白く変色して様々な症状が現れます。

レイノー病の主な症状4つ
  • 爪が白く変色する
  • 血行不良
  • しびれ
  • 痛み

レイノー病はストレスが溜まっていたり冷たい物を触ったりすると発症しやすく、症状が現れる部位は毎回異なる場合が多いです。

改善するためにはストレスを解消し、普段から体を冷やさないように心がければ、症状をある程度抑えられる上に予防にもなります。

ただし、病院に行かずにいると重症化する可能性もあるので、爪が白い状態になっているのを確認したらすぐに医師に相談しましょう。

ネフローゼ症候群

爪に白い線が現れ、いつまでも同じ状態であればネフローゼ症候群の可能性があります。

ネフローゼ症候群は血液中にあるタンパク質が尿に混ざって排出されてしまい、体が低タンパクの状態になる病気です。

ネフローゼ症候群の原因は、他の病気から発生する場合が多いので、何らかの病気を患っていたら爪の状態には注意しましょう。

ネフローゼ症候群の主な症状3つ
  • 爪が白く変色する
  • むくみ
  • 尿が泡立つ

ネフローゼ症候群は胸やお腹に水が溜まったり、むくみによって体重増加したりするなど様々な害が出てくるので、治療するためにも入院をして安静にする必要があります。

爪が白く変色したときは、水虫が繁殖していたりストレスが溜まっていたりなど、色々な原因があるので白くなっていると確認したら、早めに病院へ行って検査をしてもらってくださいね!


3 爪の色が黄色のときに現れる症状


爪は黄色にも変色することがあり、原因の大半が黄色爪症候群という病気で、名前の通り爪が黄色に変色する病気になります。

黄色爪症候群の原因はハッキリと解明されていませんが、中年以降に発生するリンパ関係のトラブルが原因だといわれています。

黄色爪症候群の症状3つ

  • 爪が伸びなくなる
  • 肺に水が溜まって呼吸困難になる
  • 体のむくみ

黄色爪症候群の症状はむくみが多いのでなかなか気付きにくいのですが、爪を見たときに黄色く変色していたら皮膚科へ行くことが大切です。

治療するためには病院で処方される薬の使用が必要になるので、自分で対処せず薬の力を頼るようにしてくださいね!


4 緑色に変色したときは菌の感染が原因


爪は緑色にも変色することがあり、原因は緑膿菌といわれる常在菌の一つで、健康であれば害のない菌ですが体の免疫力が低下すると発生します。

また、爪が何らかの病気によって傷ついていたり、湿って柔らかくなっていたりしていると、緑膿菌によって爪が緑色に変化してしまいます。

緑膿菌による変色を改善する方法

  • マニキュアのように爪に刺激を与えてしまう物を使わない
  • 爪や爪周辺を清潔にする
  • 濡れたら放置せず乾燥させる

緑膿菌による爪の変色は放っていても改善されないので、まずは爪を清潔にして病院へ行くことが重要になります。

そして、緑色の爪は水仕事や指をよく使う方がなりやすいので、色がおかしいと思ったら早めに医者に相談して対処してもらってくださいね!


5 爪の色が赤いときに気を付けたい病気


爪の色が赤くなったときは血液に異常が出ているというサインになるので、すぐに病院へ行って適切な処置を受ける必要があります。

そして、爪の色が赤くなったときに考えられる病気が多血症で、血液中に含まれる赤血球やヘモグロビンが異常に増えている可能性があり、体にも様々な症状が現れます。

多血症の主な症状4つ

  • 頭痛
  • 皮膚の痒み
  • 目の充血
  • 顔の紅潮

多血症は悪化すると血管を塞いで動脈硬化が起き、脳梗塞や心筋梗塞といった命に関わる病気につながる場合があるので、爪が異常に赤くなっているときは病院へ行ってくださいね!


爪は自分の体調を表していて、変色したときは何らかの病気である可能性があるので放置しないことが大切です。

そして、爪の変色の多くは他にも何らかの異常が体に現れるので、体調が優れなかったり少しでも色が変わったりしたら、何日も放置しないことが重要になります。

変色した後の放置期間が長引くほど症状が悪化する恐れがあるので、爪の色がちょっとでも変わっていたらすぐに病院へ行って適切な処置をしてもらってくださいね!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

爪が変色している!色別の病気の原因と対処法5つ

1 爪の色が黒いときに考えられる危険な病気
2 白く変色しているときの病気
3 爪の色が黄色のときに現れる症状
4 緑色に変色したときは菌の感染が原因
5 爪の色が赤いときに気を付けたい病気


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