爪は指先を保護する役割や、物をつかむときに力の加減を調節する働きを担っていますが、爪の下には毛細血管があるため、爪の色を見ると今の健康状態や病気の予兆を読み取ることができます。
また爪の色で病気を判断するだけでなく、爪の形や変形した爪からは、爪に起きている異常や体に起きている病気が分かります。
そこで今回は、爪の色や形の異常から考えられる病気の可能性と、爪自身の病気について、その対処方法を詳しくご紹介します。
爪の異常は要注意!原因として考えられる6つの病気と対処法
1 爪の色別で分かる病気とは
通常の爪の色はきれいなピンク色をしていますが、これは爪の下にある皮膚の毛細血管が透け、爪から見えるためですが、健康状態が悪いと爪自体も色が変化します。
このように爪の色からは様々な病気の可能性が考えられますが、爪の色だけで病気を特定することはできません。
気になる症状がある場合は、病院でさらに詳しい検査を受ける必要があります。
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2 爪の形で分かる病気とは
爪の色だけでなく、爪に起きる形の変化から、今体の中で起こっている不調や病気の予兆を推測することが可能です。
太鼓のバチのように、指先が腫れ、爪がその指を覆うように丸くなるバチ爪は、親指や人差し指に症状が出ますが、末端神経に流れる血液の量が増加して起こります。
ただしその原因となる病気については、様々な可能性があるため、病院での診察が必要となります。
爪の先端から内側が、スプーンのようにへこむスプーン爪は、爪が新しく生えてくる根元、爪母と呼ばれる部分に十分に血液が流れていないことによって起こります。
鉄欠乏症貧血によってスプーン爪になることは、広く知られているのですが、貧血は女性に多く、進行していてもなかなか自覚できないまま、スプーン爪になってから分かるということが少なくありません。
またスプーン爪になっていなくても、鉄欠乏症貧血になっていることもあるため、注意が必要です。
貧血が改善されれば、スプーン爪は爪の成長とともにきれいな爪になりますが、繰り返す可能性があるので、食生活や生活習慣を見直す必要があります。
3 爪の異常で分かる病気とは
爪に起きる異常は、病気が原因のものより、爪自身に何らかの不調や病気が起きているときにも起こります。
4 爪の正しい切り方とコツ
爪の変形や表面のガタガタなど、爪の異常は病気だけでなく日頃の爪の手入れが不十分なことも原因となります。
爪の白い部分までしっかり切らないと、爪を切った気にならないという方もいますが、深爪や白い部分を切り落とすと、爪と指先の肉が接している部分である爪床がむき出しになります。
この部分には毛細血管が集中しており、指先を使う作業などで圧迫し、乾燥するとささくれができやすくなり、爪自体にも負荷がかかり爪の変形も招きます。
さらに爪の両端の部分を切り落とすことで、陥入爪や巻き爪になりやすくなりますので注意が必要です。
爪切りは1,2週間に1回程度にし、爪にかかる負担をなるべく減らしましょう。
5 爪の異常を防ぐお手入れ方法
ネイルオイルには、ロールタイプで簡単に塗ることができるもの、マニキュアと同じように塗ることができるもの、筆ペンのように指1本や一部分だけに塗りやすい筆タイプのものとあるので、自分の手入れしやすいタイプのものを使いましょう。
さて、『爪の異常は要注意!原因として考えられる5つの病気と対処法』はいかがでしたか?
爪があることで、私たちは物をつまんだり、細かな作業ができますが、体の中で起きている異変の予兆を、爪の色や形から読み取ることができます。
日頃から爪の色や変化に敏感になるよう、毎日の爪の手入れとともに、爪を丈夫にするたんぱく質、ビタミンC、ミネラルをバランスよく食事で摂るようにしましょう。
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