食べ過ぎによる吐き気を早く抑える5つの対処法

食べ過ぎによる吐き気を早く抑える5つの対処法

ケーキバイキングや、焼肉の食べ放題、、、おいしいものが目の前にあると、ついつい食欲に負けて、食べ過ぎてしまいますよね。

さらに季節ごとのイベントなどで開放的な気分になると、食欲以上に食べてしまうこともあります。

ただ、たくさん食べてお腹の満足感は得られるものの、食べ過ぎによる吐き気に困ったことはありませんか?

「食べ過ぎたのは自分だから仕方がない、、、」とあきらめる前に、食べ過ぎによる吐き気を、早く抑える方法を試してみましょう。

そこで今回は、食べ過ぎによる吐き気を取り除くための方法を、詳しくご紹介します。


食べ過ぎによる吐き気を早く抑える5つの対処法


1 食べて&飲んでスッキリ!食べ過ぎを楽にする方法


「もう少しくらい、食べられそう、、、」というときは、消化を助ける食べ物や飲み物を摂ると、食べ過ぎた後のお腹が楽になりますよ。

そこで、消化を早める食べ物と飲み物をご紹介します。

消化を早める食べ物と飲み物

コーヒー

カフェインとポリフェノールの効果で胃酸の分泌が促進、消化を助けてくれます。
量は多くてもカップ1杯までとし、カフェインが苦手な方や妊娠中の方は、摂取量に十分に注意してください。

ガム

ガムを噛むことで唾液の分泌が促進され、消化が促進されます。
良い香りのする商品、口臭や虫歯を防ぐ効果の高い商品もあるので、表示をよく確認して目的に合ったものを選びます。

大根

大根に含まれるジアスターゼやアミラーゼなどの消化を助ける酵素が、食べ過ぎによる吐き気、胸やけを抑えます。
これらの酵素は熱に弱いので、大根おろしやサラダにして生で食べましょう。

キャベツ

キャベツに含まれるビタミンUは、胃の粘膜を保護してくれるので、胃の弱い方におすすめの食材です。
加熱しても生の場合と同様の効果があるので、胃の調子が気になる方は柔らかく煮て食べましょう。

どの食材も飲み物も、一度にたくさん食べたり飲んだりする必要はありません。

お腹に少しでも余裕があるときには、消化を早める食べ物や飲み物をとって、食べ過ぎの吐き気を撃退しましょう!


2 胃を刺激してドンドン消化!食べ過ぎを改善するストレッチ法


胃腸を動かし消化を早めるためには、下腹部と太ももの筋肉を伸ばしたり動かしたりするのが効果的です。

動く余裕のある方には、軽いウォーキングをおすすめします。

下腹部と太ももを意識して大股で歩くだけで、満腹感を和らげることができます。

ただ、食べ過ぎて「立ち上がるのがキツイ、、、」ということもありますよね。

そこで、席を外せない、つらくて立ち上がれない場合でも、その場で座ったままでもできるストレッチ法をご紹介します。

胃腸の働きを活発にするストレッチ法

①背筋を伸ばし正座します。
②手を左右に置いてバランスを取りながら、上半身を後ろにそらしていきます。
下腹部と太ももが伸びているのを意識してください。
③両手をゆっくりと頭の上に伸ばし、組みます。
④腰と太ももに力を入れ、組んだ両手を上に伸ばしながら、上半身全体を伸ばします。

10秒伸ばす×3回を1セットとしてストレッチを行い、胃のつっかえ感が緩和するまで続ければ吐き気も抑えられるようになります。


3 食べ過ぎの吐き気に効く!胃腸薬の選び方


「すぐに吐き気を抑えたい!」というときには、無理をせず薬に頼りましょう。

ただし、薬選びを間違えると、吐き気を抑えるどころか、吐き気の症状を悪化させてしまうことがあります。

そこで、食べ過ぎの吐き気に効く胃腸薬の選び方をご紹介します。

食べ過ぎの吐き気に効く胃腸薬の種類と特徴

総合胃腸薬

食べ過ぎや飲み過ぎ、二日酔いによる胃腸の様々な症状に効果があります。

消化酵素配合の胃腸薬

複数種類の消化酵素が配合されており、脂肪やタンパク質、糖質などの分解を助け、消化を促進します。
食べ過ぎには特に効果的で、食後に服用します。

胃の粘膜の保護・修復効果の高い胃腸薬

胃の粘膜に作用する成分が配合されており、飲み過ぎなどで荒れた胃の調子を整えてくれます。
食べ過ぎの時だけではなく、空腹時にも胃痛を感じる方に有効です。

食後に吐き気を感じた時にすぐ服用したい時には、総合胃腸薬や消化酵素配合の胃腸薬がおすすめです。

一方、翌朝など時間が経っても胃もたれや胸やけなどの不快な症状が残っている時には、胃粘膜の保護成分、胃酸を中和してくれる制酸剤が配合された胃腸薬が効果的です。

「吐き気がつらいから、、、」と薬を飲み過ぎると、副作用が出ることがあります。

持病のある方は医師や薬剤師などに事前に相談し、それ以外の方も医薬品メーカーのサイトなどで正確な情報を集め、症状や体質に合ったものを選んでください。

副作用やトラブルを防ぐために、パッケージに記載された使用上の注意をよく読んでから使用しましょう。


4 吐き気を撃退!食べ過ぎを治すツボ押し2つ


「動くのもつらい、、、」というほど、食べ過ぎてしまうことがありますよね。

そんなときには、無理に体を動かず、消化を促進してくれるツボ押しを試すことがオススメです。

そこで、食べ過ぎに効くツボを2つご紹介します。

中かん

中かんのツボの場所
胃の中央にあるツボで、みぞおちとおへそを結んだ線上、おへそから指4本分上にあります。
腹部膨張感や胸やけ、下痢などにも効果があります。

押し方

①両手の人差し指、中指、薬指を揃え、中指をツボに当てるようにして重ねます。
②息を吐きながら軽く押します。
両手の中指で円を描くように、5秒程度ツボの周囲を優しくマッサージします。
③息を吸いながら指を戻します。
※自然な呼吸を心掛け、②と③を5回繰り返し押します。

注意点

強すぎない力で、優しく指圧しましょう。

胃点

胃点のツボの場所

耳の真ん中にある軟骨の先端にあります。
食べ過ぎ防止効果もあるので、食前15分前くらに押すのがおすすめです。

押し方

①親指を耳の後ろに、人差し指をツボに当て、揉むように刺激します。
②左右60回ほど、行いましょう。

注意点

小さなツボなので、押しにくいときには、綿棒や爪楊枝の尖っていない部分で刺激すると効果的です。

この2つのツボの他にも、みぞおちとおへその間、耳の内側には消化器系のトラブルを予防・改善してくれるツボが集まっています。

胃腸の不調を感じる時は、耳全体を揉んだり軽く引っ張ったりするだけでも、胃腸の働きを整えてくれます。

ツボを刺激すると代謝が促進されるので、食べ過ぎだけでなくダイエットにも効果がありますよ。


5 食べ過ぎたときに気をつけるべき生活習慣


食べ過ぎたあと、普段と同じように仰向けで休んだり、吐き気にまかせて吐いてしまったりしていませんか?

実は、食べ過ぎたあとの何気ない行動が、消化を遅らせてしまうことがあるのです。

そこで、食べ過ぎたときに気をつけるべき生活習慣を3つご紹介します。

食べ過ぎたときに気をつけるべき生活習慣

寝る時は右を下にする

胃の中で食べ物の流れる向き合わせて、右半身を下にして寝ます。
胃の出口に向かってスムーズに食べ物が流れ、消化が促進されます。
逆流性食道炎の方は、食べ物の逆流を防ぐために左を下にしましょう。

なるべく吐かない

吐くことで、胃酸が逆流して食道や喉に傷がつく可能性があります。
どうしても吐きたい時は我慢せずに、吐き気を促すためにコップ2杯程度の水を飲み、吐いた後には口をすすぎましょう。

落ち着いたらお風呂に浸かる

お風呂に浸かることで、新陳代謝が活発になり消化が促進されます。
ただ、食後すぐの入浴は消化を妨げてしまうので、控えましょう。

食べ過ぎた後すぐは運動や入浴を控え、お腹の調子を整えましょう。

また、食べ過ぎた次の日は、胃腸が弱っていますので、サラダやヨーグルトなど、軽めの食事を心がけてくださいね。


さて、『食べ過ぎによる吐き気を早く抑える5つの対処法』はいかがでしたか?

食べ過ぎによる吐き気を防ぐには、食べ過ぎないことが一番です。

なるべく食べ過ぎないように、食べる前にコップ1杯の飲み物を飲んだり、食事中は、よく噛んで食べるように気をつけてみてください。

吐き気以外に、発熱や下痢の症状があるときには、ただの食べ過ぎではなく、病気の可能性がありますので、病院を受診してくださいね。

食べ過ぎに困ったときは、自分にあった対処法で、つらい吐き気をスッキリと解消しましょう!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

食べ過ぎによる吐き気を早く抑える5つの対処法

1 食べて&飲んでスッキリ!食べ過ぎを楽にする方法
2 胃を刺激してドンドン消化!食べ過ぎを改善するストレッチ法
3 食べ過ぎの吐き気に効く!胃腸薬の選び方
4 吐き気を撃退!食べ過ぎを治すツボ押し2つ
5 食べ過ぎたときに気をつけるべき生活習慣


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