はちみつで太るのは嘘?健康やダイエットで活かすための正しい摂取方法

はちみつで太るのは嘘?健康やダイエットで活かすための正しい摂取方法5つ        

はちみつは健康や美容にいいと聞いてはいるものの、そのしっかりした甘さに食べたら太ってしまうかも、と心配で食べるのを何となく避けている、ということはありませんか?

実ははちみつは砂糖よりも低カロリーで、ミツバチの赤ちゃんを育てるために、豊富な栄養が含まれており、はちみつを食べることは、太る原因にならないばかりか、健康な体作りやダイエットにもなるのです。

ただしはちみつも、砂糖と同じようにたくさん使ったり食べたりすれば、太る原因にもなってしまいます。

そこで今回は、健康やダイエットに活かすためのはちみつの適量、そして正しい摂取方法についてお伝えします。


はちみつで太るのは嘘?健康やダイエットで活かすための正しい摂取方法


1 はちみつは太るどころか栄養豊富?体に与える効能とは?


はちみつはミツバチが花の蜜を集めたもの。ただし花の蜜そのものではなく、ミツバチが体内で唾液と混ぜ合わせ、巣に蓄えて乾燥させて凝縮したものです。

はちみつはそのほとんどがブドウ糖と果糖で出来ており、どちらもそれ以上分解される必要のない単糖類であるため、体内ですぐエネルギーに変わります。

さらにはちみつには、ビタミン類、ミネラル、アミノ酸や酵素が豊富に含まれていて、天然の総合栄養食品なのです。

はちみつの健康に役立つ3つの効能

栄養補給

はちみつは単糖類といって、分解する必要がない糖質であるため体内ですぐ吸収されます。

そのため胃腸に負担をかけずに効率よくエネルギーになります。

運動の後はもちろん、病気の後の回復や産後の栄養補給にも効果を発揮します。

腸内環境の改善

はちみつにはグルコン酸という有機酸が含まれています。

グルコン酸は胃酸に強いため、大腸までそのまま届き、ビフィズス菌を増やし腸内の働きを活性化させることで、腸内環境を改善し、下痢や便秘を解消します。さらに腸内環境を改善することで、免疫力を高め、血液の流れをスムーズにしてくれるのです。

血行を改善し動脈硬化を防ぐ

水溶性のビタミンであるコリンには、血管を広げて血圧を下げ、さらに悪玉コレステロールが血管に沈着することを防ぐ働きがあります。

さらにミネラルのカリウムが余分なナトリウムを排出するため、この2つの栄養素の働きで血液の流れを改善し、動脈硬化を予防してくれます。

さらにはちみつに含まれるビタミンのほとんどは単独で活動する活性型のビタミンで、体内に入ってすぐ活動を始めます。

通常のビタミンは不活性型で、相互に作用し合ってはじめてその効能が発揮されるため、すでに多くのビタミンやミネラルを含んでいるはちみつは、食べるだけですぐ効果を得ることが出来るのです。


2 本当に健康にいいはちみつは太ることはない?その選び方


はちみつといっても、店頭やネットショップでは様々なはちみつが販売されています。

中でもよく見る表示が、天然と純粋のはちみつです。

天然はちみつと純粋はちみつの2つの違い

・天然はちみつは栄養が豊富だが、加工していないため細菌や微生物も含まれる
・純粋はちみつは糖度が低いため、加熱処理をすることで長期保存が可能なもの

ただしはちみつの中には、加熱処理をした後水飴を混ぜたものでも、純粋はちみつと表記されていることがあります。

はちみつの栄養がしっかり詰まったものを選ぶために、ラベルで以下のことをよくチェックしてから購入するようにしましょう。

はちみつを購入する際にチェックしたい4つのこと

・添加物が入っているもの、極端に安いはちみつは買わない
・養蜂場や養蜂家の名前や顔、所在地が明記されているものを選ぶ
・結晶化しないはちみつはやめておく
・透明なはちみつより濁ったものを選ぶ

ただし季節によってはちみつが結晶化する時間に違いがあり、販売されているお店の空調などによって結晶化しにくい場合もあります。

透明度についても、花の種類によって色や濁りの度合いは変わってきますので、ラベルで加熱処理の有無と糖度を確認しましょう。

はちみつは糖度が78%以上あれば、何もしなくても長期保存が可能なので、はちみつ専門店などで、よく表示を確認して安心できるものを購入するようにしましょう。


3 はちみつで太るどころかダイエット?その正しい食べ方は?


はちみつダイエットとは、寝る前にスプーン一杯のはちみつを食べるだけでダイエットできるという方法です。

これは寝ている間に分泌される成長ホルモンのために、脳が使う糖質が必要ですが、不足しがちな糖質をはちみつで補うことで脳の働きをスムーズにし、脂肪の燃焼を助けることにつながります。

簡単ですぐ出来そうですが、ただはちみつを食べるだけでは意味がありません。

はちみつを食べる前に、以下のことを心がける必要があります。

はちみつダイエットをする前にきちんとしておきたい4つのこと

・栄養バランスの取れた食事を摂るようにする
・寝る3時間前、遅くても2時間前までには食事を終わらせる
・寝る1時間前にスプーン一杯のはちみつを食べる
・はちみつは甘味料や砂糖が使われていない天然のものを選ぶ

さらにしっかりと睡眠を取ることも、成長ホルモンの分泌が促されます。

はちみつを夜寝る前に食べることで、虫歯が心配という方もいるかもしれませんが、天然のはちみつには抗菌作用がありますので、逆に虫歯の予防になります。

食べ過ぎると逆に糖分の摂り過ぎとなりますので、量に気をつけて毎日の習慣に取り入れてみましょう。


はちみつに含まれる栄養と効能、そしてはちみつを使ったダイエットや健康法についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

はちみつには300種類もの豊富な栄養素が含まれており、すぐに体に吸収されるため、疲労回復にはぴったりの食材です。

さらに抗菌や殺菌効果がありますので、きちんと保存をすれば腐ることもありません。

その甘さから太るといった誤解も受けますが、それは砂糖と同じように多く使うためです。

糖度が高いので、それほど量を使わなくても十分に甘みが感じられます。

ただし水飴や甘味料を使って糖度を補っているはちみつは、少しの量でも糖分の摂り過ぎになってしまいますので、はちみつを購入する際には、天然のはちみつを選ぶようにしましょう。

まとめ

はちみつで太るのは嘘?健康やダイエットで活かすための正しい摂取方法

1 はちみつは体の中ですぐエネルギーに変わる単糖類
2 はちみつは活性化ビタミンを含んでおり体の中ですぐ活動する
3 はちみつの殺菌作用は傷の手当てや消毒に有効
4 健康や美容に効果があるのは糖度の高い天然はちみつ
5 はちみつダイエットとは寝る3時間前に食事を終えて寝る1時間前にはちみつを食べる


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