納豆の食べ過ぎはNG!キレイになるために気をつけたい食べ方6選

納豆はいまいち

日本の伝統食品である「納豆」。大豆に発酵の力が加わることでさまざまな効果を発揮し、栄養価も高く健康や美容に良い食品として知られていますよね。

ところが、いくら健康や美容に効果がある納豆でも、食べ過ぎれば健康を損なうリスクがあることをご存知でしょうか?

そこで今回は、納豆パワーでキレイになるために、特に気をつけておきたい納豆の食べ方をご紹介します。


納豆の食べ過ぎはNG!キレイになるために気をつけたい食べ方6選


1 お通じを改善する最適な納豆の量


納豆でキレイになれる効果として、是非知っておいていただきたいのが整腸作用です。

日頃から便秘気味でお悩みの女性にとっては、お通じが改善されてキレイになれるなんて、とても嬉しい効果ですよね。

納豆は大豆とほぼ同量の食物繊維を含んでいますが、便のかさを増やしてしまう不溶性が大半の大豆に比べ、納豆は腸で善玉菌のエサとなる水溶性の割合が多く、便そのものが健康的になり、さらに納豆菌が腸内の悪玉菌の繁殖を抑えてくれるので、排便量や排便回数が改善されるというわけです。

この効果を得られるようにするためには、決して納豆を何パックも食べる必要はなく、1日1パック(50g)の量で十分です。

約2週間毎日食べ続けることで、お通じ改善効果が実感できるでしょう

ひきわりタイプよりも丸大豆タイプの納豆の方が、食物繊維が多いのでお薦めですよ!


2 食べ過ぎに注意して納豆で骨密度の低下を防ぐ


納豆の嬉しい効果として、もう一つ注目したいのが、骨を丈夫にする作用があることです。

特に女性ホルモンは、健康と美容の両面において非常に大きく影響するものですが、女性の誰もがいつかは必ず迎える閉経後、その時の骨密度を想像できますか?

実は、納豆を食べる量が多いほど、閉経後の骨密度低下率が抑えられるのです。

納豆の元である大豆に含まれる大豆イソフラボンと、納豆菌が作り出すビタミンK2、カルシウムの働きによって、骨からカルシウムが流出するのを防いで骨を丈夫にし、眠っている間に骨や歯の形成してくれます。

中でも納豆に含まれるビタミンK2は、カルシウムを骨に定着させる役割を担い、食材の中では断トツの含有量!そして骨の形成に欠かせないカルシウム含有量も、牛乳100mlあたり110mgに対して、納豆は100gあたり90mgと引けを取らない量なのです。

若さを保つためには骨密度だけではなく体内年齢の若返りも大切!納豆だけを食べ続けても骨密度低下には効果的なのですが、やはり食事はバランスが大切!カルシウムを多く含む煮干しや桜えびなどの魚介類、ビタミンK2を含むブロッコリーやほうれん草などの野菜も食べるようにしましょう。


3 納豆を食べて血液サラサラにする


納豆に含まれる血液をサラサラにしてくれるナットウキナーゼという成分は、就寝前後に活発に働くため、おかずに向いている糸引きタイプの納豆を夕食時などに取り入れてみましょう!

夕食にお薦め!おかず向き納豆(糸引きタイプ)

大粒納豆

煮たり蒸したりした大豆を丸ごと発酵させており、しっかりした大豆の食感を味わえ、粘りは少なめ

小粒納豆

大粒に比べて粘りが強く、他の食材と合わせて使いやすい

ひきわり納豆

煎った大豆を粗くひき割ったもので、粒が小さいのでソースとしても使いやすい

これらの糸引きタイプの納豆を美味しく、納豆菌の効果を最大限に得ようとするためには、賞味期限に近くなってきたものの方がお薦めです。

ただし、心臓疾患や血栓症でワーファリンという血液凝固作用のある薬を服用されている方は、食べ過ぎることのないように注意してくださいね!


4 ホルモンバランス乱れを正常化する大豆イソフラボンの適量


女性ホルモンに似た構造を持つことで、今や広く知られることとなった大豆食品に含まれる「大豆イソフラボン」は、生理前後の不調を緩和し、美肌効果などの女性ホルモンの働きを多方面で助けてくれるという、女性にとっては非常に心強い味方です。

ただし、食べ過ぎるとホルモンのバランスが崩れてしまい、返って生理不順や子宮内膜症を引き起こしてしまう原因になります。

また、大豆イソフラボンの効果は個人差もあり、腸内でイソフラボンをエクオールという成分に変換する菌を持っている人は効果が高くなります。

簡単な尿検査でエクオールに変える菌を持つ体質かを調べることもできます。

いずれにしても、大豆イソフラボンの適量は一日75mgまでなので、多くても2パックまでの摂取をお薦めします!


5 カロリー過多にならない納豆の最適量


「コレステロールを下げる」=ダイエットに効果があると思い込み、一日3食、美容にもいいからと積極的に納豆を食べてはいませんか?

1日3食(3パック)を毎日食べている場合は摂取上限をオーバーすることになり、健康を損なってしまう可能性があるため、過剰摂取の状態といえます。

納豆1パックは100カロリーありますが、それを運動量に換算すると

  • なわとび30分
  • 自転車30分

で消費するカロリーに相当します。納豆の栄養価は確かに優れていますが、意外に高カロリーの食品なのです。

普段の生活が運動不足気味だという方は、どうしても消費カロリーを確保しにくくなりますので、ダイエット効果を期待することは難しいでしょう。美容効果を期待して食べる場合であっても2パック以下に抑えて食べるようにしましょう!


6 納豆の食べ過ぎで痛風?気をつけるべきプリン体の量


最近プリン体ゼロという表示のビールや発泡酒を多く見かけるようになりましたが、体の外に排出されなかったプリン体は痛風の原因となります。

プリン体を多く含んでいる食品を食べ過ぎれば、プリン体が体内にたまり過ぎてしまうため、痛風を発症しやすくなります。

納豆に含まれるプリン体はビールの約20倍もあることをご存知でしょうか?

1日1~2パック程度の納豆であれば特に問題はありませんが、プリン体を多く含むビール、豆腐や枝豆・納豆などの大豆製品を毎日同時に食べている場合は、痛風を発症する可能性が高くなってしまうので注意が必要です。

納豆に限らず、プリン体を多く含む大豆製品の過剰摂取には気をつけましょう!


さて、『納豆の食べ過ぎはNG!キレイになるために気をつけたい食べ方6選』はいかがでしたでしょうか?

納豆の食物繊維はお通じを改善し、ビタミンK2は骨を丈夫にします。

また、女性ホルモンに似た働きによって女性特有の不調を緩和してくれる、栄養価の高い優れた食品なのですが、健康や美容に効果があるからといってやたらと食べ過ぎるのは禁物です。

今回ご紹介したように、納豆を食べ過ぎないように様々な食品と合わせてバランス良く食べることを意識すれば、納豆の嬉しい効果が得られるようになります。

ぜひ納豆の食べ方に気をつけて、歳を重ねても若々しく健康な体のまま、体の中から美しさを手に入れましょう!

今回ご紹介した内容に関連する記事として

も併せてご覧ください。

まとめ

納豆の食べ過ぎはNG!キレイになるために気をつけたい食べ方6選

1 お通じを改善する最適な納豆の量
2 食べ過ぎに注意して納豆で骨密度の低下を防ぐ
3 納豆を食べて血液サラサラにする
4 ホルモンバランス乱れを正常化する大豆イソフラボンの適量
5 カロリー過多にならない納豆の最適量
6 納豆の食べ過ぎで痛風?気をつけるべきプリン体の量


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